こんにちは、ゴダ(@oogoda1)です。
わたしは台湾と香港が大好きです。
どれくらい好きかというと、台湾には2011年から現在まで住み、香港には5回も旅行しているほど。笑
これだけ台湾と香港にハマり中国語もある程度できるようになると両者の違いも明確に分かってきます。
というわけで今回は台湾旅行か香港旅行かで迷っている人向けに台湾と香港の比較をしてみました。
どうぞ、参考にしてみてください(^_^)
この文章を読んでほしい人
→ 台湾と香港のどちらに旅行しようか迷ってる人
→ 台湾(香港)は何回も行ってるけど、香港(台湾)には行ったことがない人
台湾と香港の基本データ比較
台湾 | 香港 | |
人口 | 約2,353万人(2016年時点) | 約737万人(2016年時点) |
面積 | 36,193 km2 | 1,104km2 |
言語 | 中国語、台湾語、客家語、原住民語 | 広東語、中国語、英語 |
宗教 | 道教、仏教、プロテスタント、カトリック | 道教、仏教、プロテスタント、カトリック |
一人当たりGDP(名目) | 22,453.43 US$(2016年) | 43,527.99 US$(2016年) |
経済成長 | 1.4%(2016年) | 2.05%(2016年) |
失業率 | 3.92%(2016年) | 2.68%(2016年) |
参考元:世界経済のネタ帳
まずは台湾と香港の基本データを表にしてみました。
こうして表にすると両者の違いがはっきりわかりますねー。
すぐ目に付くところでいうとまず面積が全然違いますよね。
台湾の面積は九州とほぼ同じで、香港の面積は東京都の約半分といったところ。
だから台湾はけっこう大きくて移動に時間がかかります。
一方、香港は地下鉄でスッと移動できちゃう感じですね。
それから言語・物価・人の雰囲気なんかも全然違うんです。
というわけで台湾の香港の違いを軽く説明すると、以下のようになります。
・台湾人は中国語を話し、香港人は広東語を話す、
・台湾の物価は香港より全然低い、
・台湾人はおっとりしてていい意味でテキトー、香港人は時間の流れが早くて都会的。
この通り、台湾と香港は似てるように見えるけど実際は全然違うんです。
歴史や政治から違いを知るにはコチラの記事がオススメです。
台湾人と香港人の語学力
台湾人の英語力 VS 香港人の英語力
英語が通じる国は旅行しやすいですよね。
だから旅行先で英語が通じるかどうかが気になる人も多いはずです。
というわけで、イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン社が発表している国別英語力ランキングを見てみました。
上記の通り、台湾は対象国中33位であり、香港は30位となっています。
能力レベルはどちらも「標準的」に分類されており、ほとんど差がないことが分かります。
実際わたしも台湾と香港を旅行をしてみて、どちらの英語力も同じくらいだと思いました。
台湾人も香港人も一般人は英語ができない人が多いです。
でもどちらも観光地の店員さんや大卒者はかなりしゃべれるので安心してください。
また、香港は1997年までイギリス領だったので英語が上手だと思われていますが、実際はそうでもありません。
イギリス統治時代、一般人は広東語を使って生活しており、英語は一部のエリートのためのものだったそうです。
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EF EPIでは香港人の方が英語が上手という結果が出ているが、実際は差を感じない。
台湾でも香港でも、観光地・ホテル・若い人・大卒者の英語力は高い。
何はともあれ、ホテルや観光地では英語が通じるのでご安心を。
台湾人の日本語力 VS 香港人の日本語力
日本語能力検定(JLPT)2016年第一回目 受験者数
台湾:35,835人(人口比:0.1522%)
香港:5,250人(人口比:0.0711%)
人口比でいうと「日本語を勉強している台湾人」は「日本語を勉強している香港人」の約二倍いることが分かります。
このことから、台湾の方が日本語が通じる可能性が高いことが分かりますね。
ただ、0.1522%というと1000人中たったの1.5人という意味です。
「台湾は日本語が通じる」とはとてもじゃないけど言い難いですよね。
実際、台湾も外国語といったらまず英語であるため、英語ができる人の方が圧倒的に多いです。
観光地やホテルには日本語ができるスタッフがいることが多いです。
結果:台湾人の勝ち
台湾の方が日本語を話せるとはいえ、1000人に1.5人程度という極めて少ない数字。ただ観光地やホテルは日本語ができるスタッフがけっこういるので安心できる。
台湾の衛生 VS 香港の衛生
清潔さでは香港に軍配が上がるでしょう。
香港はビルと人が多くてゴミゴミしていますが、食中毒になったという話は聞きません。
道も綺麗だし、食事も衛生的。個人的に香港はかなり安心して旅行できる場所です。
一方、台湾のトイレや屋台はあまりきれいではありません。
大好きな台湾のことを悪く言いたくはないですが、本当なんだから仕方がないです。
