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台中市の治安が悪いって本当?ヤクザが多い台中の安全を数字で検証

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台中市の治安が悪いって本当?ヤクザが多い台中の安全を数字で検証

台中市の治安が悪いって本当?ヤクザが多い台中の安全を数字で検証

どうも、ゴダです。

最近、台中で暴力事件が続いています。

それにともない「台中は危ない」という意見をちらほら耳にするようになりました。

台中はもともとヤクザが多いこともあり、急速にイメージが悪化しているようです。

では、本当に台中は治安が悪い都市なのでしょうか?

事件の印象だけで「台中は危険」という風潮が形成されるのには反対です。

よって今回はデータに基づいて台中の治安を検証してみました。

 

目次

きっかけは先日台中で起きた暴行事件でした

暴行被害を受けた男子大学生

暴行被害を受けた男子大学生

11月7日、台中の男子大学生が路上で接触事故を起こしました。

相手は高級車マセラティを運転していた不良グループ。

怒った不良グループが男子大学生に暴行を加え、男子学生は意識不明の重体になりました。

この学生は二度の手術を終えて一命を取り留めましたが、未だにリハビリ生活を送っています。

実はこの事件以外にも最近台中ではいくつかの暴行事件が起きています。

それにより現在急速に台中は危険であるという印象が形成されているようなんです。

参考記事:遭毆男大生昨晚轉普通病房!醫:第1晚不再驚嚇驚醒

 

台湾六大都市の犯罪件数。台中市は治安が悪いとは言えない!

発生件数

人口

新北市

401万

台北市

254万

桃園市

227万

台中市

281万

台南市

186万

高雄市

275万

2020年 34,886 38,746 19,663 24,025 24,558 26,165
2021年
(1月〜10月)
25,867 28,765 15,724 18,673 20,284 20,714

参照元:刑案總數概況

たった二年間ですが、直近のデータを用意しました。

台中市は人口は二番目に多いのに、犯罪件数は下から二番目に少ないことが分かります。

これは暴行事件も窃盗事件も一緒になった数字なので、暴行がどれだけ少ないかは分かりません。

ただ、犯罪全般で見たとき、台中市は比較的安全な都市であるということになります。

逆に人口が少ないわりには台北市や台南市の犯罪が多いことにも気付きます。

具体的な数字を見るとこれまでの印象が大きく変わるので面白いですよね。

 

台湾のどの都市が危険かを、犯罪の種類に分けて分析

次に、少し古いですが2015年のデータを用いてどの都市が危険かを犯罪の種類別に解説します。

今回は六大都市に限らず小さい都市や離島も含めたデータになります。

参考資料:縣市犯罪率

 

空き巣

空き巣

空き巣

数字は10万人ごとの人数です。

一位は南投県、二位は花蓮県、三位は宜蘭県となっています。

左側の地図で見ると東部及び山間部の空き巣被害が多いことが分かります。

これは私の推測なのですが、人が少ない方が空き巣しやすいということなのでしょうか?

とはいえ大都会である台北や新北のランクもそこそこ高いので、若干謎は残ります。

なお、空き巣においても台中市はそこまで危険でないことが分かります。

 

性犯罪(強制性交)

性犯罪(強制性交)

性犯罪(強制性交)

こちらの数字も10万人ごとの人数です。

一位は澎湖県、二位は金門県、三位は嘉義市となっています。

意外だったのは、二つの離島がツートップだったということです。

離島は人口が少なくて島民同士が知り合いなので、犯罪は少ないと思っていました。

どういう理由があるかは分かりませんが、とにかく離島の性犯罪は多いようです。

なお、性犯罪についても台中市は下から三番目で被害が少ないことが分かりました。

 

強盗(暴力含む)

強盗

強盗

こちらの数字も10万人ごとの人数です。

一位は苗栗県、二位は宜蘭県、三位は花蓮県です。

一位の苗栗県という場所は、台湾中部に位置する緑豊かな田舎エリアです。

ビルなどはほとんど立っておらず、こんな場所で強盗が起きるとは意外でした。

そして更に気になるのが、強盗に関しては台中市は六位で順位が高いということです。

台中市は安全だと思っていたので、強盗のような凶悪犯罪が起きているのは意外でした。

 

