どうも、ゴダ（@oogoda1）です。
突然だが、アナタは「山本平頭」という単語を聞いたことがあるだろうか？
これ実は一部の日本人のあいだで密かに話題の単語なのである。
山本平頭？
一言でいうと、台湾の床屋で注文できる髪型だ。
台湾人のオッサンが行くようなローカルな床屋だとだいたい注文できる。
しかしこれだけ話題ながら実際に山本平頭にした人の話はあまり聞いたことがない。
正直言って謎の髪型なのだ。
というわけで今回は私自らが実験台となり髪を切ってきた。
そう、これはブロガー・ゴダによる生身の体当たり記事なのである。
それは、ファンの何気ないメッセージから始まった。
最近髪伸びてきたから、近々また例の◯元カットに行ってこようかな😂😂
詳細↓
驚愕！台湾最安値更新？1回◯元でカットできる台中の床屋は人情味あふれる地元の人気店だった！ https://t.co/3XbdiLSaCh— ゴダ (@oogoda1) December 22, 2019
以前わたしは台中のローカルな床屋で髪を切ったことがある。
その時の様子をおもしろおかしく記事にしたのがコチラだ。
ファンキーなおばちゃんが驚きの価格で髪を切ってくれた。
そして、これを読んでくれたファンから以下のメッセージが届いた。
なるほどそのネタが残ってたか、と。
ファンとの交流はときに私に生きるヒントを与えてくれる。
言ってしまえばキミたちはブロガーにとって恋人のような存在なのだ。
与え、与えられ、愛し合う。
「それじゃあ答えて差し上げよう！」というわけで山本平頭にトライしてきた。
「山本平頭」とは？
台湾のローカルな床屋にある「山本平頭」
冒頭でも述べたが「山本平頭」は台湾のローカル床屋を代表する髪型の一つだ。
戦前の連合艦隊司令長官・山本五十六（やまもといそろく）と関係あるとかないとか。
おそらく軍人のスポーツ刈りのようなヘアスタイルが台湾で定着したのだろうか。
それにしても日本の軍人の名前が台湾に残ってるなんてなんとも興味深い。
山本五十六（やまもといそろく）
「戦前の軍人のスポーツ刈り」と聞くと古臭くてダサいような気がする。
でも山本五十六は当時のエリート中のエリート！
アメリカのハーバード大学にも留学してたんやで！
そう聞くとちょっとお上品な感じがしてきませんか？笑
12/27（金）PM2:00 台中市内某所
12/27（金）PM2:00。わたしは前回の床屋にいた。
阿姨（おばちゃん）にお願いして山本平頭にしてもらおうとしていたのだ。
しかし山本平頭の名を口にすると思わぬ展開が待っていた。
山本平頭はうちじゃできないよ！あれは専門的なスキルが必要だから「男仕理髮」に行かないと！
「男仕理髮」を日本語にすると「メンズカット」と言ったところだろうか。
つまりメンズカット専門の床屋じゃないと無理なようだ。
阿姨の店とはちょっとスタイルが違うので今回は阿姨の店でカットできなかった。
そう、私はどうしても山本平頭にしたかったのだ。
12/27（金）PM5:00 台中市内某所
用事があったので一旦家に帰り遅くなってからもう一度探してみた。
すると、あったあった「男仕理髮」が。
すかさず店主に山本平頭ができるかどうかをきく私。
山本平頭できますか？
できるよ！
おぉ、まじかw
期待していた通りの展開でひと安心。
料金は1カット150元とのこと。
日本円に換算すると500円超え。
台中の相場から言うと少し高い。
まあ日本水準からいうとめちゃめちゃ安いよね。
早速カットしてもらうことにした。
ちなみにカットする前の髪型はこんな感じ。
今回もボサボサでダサい。
いきなりバリカンをセッティングし始める阿姨。
早く・・・！
一刻も早く俺を山本五十六大将のように男前にしてくれ！！
※阿姨の顔はモザイク入れるよう指示がありました。
なんのためらいもなくバリカンを入れる阿姨。
グォォおおお。アマンドネフ！
いい感じに刈っていく阿姨。
開始から3分くらいで丸刈りになった。
ここで終わったらスポーツ刈りなのだが・・・
山本平頭の真髄はココから！！
バリカンを使っておでこの端に角度をつけている阿姨。
Mの字になるようにもう一個角度をつくる阿姨。（赤線のところです）
バリカンで角度をつけたら最後にカミソリを使って更に綺麗に仕上げていく阿姨。
ぎゃああアァァアァアア！流血！
まあ、150元だから流血も仕方ないんやろか。
これが500元だったら文句言いたいくらい痛い。
料金が安いと不思議と心が寛容になれる。
これもローカル床屋のいいところなのかもしれない。
そしていよいよクライマックスへ。
えりあしの部分を綺麗に剃りこむ阿姨。
ジャーン！完成！！！
これが山本平頭かぁ！
山本平頭のポイント
山本平頭のポイントは二つ。
一つは、トップ部分の厚み。
ここの厚みを作ることが重要だそうな。
そしてもう一つは、剃り込みの部分。
コメカミの上からモミアゲにかけてしっかりとM字に角度をつけるのが重要だそうな。
▼Before
▼After
まさか台湾で山本五十六カットになるとは・・・！
山本平頭・・・ダサいのでは？
あなたはここまで読んで
「山本平頭・・・ダサいのでは？」
と思ったかもしれない。
確かに、山本平頭は飾り気のないシンプルな髪型だ。
古風な感じもするだろう。
中学の野球部員に見えなくもない。
しかし、だ。
サングラスをかけて場所やポーズを変えたらどうだろうか？
無理やりオシャレに見えなくもない。
この写真に「ただ・・・逢いたくて」と字幕を入れたら昔のエグザイルのアツシに見えなくもない。
画像編集のスキルはないのでお遊びはこのへんにしておこう。
やはりオサレは細部にこだわらなければならない。
サングラスだけでグッとエグザイルに近くなったし服や剃り込み次第ではもっとクールになるだろう。
次はどんなことに挑戦しようか？
ゴダの果てしなき挑戦は続く。
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