こんにちは、(@oogoda1)です。
4月に香港・中国に行ってきました。
いつもは九龍や香港島などの市街地に宿をとるのですが、今回は東涌に5泊しました。
東涌は空港に近い香港の郊外エリアであり、東涌周辺を観光する人はあまりいないようです。
それでも東涌周辺には空港があるので、空路で香港に到着した人は必ずこのエリアに到着することになります。
また、東涌があるランタオ島(大嶼山)には、ディズニーランドや大仏などの有名な観光地もあります。
というワケで今回は、空港から近くて意外に観光地が多い東涌周辺について紹介いたします。
この文章を読んでほしい人
→東涌エリアに興味がある人
→フライトまでの時間を利用して香港空港近辺で観光をしたい人
東涌へのアクセス
場所
上のマップで、ピンの刺さってるところが東涌です。
東涌がある島はランタオ島(大嶼山)といいます。
空港から東涌へのアクセス
空港から東涌へは直線距離で2.8キロほどなのですが、MTR(地下鉄)で行くとアクセスが悪いです。
一番アクセスがいいのはバスで、「S1」というバスで15分ほどで東涌に着くことができます。
なお、S1は片道3.5香港ドル(50円くらい)です。
市街地(九龍・香港島)から東涌へのアクセス
市街地から東涌へはMTRとバスがオススメです。
MTRで行く場合、途中で黄色いラインに乗り換えなければなりません。
一般的に、九龍や香港島方面から来る場合は「荔景駅」で黄色いラインに乗り換えることになります。(40分くらい)
バスで行く場合は、E21AなどのEがつくバスに乗ると東涌に着くことができます。
ちなみにこの E21Aはモンコックから東涌間を走っているのでとても便利です。
一方、A10、A11、A12などのAがつくバスに乗ると空港に着くのでご注意ください。
時間はだいたい50分くらいで、料金は14香港ドル程度(250円くらい)です。
空港から東涌に寄って市街地に行きたい場合
空港から東涌まではS1バスを利用し、東涌から市街地まではMTRかE21Aバスに乗るとすんなりいきます。
逆に、市街地から東涌までは同じようにMTRかE21Aバスで移動し、東涌から空港まではS1バスで移動することができます。
東涌およびその周辺の観光スポット
シティゲートアウトレット
ここは空港から一番近いショッピングモールであり香港最大のアウトレットです。
また、フードコートもあり食事をすることもできます。
空港に近いので、フライトまでの微妙な時間をここで過ごすことができます。
ケーブルカー(昂坪360)
このケーブルカーにはMTR東涌駅に隣接している乗り場から乗ることができ、後述の大仏まで25分で行くことができます。
ケーブルカーからはランタオ島の景色が一望でき、香港国際空港も眺めることができますので、ビクトリアピークとは違った景色を楽しめます。
片道料金は大人が63香港ドル、子どもが30香港ドル(3~11歳)、シニア(65歳以上ただし香港居民に限る)が49香港ドルです。
往復運賃は大人が96香港ドル、子どもが48香港ドルとなっていますので、最初に往復チケットを買ったほうがお得です。
ただし、2017年6月まではメンテナンスのため運休であり、わたしも乗ることができませんでした。
それまでの期間はバスで上まで上がるしか方法がありません。
天壇大仏・寶蓮寺
天壇大仏は世界最大の屋外大仏です。
香港有数の観光地であり、市街地やディズニーランドに同じく、わざわざここを訪れる人がいるほどです。
天壇大仏までは先ほど紹介したケーブルカーで行くことができます。(詳しいアクセス方法は上に記載してあります)
東涌駅B出口のバス乗り場から23番のバスで行くこともできます。
ただし、バスで行く場合は1時間以上かかってしまいます。
料金は平日が17.2香港ドルで休日が27香港ドルなので、ケーブルカーよりはかなり安いです。
東涌の大砲
ここは1832年に清政府が海賊対策のために建設した大砲です。
しかしイギリスが香港を獲得してからこの一帯は埋め立てされて海がなくなり、香港の中心地も九龍に移ったため、遺跡となってしまいました。
中には小学校もあって一瞬「え?」っと思いましたが、これも今は使われていないそうです。
この大砲へ東涌駅から徒歩で行く場合は、だいたい26分くらいかかります。
バスで行く場合は、東涌駅B出口のバス乗り場から23番のバスに乗り、Sheung Ling Peiで下車してさらに少し歩く必要があります。
香港の歴史に興味がある人はぜひ寄ってみてください。
香港街市(逸東)
東涌からほど近い位置にある「香港街市」。
ここは地元の人が訪れる大衆的なマーケットです。
普通に肉とか野菜とか調味料が多く売られていて生活感がすごくあります。
漢方の店もあり雰囲気はまさに香港のローカルマーケットです。
香港街市の内部を少し歩いてみて気がついたのですが、ここは昔香港に存在したスラム「九龍城砦」を再現しているんですよね。
九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)とは?
現在の香港・九龍の九龍城地区に造られた城塞、またはその跡地に建てられていた巨大なスラム街を指す呼称。(Wikipediaより)
1993年に取り壊されてしまった「九龍城砦」。
かつてはこのスラムの中に数万人の人が生活していたと言います。
上の写真の建物と建物の間に洗濯物がかかっているのが分かりますか?
こんな細かいところまでも再現してしまっているのです。
上を見ると模型の飛行機が飛んでいました。
そう、「九龍城砦」は旧香港空港(啓徳空港)のすぐ隣にあり、飛行機がすぐ上空を飛んでいたのだとか。
香港街市はこんなところまでも再現しちゃってるんですよ。
わたしはこの時代の香港に行ったことがないのに、なんだか勝手に懐かしい気持ちになってしまいました。
わたしが懐かしい気持ちになってしまうんだから、香港人はもっと懐かしい気分になってるに違いない。
香港街市はそんなノスタルジックな場所でした。
香港街市の外に出てみます。
外にも軽食が買える店がたくさんあって観光してて楽しくなっちゃいます。
「我愛台妹」(台湾の女の子を愛してる)という謎の店を発見しました。
「俺も台湾の女の子が好きなのだが!」と思いながら写真をパシャリ。
メニューを見てみると、豆花とかタピオカミルクティー的な台湾スイーツがたくさん売られていました。
香港でも台湾スイーツは人気のようです。
空港裏の飛行機メンテナンス場
ここは空港裏にある飛行機メンテナンス場の近くです。
東涌駅近くの「順東路」というバス停からS52のバスに乗り、「飛機維修区巴士総站」で降りります。
香港人の友達いわく、ここは飛行機の着陸を見るには最高のスポットとのことです。
飛行機が好きな人にはオススメのスポットです。
バスで来た道を戻るように歩いて行くと建設中の大きな橋がありました。
香港人の友人いわく、これは「港珠澳大橋」といって、香港と珠海(中国)とマカオを結ぶ橋とのことです。
今は香港からマカオに行くには船しか方法がありませんが、この橋が完成したらバスもいっぱい出るようになるのでしょう。
これを見てわたしは香港返還後の香港と大陸の結びつきの強さを感じました。
※港珠澳大橋は2018年10月に完成しました!
香港ディズニーランド
私はいかなかったので詳しく紹介しません。
以下にホームページを記載しておきます。
最後に
6日間集中的にランタオ島エリアを散策し、香港郊外の魅力に気づくことができた今回の旅でした。
一般的には九龍地区や香港島が人気ですが、フライト前の微妙な時間やディズニーランドのついでにランタオ島を散策してみるのもいいかもしれません。
私はこういうのんびりした香港も好きです!
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