強奪(スリなど)

強奪

強奪

こちらの数字も10万人ごとの人数です。

一位は高雄市、二位は台南市、三位は台東県です。

これまでランクが低かった台湾南部の都市が上位に来ています。

なぜ南部でスリのような犯罪が多いかは分かりません。

ちなみにこちらに関しては台中市は最も安全だそうです。

 

バイク盗難

バイク盗難

バイク盗難

こちらの数字も10万人ごとの人数です。

一位は新竹市、二位は桃園市、三位は高雄市です。

このランクに関しては台中市は第五位という高い位置につけています。

上位はほとんどが大都市であり「人口が多い=バイクが多い=バイク盗難も多い」という図式が成り立っているような気がします。

逆に、離島や田舎ではバイク盗難があまり起きておらず、やはり人口やバイクの数が関係していそうです。

 

薬物(ドラッグ)

薬物(ドラッグ)

薬物(ドラッグ)

こちらの数字も10万人ごとの人数です。

一位は基隆市、二位は嘉義市、三位は桃園市です。

このランキングを見て、ドラッグに関しては都会も田舎も関係ないような気がしました。

ただ、澎湖県と金門県が最も件数が少ないため、離島は安全ということが分かります。

そして何よりも、台中市が下から三番目だったのです。

台中市はヤクザが多いので、薬物関連の事件はそれなりに多いのではないかと思っていました。

ただし、その予想がいい意味で裏切られ、世の中わからないことだらけだな〜という感想です。笑

とにかく薬物においても台中市はそこまで危険ではないことが分かりました。

 

自動車盗難

自動車盗難

自動車盗難

こちらの数字も10万人ごとの人数です。

一位は新竹県、二位は苗栗県、三位は嘉義市です。

このランキングに関しても、大都市と田舎は関係なくばらけている印象です。

そして、肝心の台中市は多くもなく少なくもなくといったところ。

台中は大都市なので自動車も多く、それだけ盗難件数も多いと思っていましたが・・・

何度も書きますが、勝手に感じていた印象と実際の数字は全然異なりますね。

 

台湾で乗車中にチンピラによる暴行事件を避けるために

ここまでつらつらと都市別の犯罪件数を説明してきました。

確かに台中は他の都市に比べて特別危ない訳ではなさそうですよね。

ただ、冒頭で紹介したように、チンピラによる暴行事件が起きていることは確かです。

また、別に台中に限らなくとも、他の都市でも似たような事件が起きる可能性があります。

よって最後に乗車中にチンピラから暴行されないための知識を二つお伝えします。

これは台湾のニュースサイト「鏡週刊」の内容になります。

参考元:以為治安有改善? 醫曝在台中開車「千萬別做2件事」

 

①赤信号で停車中に周辺の車の運転手を見ない

これは日本も同じですが、世の中には目が合っただけで因縁をつけてくる人がいます。

台湾でも目が合ったことがきっかけで暴行事件に発展するケースがいくつかあるようです。

赤信号で停車した時に何気なく周囲を見渡すことがあると思いますが、そのような行為はなるべくしない方が良さそうです。

もし隣に停車したのがチンピラや半グレだったら大変なことになってしまうかもしれません。

 

②チンピラに絡まれたら自動車から降りない

チンピラに絡まれてしまったとしても絶対に自動車から降りようとしないでください。

まずは電話で警察を呼び、車内で静かに警察の到着を待つことにしましょう。

万が一自動車から降りてしまったら、暴行被害を受ける可能性があります。

自分の身を守るために、あまり勇敢な行動はとらないようにしてください。

 

結論

データによると、台中市は決して犯罪が多い都市ではないようです。

しかし凶悪な暴行事件がここ最近立て続けに起きていることは確かです。

外国人が被害にあったという話はまだ聞きませんが、あまり目立つ行動はとらず、おとなしくするのが無難でしょう。

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