どうも〜、ゴダです。
2022年11月現在、中国で「白紙革命」という大規模デモが発生しています。
Twitterなどではデモの様子がシェアされていますがそのどれもが断片的な情報です。
というわけで今回は「白紙革命」が分かるよう簡単にまとめました!
以下の疑問に答えるつもりで書きました↓↓
ゼロ知識でも読めるよう簡単な言葉で整理しました。
ぜひリラックスして読んでください。
なぜ中国で大規模デモ「白紙革命」が起こったのか?きっかけ(理由)は?
2022年11月現在、中国はいまだにゼロコロナ政策を継続しています。
中国の多くの都市でロックダウンをしているのです。
そんななか2022年11月24日に新彊ウイグル自治区ウルムチ市でビル火災が発生しました。
しかし中国はロックダウンの真っ最中であり中国政府はビルの非常口を封鎖してしまいました。
これによりビルに住む10人が焼死し9人が怪我をしました。
そして習近平はこのニュースは無視し、逆に大震災が起きたソロモン諸島に見舞いの電報を送りました。
これを受けもともとゼロコロナ政策に不満があった中国人民は大激怒しました。
現在は上海、北京、広州、武漢などの大都市で大規模デモへと発展しています。
なぜ「白紙革命」と呼ぶのか?(白紙革命の名前の理由)
中国では政府批判は禁止です。
ちょっと政府を批判するとすぐに逮捕されてしまいます。
そのため中国国民は白い紙を配ったり貼ったりして「言いたいことも言えない」を表現してるのです。
また、なかには難しい数式である「フリードマン方程式」が書かれた紙も見られます。
これは「フリードマン」の英語(friedmann)と「自由」の英語(freedom)が似ているためと言われています。
いずれにせよ中国国民は文字を書いて抗議できないため白紙やフリードマン方程式で抗議しているのです。
1989年の天安門事件以降、初めての大規模デモと言われる
中国では1989年にも政府への抗議活動がありました。
これは「天安門事件」と呼ばれ中国の民主化を願う人々による抗議活動でした。
天安門事件の際、中国政府は抗議活動をしずめるため戦車やピストルを使って自国民を攻撃しました。
報告によると中国政府は1万人以上の自国民を殺したとも言われています。
こうした大規模な殺戮(さつりく)は中国国民を恐怖に陥れました。
「政府批判をしたら逮捕されるし、最悪の場合は殺される」という認識ができたのです。
よって天安門事件以降、中国では大規模なデモはずっと発生していませんでした。
しかし今回は少し違います。
数年にわたるゼロコロナ政策に疲れた中国人が立ち上がり街頭でデモをしているのです。
なかには「習近平は辞職しろ」「共産党は解散しろ」など過激な言葉を叫んでいる人もいます。
これはこれまでの中国では考えられないことです。
上でも述べましたが、中国では少しでも政府批判をすると逮捕されますし、場合によっては家族が脅され殺される可能性もあります。
「危ないから抗議はやめておきなよ」と言いたくなりますが、危険なリスクを背負ってまでも抗議するほど不満が溜まっているということなのでしょう。
実際、白紙革命ではどのようなデモ・抗議・衝突が起きているのか?
Twitterをやっていると他人がシェアした白紙革命の動画を目にすることがあります。
ここではTwitterをやっていない人向けに実際どのような事態が起きているかを紹介します。
中国で何が起きているんでしょうか?メディアの皆さん報道して下さい。pic.twitter.com/T0EEbLTLtF
— フィフィ (@FIFI_Egypt) November 28, 2022
まず一つ目の動画はこれ。
白い服を着ているのが政府側の人で、それ以外が抗議活動をしている人です。
大きなものを投げたりして、かなり激しく衝突していることが分かります。
この動画の場所や衝突の理由までは分かりませんが、今回の抗議の一部のようです。
震撼人心!上海人民高呼:习近平下台!共产党下台!中国爆发大规模学潮,五十多所高校发起示威。中国人民站起来了!纷纷冲破封控。习政权激怒十亿国人 pic.twitter.com/GQEolVKjtT
— 陈破空 (@chenpokong) November 27, 2022
二つ目の動画は上海から。
先ほどの動画とは違って暴力はなく冷静に抗議しているように見えます。
しかし「習近平は辞職しろ」「共産党は解散しろ」などと叫んでおり、ある意味さきほどの動画より過激です。
英国 伦敦 中国大使馆前
人们在高喊 习近平,下台 pic.twitter.com/y07MKU8KRU— 李老师不是你老师 (@whyyoutouzhele) November 27, 2022
三つ目の動画は英国から。
ロンドンにいる中国人たちがロンドンの中国大使館を取り囲み「習近平は辞職しろ」などと抗議しています。
今回のデモは中国国内だけでなく海外にも波及するほどの規模となっているのです。
🇨🇳中国屈指の名門校である北京の清華大学で学生達が自由を求めるスローガンを唱えながら立ち上がりつつある…🐸 pic.twitter.com/GHDgi1LO5m
— morpheus🪖Reloaded⚔️地滑り的勝利への覚醒🏆 (@Reloaded7701) November 28, 2022
四つ目の動画は北京にある清華大学から。
清華大学といえば中国最高峰の大学の一つであり日本でいうと東大や京大のような大学です。
今回のデモでは国のエリート層も主体的に抗議(清華大学では主に民主化・法治化を主張)しているのです。
【私の個人的な所感】中国の白紙革命はこの先どうなるのか?
白紙革命はこの先どうなるのか?
個人的には、やはり武器を所有している中国政府が人民に勝つと思います。
しかしデモの過程でより一層の混乱が起き、各方面に負の影響が出ることでしょう。
中国株や人民元を買っている人は、さらに価値が下がるかもしれません。
中国とビジネスをしている人は、しばらく不安定な状況が続くかもしれません。
中国へ留学に行きたい人は、しばらくやめておいた方がいいかもしれません。
あくまでも私の予想です。
参考程度にとどめておいてください。
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