特に屋台で海鮮物を食べるときは注意してくださいね。
過去にお腹を壊した人を何人も見て来ましたので・・・
旅行中の食中毒は本当に辛いですよ。
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結果:香港の圧勝
香港は人が多くてゴミゴミした印象だけど、道や食事はきれい。
台湾はトイレや屋台が汚い。海鮮料理(特に牡蠣)は避けるのが無難。
美味しいんだけどね。
台湾料理 VS 香港料理
台湾料理で代表的な料理といえば、滷肉飯(魯肉飯)や牛肉麺などですね。
実際とても美味しいので、この2つはぜひ食べてみてほしいです。
ただ、実際のところ台湾の料理は全体的に甘めで薄味なものが多いです。
また八角という調味料を使用した料理が多いのも特徴的です。
八角は独特の匂いがするため、八角が苦手という日本人はたくさんいます。
ですが辛い料理は少ないので、辛い料理が苦手な人でもいけます。
なお台湾は歴史的に中国各地からの移住者が多く、小籠包(上海)や北京ダック(北京)など中国各地のグルメを楽しむこともできます。
また台湾は夜市が多いので、食べ歩きができるのも魅力の一つです。
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香港は広州から近く、そのためたくさんの広州料理店が軒を連ねています。
また、中国茶を飲みながら点心を食べれる「飲茶」は、広東省・香港・マカオの文化です。
香港にもたくさんの飲茶店があるので、ぜひネットで検索するなどして美味しい店を見つけたいものです。
また、台湾料理と同じように、香港料理も全く辛くはありません。
でも実はちょっと油っぽいんですよね。
人によってはクドく感じ流ので、気をつけてください。
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結果:ドロー(引き分け)
台湾料理は甘くて薄味のものが多い。八角を使った料理も多いため、独特の匂いに慣れない人も多い。辛くはない。
香港料理は焼売(シューマイ)などの点心が中心。だから日本人でも馴染みやすい。しかし少々油っぽいので注意が必要。辛くはない。
台湾人のサービス VS 香港人のサービス
一般的に、台湾人は時間の流れがゆっくりしていて親切で、香港人は時間の流れがはやくて都会的と言われています。
私も台湾で生活していて思うのですが、確かに、台湾人は歩くのがゆっくりです。
サービス業の人も雑談しながら仕事してたりして、かなりリラックスしています。
台湾の店員さんからは笑顔で返されることが多いし、何かと対応が温かいんですよね。
一方、香港人はもうちょっとサバサバ(あっさり)している印象です。
これは決して「香港人は冷たい」とかそういう意味ではないんですよ。
香港は東京に匹敵する大都市なので、生活リズムがはやくなってしまうのは仕方がないことです。
わたしの香港人の友達は優しい人ばかりですが忙しく仕事をしている印象です。
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台湾のホテル VS 香港のホテル
台湾のホテル代は日本の3分の2くらいです。
ここ数年は値段の割にはサービス面も衛生面も問題がない素晴らしいホテルが増えています。
最近わたしの親が台北に来たときにホテルファンリンセンを予約しました。
ここは一人一泊3500円くらいで、個室で、清潔で、朝食付きで、MRT中山国小駅から徒歩3分という好立地でした。
これなら下手に一泊2000円くらいのドミトリーに泊まるよりよっぽどいいですよね。
香港のホテル代は高く、東京と同じくらいと考えた方がいいです。
特にセントラルからチムサーチョイにかけては本当に高いので要注意です。(便利だけどね)
ちなみにairbnbで見ると、台湾の一泊平均は6,000円前後で、香港の一泊平均は9,000円前後となっています。
やっぱり台湾と香港で1.5倍くらい開きがありますね。
香港のホテル代は東京と変わらない。尖沙咀周辺など場所によってはすごい夜景を見ることができる。
台湾観光 VS 香港観光
台湾の主要な観光地をざっと挙げてみました。
<台湾の主要観光地>
故宮博物館(歴史)
九份(歴史・景色・グルメ)
台北101(景色・グルメ・ショッピング)
野柳風景特定区(景色・自然)
夜市(グルメ・ショッピング)
中正紀念堂(歴史)
龍山寺(歴史)
紅毛城(歴史)
日月潭(景色・自然)
阿里山(景色・自然)
赤嵌楼(歴史)
太魯閣(景色・自然)
etc…
台湾には博物館、遺跡、ショッピング、グルメ、自然など様々な観光地があるので、老若男女楽しむことができます。
しかし台湾は九州ほどの大きさのため都市間の移動は数時間かかってしまいます。
一回の旅行で全部見終わることはほぼ不可能です。
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一方、香港の有名観光スポットは以下の通りです。
<香港の主要観光地>
ビクトリアピーク(景色)
九龍あたりでショッピング(ショッピング・グルメ)
女人街(ショッピング・グルメ)
香港ディズニーランド(遊園地)
