
中国リスク!ゼロコロナでホンハイのiPhone生産台数が減少
どうも〜、ゴダです。
今回はiPhoneについて。
実は、iPhoneは台湾企業が製造しています。
↑この認識の人は当記事を読みましょう。笑
iPhoneはアップルが台湾企業に依頼して主に中国工場で製造しています。
つまり、iPhoneの製造には米台中の三カ国が密接に関わっているのです!
そして現在コロナの影響で中国工場の生産に大きな影響が出ています。
このように台湾や中国でトラブルがあるとiPhpneの製造が止まってしまいます。
フォックスコン(ホンハイ)の中国鄭州工場の社員が大量離職!原因はゼロコロナ政策による締め付け
iPhoneは中国鄭州にあるフォックスコン(ホンハイとも)の工場で主に製造されています。
中国鄭州工場では2022年10月ごろからじわじわとコロナ感染者が増え始め、中国政府のゼロコロナ政策に基づいて締め付けを強化してきました。
具体的には、工場内の建物ごとにPCR検査を実施、工場の食堂を閉鎖して食事は寮の自室でとることを強制、立ち入り禁止エリアの増加などです。
この対策を受けて工場スタッフが大量離職しているというのです。
安定した職を捨ててまで田舎に帰ってしまう。
相当ストレスがかかっていることがうかがえます。
フォックスコンの中国鄭州工場の生産能力が低下!2022年第4 四半期は

フォックスコンの中国工場
フォックスコンの社長・テリーゴウによると、2022年第4 四半期のiPhone出荷台数は約7000万から7500万台減少し、以前の20%まで減少するそうです。
また、2022年11月の鄭州工場の平均稼働率は20%程度に過ぎません。(12月には30~40%に改善される可能性があると言われています。)
この状態が続くと将来的にiPhoneの生産が追いつかなくなるため、フォックスコンはインドのiPhone工場を拡大する方向に舵を切っています。
【ゴダの所感】中国リスクについて思うこと
わたしは中国が嫌いではありません。
わたしが中国語を始めたのはそもそも中華文化に興味があったからであり、中国・台湾・香港・シンガポールなど、どの中華圏の国に対しても同じように親しみがあります。
実際、コロナが流行る2019年までは毎年のように中国に行っており、これまで合計で8回くらいは中国に行っています。この回数が多いかどうかは置いといて、とにかく毎年行くほど好きでした。
▼2018年の北京旅行。ハードコアなオリエンタルの世界にどっぷりハマった!

▼2017年の深セン&広州旅行。現地で働く友達に中国企業についてインタビューしました。

しかし、政治や軍事については警戒していますし、中国とのビジネスについても警戒しています。
中国は一党独裁の国です。
政府の発表で一夜にして方針が変わることもあります。
台湾に長年住んでいると分かりますが中国政府は経済を利用して他国と交渉します。
例えば、台湾の選挙で台湾独立派が有利になると、中国政府は中国人の台湾旅行や台湾からの輸入を制限します。
その度に台湾経済はダメージを受け、他の国に頼るなどして解決法を模索してきました。
中国は経済を利用して政治的に自国に有利になるように動くのです。
これには日本も警戒するべきだと思います。
コロナ前まではインバウンドなどと言って日本は中国人相手に大儲けしていました。
儲かっているうちはいいですが、途中で中国政府が「俺たちの言うことを聞かないと日本旅行を制限するぞ」と言ったらどうでしょう?
日本政府としてはインバウンド業者を守らなくちゃいけないし、かといって政治的に譲歩してはいけない問題もあるはず・・・
結局、経済をとるのか政治をとるのかという話ではなくて、最初から自国経済を他国に依存してはいけないのです。
インバウンドは確かに儲かりますし、ハイテク分野に比べると参入しやすいです。
しかしだからと言って中国に依存しすぎは危ないと思うのです。
▼関連記事


▼参照記事
https://tw.news.yahoo.com/iphone-14-pro出貨恐減2千萬支-郭明錤-鴻海難奪15-015900847.html
コメント