こんにちは、ゴダ(@oogoda1)です。
わたしは若いころ、海外に行くと必ずトラブルにあってました。
例えば、
インドネシアのカラオケでは、おねえちゃんのオッパイを触った容疑で料金が10倍に跳ね上がり(本当は触ってない)、
トルコのじゅうたん屋では入り口から出られない状態にされ、ことば巧みにじゅうたんを買わされたり(六万円だった)、
ギリシャではぼったくりバーに強引に連れて行かれそうになったり(最後は脱走に成功!)、
数え始めたらキリがありません。
これらの経験を通して経験値が増え、ここ数年はトラブルを回避できるようになりました。
というわけで今回は実体験を交えて海外トラブルについてまとめてみました。
以下の犯罪が皆さんの身にも起きるとは限りませんが、知っておくだけでもためになると思います。
海外でよくある詐欺・トラブル8つ+α
スリ・強盗(世界各地)
身体的ダメージ:★★☆☆☆
精神的ダメージ:★★★★☆
わたしは警戒心が強いのでこの手のトラブルにあったことはありません。
ですが、海外の観光地であればどこでも起こりえるので、常に警戒が必要です。
スリや置き引きだけでなく、スペインやイタリアでは首絞め強盗も多発しています。
これは人通りの少ない路地裏を歩いていると後ろから首を絞められ、気絶しているうちに荷物がとられるという犯罪です。
とくに財布、PC、スマホ、カメラなどが持って行かれたら金銭的にも精神的にも辛いですよ。
海外ではなるべく路地裏を一人で歩かないようにしたり、リュックを前に抱えるなど、できる対策をしましょう。
ぼったくりカラオケ(インドネシア・バリ島)
身体的ダメージ:★☆☆☆☆
精神的ダメージ:★★★★☆
あれは21歳の夏のことでした。
大学の友人(以下、ノリ君)と卒業旅行にバリ島へ行ってきました。
みなさんはバリ島というと何をイメージしますか?
照りつける太陽?
吸い込まれそうな青い空?
目の前に広がる大きい南国の海?
そう、もちろん、どれも間違ってはいません。
でも私とノリ君が見てきたバリ島はそんな美しいものではありませんでした。
あるときホテルの周辺を歩いていると、バン(車)に乗ったインドネシア男性が声をかけてきました。
タダで車に乗せてくれて観光地を回ってくれるというのです。
今思うとかなりバカですが、当時の私は「ラッキー」と思い、車に乗ってしまいます。
そして観光地をぐるっと回って最後に連れて行かれたのが、女の子付きのカラオケでした。
まあ簡単にいうとキャバクラですね。
歌い放題&飲み放題で3000円というので、これくらいの金額なら安いということで店内に入ったのが後の祭り。
最初のうちは女の子と楽しく歌って踊って楽しい時間を過ごしていました。
でも会計の時に「おっぱい触ったから30000円ね」とか10倍の値段をふっかけられてかなりモメました。(本当にオッパイ揉んでません。歌っただけです。信じてください。)
最後は現地のHISの人が仲裁に入ってくれてなんとかその場を離れることができたのですが。
これは全世界に言えると思うんですけど、女の子と飲める場所はぼったくりの確率が高いです。
なるべく近づかないようにしましょう。
お土産の押し売り(トルコ・イスタンブール)
身体的ダメージ:★☆☆☆☆
精神的ダメージ:★★★★★
21歳の冬。
わたしはトルコのイスタンブールにいました。
あるとき旧市街を歩いていると一人の青年に声をかけられました。
彼の名前はムラット。
親戚がじゅうたん屋を経営しており、店を見て行かないかと誘われます。
じゅうたんはトルコの伝統工芸品であり、ずっと見てみたいという気持ちがあり、なんとわたしはついて行ってしまったのです。
言うまでもなく、海外で知らない人について行ってはいけません。
店に入るやいなや店長らしき人間からセールスをかけられ、見事に6万円のじゅうたんを購入してしまいました。
今思うと本当にバカでしたが、現地人に連れられてお土産やさんに入るときは覚悟しておきましょう。
セールスをかけられ、店から出られない雰囲気を作られること間違いなしです。
ぼったくりバー(ギリシャ・アテネ)
身体的ダメージ:★★★★☆
精神的ダメージ:★★★★★
21歳の冬。
わたしはトルコからギリシャの首都・アテネへと移動しました。
