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台湾の毒虫「小黒蚊」は危険!対策、治療法、生息地などを徹底解説

台湾東部・花蓮の田舎エリア。私はここでボコボコに刺された。笑

台湾東部・花蓮の田舎エリア。私はここでボコボコに刺された。笑

どうも〜、台湾在住のゴダ(@oogoda1)です。

皆さんは「小黒蚊」って知ってますか?

小黒蚊は台湾に生息する毒性の強い虫です。

(厳密には蚊の仲間ではないみたいです)

コイツは人を連続で刺し、刺されると強烈なかゆみが数週間続きます。

旅行中に刺されると楽しさが半減するので皆さん注意してください。

というわけで今回は小黒蚊の対処法や特徴を解説していきます。

 

目次

【台湾】小黒蚊の名称と外見

台湾小黒蚊の外見

台湾小黒蚊の外見

小黒蚊は台湾本土の吸血性昆虫であり本名を「臺灣鋏蠓」 (Forcipomyia taiwana)と言います。

でも実際はこんな難しい名前で呼ぶ人はおらず、みんな「小黒蚊」と呼んでいます。

 

台湾小黒蚊の大きさ

台湾小黒蚊の大きさ

小黒蚊の体長は1〜2mm程度であり、ゴマの半分以下の大きさです。

網戸をすり抜けることができるため生息地付近では窓は閉めておきましょう。

体が小さくて円を描くように飛ぶのでその姿を目で確認することが難しいです。

(私も何度も刺されているのに画像でしかちゃんとした姿を見たことがない。汗)

画像元:什麼事小黑蚊呢

 

【台湾】小黒蚊の生息場所

台中市内にある台中刑務所演武場でも刺された

台中市内にある台中刑務所演武場でも刺された

小黒蚊は台湾全土に生息しています。

私は花蓮(田舎)や台中市内(都会)で刺されたことがあります。

台北郊外で刺されたという話もチラホラ耳にしますね。

とはいえ小黒蚊はどこにでも出現するわけではありません。

小黒蚊には草や苔が多い場所で育つという特徴があります。

また、幼虫とオスの成虫は害がなく、メスの成虫のみ血を吸います。

(メスはオスに比べて、触覚が細く、体が丸いという特徴がある)

 

小黒蚊の幼虫の生息場所

湿気、光、光合成を必要とする藍藻類や緑藻等の藻類が育つ土壌に生息しています。

具体的には、竹林、花畑、花壇、緑地、野菜畑、側溝、山道の端、木の下などが生息場所となります。

 

小黒蚊の成虫の生息場所

小黒蚊の成虫は日中に活動しますが、中には夜間に活動する種類もあるようです。

また、メスの成虫は人が多く集まる光と影の多い場所に行き、人の血を吸います。

具体的には、幼虫の生息場所に加え、木陰、廊下、あずまや、庭、屋外テーマパーク、お寺などが活動場所となります。

 

【台湾】小黒蚊に刺された時の症状

3分くらいの間に左腕を4〜5箇所刺された

3分くらいの間に左腕を4〜5箇所刺された

小黒蚊の毒への耐性は人それぞれです。

人によっては1ヶ月以上もかゆみが続きますが、私は通常1週間ほどで治ります。

また、普通はかゆいだけで済みますが、人によっては危険な状態に陥ることもあります。

 

ひどい症状:過敏性ショック

小黒蚊への耐性がない人は、命に関わるほどのショック状態になる人もいます。

体に異常を感じた場合はすぐに病院に行き治療してもらいましょう。

<現地で小黒蚊に刺されたらこの中国語を人に見せよう>

我被小黑蚊叮的很嚴重,請帶我去看醫生。

(小黒蚊に刺されて具合が悪いので、病院に連れていってもらえませんか?)

 

普通の症状:赤く腫れてものすごくかゆい

3分くらいの間に右腕も4〜5箇所刺された

3分くらいの間に右腕も4〜5箇所刺された

ほとんどの人が赤く腫れてかゆくなります。

腫れの期間は様々で、1ヶ月続く人もいれば、1週間ほどで治る人もいます。

また、傷口はどんなにかゆくても絶対にかかないようにしましょう。

ボリボリとかいてしまうと、かゆみが増して、腫れの状態も悪化します。

本当に我慢できないくらいかゆいですが(普通の蚊の5倍くらいかゆいw)、絶対にかかないようにしてください。

とはいえ、どんなにかゆみを我慢できても、眠っている間に患部と布団がかすれて、急にかゆさがぶり返すこともあります。

この場合の対処法はなく、ただ夜中に起きてかゆいのを我慢するしかありません。

刺された箇所の数と耐性によっては、本当に地獄のような日々が続きます。

 

無症状:赤い腫れやかゆみの反応なし

なかには小黒蚊の毒が効かない人もいるみたいです。

ただ、かゆくないからと言って放置しておくと、小黒蚊にずっと血を提供することになり、結果として小黒蚊の繁殖に貢献してしまいます。

小黒蚊の毒が効かない人も、なるべく長袖・長ズボンを着たり防虫スプレーを使用するなどし、小黒蚊に血を提供しないようにしましょう。

 

【台湾】小黒蚊の対策・予防法

台湾の田舎で小黒蚊に刺されてしまった

台湾の田舎で小黒蚊に刺されてしまった

 

対策・予防法①:草や苔が多い場所に行かない

草や苔が多い場所には行かないようにしましょう。

具体的には、中部や東部の山と緑がある場所です。

また、台北や台中の街中でも公演などは小黒蚊がいます。

いずれにせよ草や苔が多い場所は避けましょう。

 

対策・予防法②:長袖・長ズボンを着用する

小黒蚊の口は長さ0.2mmしかありません。

よって、長袖・長ズボンを着用すると皮膚に届かないため刺されません。

高さ1メートル以上は飛べないため首や胸はほとんど刺されません。

 

対策・予防法③:虫除けスプレーをする

虫除けスプレーは効果があります。

台湾旅行で田舎に行く人は、季節に関係なく虫除けスプレーを持って行きましょう。

濃度6%以上のDEET/ディート(diethyltoluamide)を含むものが特に有効です。

(大人は35%、子どもは10%を超えない方がいいようです。)

 

対策・予防法④:移動する

小黒蚊が飛ぶスピードは遅いです。

走らなくてもいいのでゆっくり歩けば逃げることができます。

木陰などで休んでて小黒蚊がいることに気づいたら、すぐにその場を離れましょう。

 

対策・予防法⑤:真冬や真夏に行動する

小黒蚊は気温18〜32度で最も活発に活動します。

真冬や真夏はあまり姿を現しません。

台湾中部以南で18度を下回るのは、1〜3月の本当に寒い日だけです。

台湾のほとんどの地域は常に18〜32度あり、小黒蚊が活発に活動しています。

 

対策・予防法⑥:午前11時〜午後3時は警戒する

午前11時〜午後3時は小黒蚊が最も活発に活動する時間帯です。

この時間帯は特に警戒するようにしましょう。

 

【台湾】小黒蚊の治療法

刺されてしまった場合は以下の対処をしましょう。

  • 冷やす
  • 冷水につける
  • かゆみ止め軟膏を塗る
  • 医者に行く

 

【台湾小黒蚊】まとめ

  • 小黒蚊は草や苔の多い場所にいる
  • 台中や花蓮の田舎に特に多い
  • 最近は台北郊外にもいる
  • 長袖・長ズボンを着用する
  • 防虫スプレーをする
  • 歩いて逃げる
  • 刺されたら絶対にかかない
  • 冷やすと良くなる
  • 症状がひどい場合は病院へ

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