黄大仙廟などの有名なお寺(歴史、建築、景色)
蘭桂坊のナイトライフ(バー、クラブ)
モンコックの電気街をうろつく(ショッピング)
大仏を見る(歴史、建築、景色)
etc…
香港の遊び方は夜景鑑賞やショッピングにナイトライフがメインとなっています。
だからどちらかというと若い人の方が楽しめるかもしれません。
また、基本的に全ての観光地が近場にあり、バスや地下鉄で1時間以内で行けるところばかりです。
だから台湾と比べると香港は短期旅行向けです。2泊3日もあればとりあえずOKです。
あとこれは番外編になりますが、香港からはマカオ・深セン・広州へのアクセスもいいので、中国南部への入り口として通過することもできます。
そういう意味では台湾より幅広い目的で行くことができそうです。
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香港はショッピングやナイトライフが中心で若い人向けです。また、香港は東京都の半分ほどの広さで移動に時間がかからないのがメリットです。なお、香港はマカオ、深セン、広州へのアクセスもよく、中には香港から桂林まで行くという強者もいます。
台湾の物価 VS 香港の物価
台湾の国産商品は日本の3分の2くらい、輸入品は日本以上の値段となります。
他、夜市の食べ物や衣類は安い傾向にあり、観光地では高い傾向にあります。
一方、香港の物価は日本と同じかそれ以上といったところ。
屋台のローカルフードも特に安くないし、台湾と比べたらかなり高い印象です。
台湾と香港それぞれの物価については以下の記事に詳しくまとめました。
結果:香港の方が圧倒的に高い
台湾のローカル商品の値段が日本の3分の2くらいなのに対し、香港の物価は日本と同じかそれ以上。ホテルも香港は高い。
台湾でショッピング VS 香港でショッピング
台湾でショッピングといえば、台湾茶の茶葉や可愛い茶器、パイナップルケーキに台湾雑貨といったところでしょうか。
香港でショッピングといえば中国茶やブランド品になるのでしょう。それ以外のお土産はあまり思いつきません。(骨董市で骨董品を買うとか?)
個人的には台湾のお土産の方が特色があって面白いと思います。
結果:台湾土産の方が面白い
台湾は観光地も多いし夜市もあるしお土産のバリエーションが多いです。
逆に香港はデパートばかりなので、思い浮かぶものと言ったらブランド品になってしまいます。値段も日本と変わらないのであまり香港で買い物する意味はないです。
台湾旅行 VS 香港旅行 まとめ
英語力:香港優勢。
日本語力:台湾勝利。
衛生状況:香港勝利。
食事:両方とても美味しい。引き分け!
サービス:台湾の方が対応が柔らかい。香港はサバサバ。
ホテル:台湾はきれいで安い。香港は高い。
観光:台湾は老若男女楽しめる。香港は若者向け。
物価:台湾の方が安い。
ショッピング:台湾の方が楽しめる。
こうやって並べてみると台湾が優勢ですね。
でもだからって単純に台湾旅行の方がいいってわけでもないんですよ。
香港には香港の魅力があります。
あの都会的で洗練された香港の雰囲気、中華と西洋が融合した国際都市の雰囲気、わたしは大好きですよ!
また、そもそも台湾と香港で遊び方が全然違うので優劣をつけるのはナンセンスですよね。
遺跡や博物館や自然、日本統治時代の歴史などをじっくり見たいなら台湾。
国際的な雰囲気や都会的で洗練されたナイトライフや映画の世界、美味しい飲茶などを楽しみたいなら香港。
どちらも十分素晴らしいです。
ぜひ自分にあった楽しみ方を見つけてくださいね。
ホテルと航空券が同時に予約できて、大幅割引できる旅行サイト「エクスペディア」
ここで一つ、エクスペディアという旅行予約サイトをご紹介いたします。
このサイトのすごいところはホテルと航空券を自分の好きなように組み合わせて予約できるところです。
つまり、【高級ホテル】+【格安航空券】のような組み合わせも自由に選ぶことができるのです。
また更にすごいのが、ホテルと航空券を同時に予約すると大幅な割引もしてくれるところです。
以下で予約の様子を簡単に説明したいと思います。
【エクスペディアでホテルと航空券を同時予約する方法(大幅割引アリ)】
まず、エクスペディアにアクセスします。(以下の画面が開きます。)
①の赤枠:「航空券+ホテル(海外・国内)」をクリックします。
②の黄枠:「出発地」「目的地」「人数」「日付」などを入力します。
③の緑枠:「検索」をクリックします。
すると、いきなり割引されたホテルがたくさん表示されます。
この中から好きなホテルを選択し、次に同じ要領で好きな時間の航空券を選択します。
エクスペディアでの予約方法は以上です。(簡単でしょ?)
もちろん出発空港や時期により、割引率が少ないこともあります。
でも基本的には一年中なんかしらの割引を受けることができるのでかなり重宝しますよ。
台北への航空券とホテル(リージェントホテルやニッコーホテルに3泊)で合計5万円前後ですからね。これはお得ですね。
というわけで海外旅行を検討されている方はぜひエクスペディアも見てみてみましょう。
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