あるときアテネの有名な遺跡群「アゴラ」を観光していると、中年の男性に声をかけられました。
それが上の写真に写っている男・自称イタリア人のマリオです。
このマリオさん、アテネに長いこと住んでいるようで、なぜかわたしの観光ガイドをしてくれると言いはじめます。
わたしも一人旅で寂しかったですしガイドしてくれるぶんには大歓迎です。
それで二つ返事でOKを出してしまったんですが、やがて雲行きは怪しくなっていきます。
どうやら近所にオススメのバーがあるらしく、セクシーなおねえちゃんがいて最高だぞと勧めてきます。
もちろん酒もお姉さんも好きな私ですが「これは噂のぼったくりバーだな」と瞬間的に感づきます。
実はギリシャなどの欧州諸国には、外国人旅行客をターゲットにしたぼったくりバーがたくさんあります。
ぼったくりバーは数杯飲んだだけで数万円が請求され、払わないと筋肉ムキムキの男が数人出てきて脅されることで有名です。
私も「地球の歩き方」を読んでぼったくりバーの存在を事前に知っていたので、マリオと話してる時に勘付くことができたんです。
そしてある程度観光ガイドしてもらったところで、隙を見て全力ダッシュで逃げました(笑)
この行動は100点満点な決断でしたが、全力ダッシュで逃げるときは交通事故に気をつけましょうね。
売春婦の強引な斡旋(ベトナム・ホーチミン)
身体的ダメージ:★★★★☆
精神的ダメージ:★★☆☆☆
2009年。社会人2年目。23歳。
当時は東京でサラリーマン生活を送っていましたが、ささやかな楽しみもありました。
それは、会社の休暇を利用しての海外放浪です。
(↓バックパッカーのバイブル的な本。)
2年目の夏にはベトナムからシンガポールまで南下する「マレー半島縦断の旅」を実行しました。
スタートはベトナムのホーチミンから。それはそれは楽しい旅行でしたよ。
でもこの時私が泊まっていた安宿はかなり問題があったんですよね(笑)
何が問題かっていうと、毎晩のようにロビーにいる男から売春のお誘いがあるんですよ。
いや、その男を買うというわけではないですよ(笑)
その男は売春婦の斡旋をやっていて、ホテルの男性客に声をかけまくっていました。
もちろん私は売春しませんでしたが、その男とはロビーでよく顔を合わせるので、いつの間にか知り合いになってました(笑)
で、ある晩なぜかその男と屋台で食事することになって、それで食事の時に撮った写真が上のものです。
でもちょっと仲良くなったからってその男に心を許した私がバカでした。
この男は屋台に売春婦を呼び出し、屋台がたちまちキャバクラ状態になってしまいました。
「屋台キャバクラ」なんて聞いたことないよ・・・(笑)
まあでも売春婦の女の子はすごいつまらなさそうにしてたし、この男も私が買わないことがわかると、そこまで営業をしなくなりました。
それにしてもあの売春婦の女の子、マジで仕事が楽しくなさそうだったんですよ。
この世には自分がやりたいことをやれてる人の方が少数かもしれないな。
特にやりたくないことでもダラダラとやり続けている人や、金銭的理由などで嫌々やってる人もたくさんいるんだろうな。
そして、こう考えた瞬間ハッとしました。
「今の俺も別にサラリーマン生活がやりたくてやってるわけではないな・・・。」
この気づきが一つのきっかけとなり、わたしは人生脱線計画を練りはじめるのです・・・。
睡眠薬強盗(マレーシア・クアラルンプール)
身体的ダメージ:★★★★☆
精神的ダメージ:★★★★★
ちょっとタイトルで釣りましたが、わたしが実際に睡眠薬強盗にあったわけではありません。
マレーシアを旅行していたとき有名なツインタワーの前で初老のおばさんに出会いました。
しゃべってるうちに仲良くなってなぜかおばさんの家まで行くことに(笑)
本当に人が良さそうだったので悪いおばさんではなかったと信じたいです。
でも出されたジュースやパンには口をつけませんでした。
海外では睡眠薬で眠らせてから物を盗むタイプの強盗事件をよく耳にするからです。
(女性だとレイプなどの心配もあるからより危険)
マレーシアも例外ではなく、地球の歩き方マレーシア編にも睡眠薬強盗のことは書いてあります。
というわけで皆さんも海外で見知らぬ人からもらった食べ物はあまり口にしないようにしましょう。
ギャンブル詐欺(マレーシア・クアラルンプール)
身体的ダメージ:★☆☆☆☆
精神的ダメージ:★★★★★
これも実際に金をとられたわけではないんですけど・・・
あとちょっとで危なかったです(笑)
あれはマレーシア観光をしていたある日の昼下がりのことでした。
またしてもツインタワーのあたりで男女二人組(A、Bとします)に声をかけられて、ついて行ってしまいました。
彼らの家に入って行くと机の上にトランプが置いてあり、これでギャンブルをしようと言われます。
話を聞いてみると、近所に嫌いな人(Cとします)がおり、わたしとAとBで組んでインチキをし、Cから金をだましとろうという話を持ちかけられました。
しかしわたしはこれもお見通しで、あらかじめ地球の歩き方でギャンブル詐欺があることを知っていました。
地球の歩き方によると、ABCはグルで、最後に騙されるのは旅行者だということです。
まあ、普通に考えたらそれが自然ですよね(笑)
というわけで私はAとBに向かって「私は金が大嫌いな人間だ。金は人間をダメにする。ギャンブルなんてもってのほかだ!」と言って一蹴してやりましたよ。
まあ、次の日に有名なカジノ施設(Genting Highland)に行って遊んでたんですけどね(笑)
ストリートチルドレン窃盗団(フィリピン・マニラ)
身体的ダメージ:★☆☆☆☆
精神的ダメージ:★★★★☆
フィリピンはストリートチルドレンが多いことで有名です。
5年前に友人とフィリピン旅行をしたとき、友人のMP3が盗まれました。
いつどこで盗まれたかは覚えてないけど、ストリートチルドレンの集団に囲まれたことがあって、その時に体をベタベタ触ってくる子どもがいたそうです。
その子どもが犯人かどうかは調べるよしもありませんが、これは旅行ガイドにも載ってるほど有名な手口です。
皆さんもフィリピンに行く際はストリートチルドレンの集団に気をつけましょう。
その他の海外トラブル(+α)
以下のものは私が経験したわけではありませんが、海外旅行者からよく聞くトラブルになります。
- タクシーの料金ぼったくり。
- ニセ警官に財布を確認させられ、知らないうちにお札を抜かれる。
- ニセ警官にカバンチェックをさせられ、パスポートなど貴重品を盗まれる。
- 空港職員のふりをして荷物を運んでくれて、後からお金を請求される。
- 両替屋に両替金額をごまかされる。
- ホテルのフロントからという偽りの電話があり、クレジットカードの番号などを聞かれる。
- 金庫に財布を預けておいた間にクレジットカードをスキミングされる。
などなど。
けっこう被害が出ているみたいですので、覚えておきましょう。
現地人にとって、男性は金づる、女性は金づる&体目的
私は男なので金銭目的のトラブルにしかあったことがありません。
女性の場合は金銭目的以外にも、体目的のトラブルも十分に起こり得るでしょう。
その辺の事情は過去の記事にまとめてあるので是非読んでみてください。
あなたが男性か女性かで目的がぜんぜん変わってきます。
女性の場合はその分注意しなければならないことが増えてしまいます。
これはものすごく怖いことなので、女性で一人旅を計画している人は注意していただきたいです。
最後に
私はこれまで様々な国で騙されてきました。
本当にいろんな経験をしてきたけれど、犯罪の原因はどこも貧困が原因だと思います。
お金持ちの人々は犯罪をする必要がないし、お金がない人々は犯罪をしないと生きていけないですから。
貧困地区に行く場合はより一層警戒し心を許さないようにしましょう。
海外保険付きのクレジットカードがあると安心
クレジットカードは海外旅行に必要なアイテムの一つです。
ご存知の方も多いでしょうが、一部のクレジットカードは海外旅行保険が無料でついてきます。
例えば、わたしのオススメはエポスカード。
年会費は無料ですが、このカードを持って旅行するだけで最大270万円の補償が受けられます。
このあたりの詳細は以下の記事にまとめました。
安全に旅行するためにも、ぜひ一度読んでみてくださいね。
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