どうも〜、ゴダです。
台湾の夏は4月から10月末くらいまで続きます。
言ってしまえば一年の半分くらいは夏ということですね。
そして台湾は暑い国だからこそ熱中症の対策も充実しています。
というわけで今回は台湾人の熱中症対策を紹介していきます。
日本もまだまだ暑い日が続きますので参考にしていただけたら嬉しいです。
熱中症とは何か?熱射病との違いは?
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気の総称です。
熱中症の中でも重症なものを熱射病と呼びます。熱射病になると汗はあまりかかず、顔が赤く熱っぽくなり、発熱し、めまい・吐き気・頭痛・意識障害・昏睡・全身けいれんなどが起きることがあります。
中国語では熱中症のことを「中暑」と言います。
台湾の夏、どのくらい暑い?
冒頭で台湾の夏は4月から10月末まで続くと述べました。
その間、日中の気温は32度以上となり特に暑い日は35度を上回ります。
南北で大きな温度差はないですが、台北は盆地でヒートアイランド現象もあり特に蒸し暑いです。
また当然ですが南投にあるような標高が高い山間部は20度代で涼しいです。
台湾の詳しい気温は以下の記事にまとめています。必要があれば是非参考にしてみてください。
▼参考記事
台湾人の熱中症予防・対策
前置きは少なめに、いきなり本題に入ります。
対策①:高温・直射日光を避ける
これは当たり前すぎて書く必要もないかもしれません。高温で直射日光が当たる場所はとにかく避けることです。
台湾では午前10時から午後2時までが太陽が最も照っています。この時間帯は紫外線が強いので注意が必要です。
夏は危険とはいえ、真夏にしか食べられない南国フルーツが食べたい人もいるでしょう。台湾のマンゴーやパッションフルーツは本当に魅力的ですからね。
夏に台湾旅行する場合は、昼は屋内、夜は屋外で行動することを心がけるといいでしょう。
都市 | 屋内で楽しめる場所 |
台北 | 故宮博物院、台北101、四四南村、台北市美術館、松山文創園区、国立台湾博物館、華山1914文化創意産業園区、台北地下鉄、デパート |
台中 | 宮原眼科、台中国家歌劇院、彩虹眷村、台中文化創意産業園区、第四信用合作社、礫社 |
台南 | 赤嵌楼、神農老街、国立台湾文学館、鄭成功文物館、林百貨、奇美博物館、臺南市美術館1館&2館 |
高雄 | 85大樓、高雄市電影館、駁二芸術特区、国立科学工芸博物館、佛光山 |
対策②:日傘・帽子・サングラスをする
これも当たり前といえば当たり前ですが旅行時は忘れてしまうかもしれないので注意が必要です。
日傘・帽子・サングラスをして体を守りましょう。
日本から持っていってもいいですし台湾現地で購入してもOKです。
コンビニ、観光地、路面店などどこでも比較的簡単に手に入ります。
対策③:風通しがいい環境を作る
これは意外と知られていませんが熱中症を予防する上では重要なことです。
窓を開ける、扇風機をまわす、冷房をつけるなど、すべて有効な方法です。
逆に、車のような密閉された空間に長時間滞在することは危険です。
旅行中に密閉空間に長期滞在することはほぼないでしょうが注意しましょう。
対策④:こまめな水分補給と塩分補給
旅行中は運動量が多いので普段よりも注意しなければなりません。
熱中症対策でよく言われるのが、喉が渇いたと感じる前に水分を補給しろということです。
観光で歩き回ってる時は1時間ごとに400から500cc飲むくらいでちょうどいいそうですよ。
ポカリスエットのような塩分を含んだスポーツ飲料は熱中症対策に最適です。
スポーツ飲料はコンビニ、スーパー、観光地の売店などで気軽に購入できます。
台湾のスポーツ飲料「FIN」、ポカリスウェット「寶礦力水得」のどちらも簡単に購入できます。
コーヒー、清涼飲料水、酒などで水分補給しないようにしましょう!
対策⑤:ウリ類や豆類を食べる
ウリ類や豆類を食べると熱中症予防になります。
具体的には、スイカ、メロン、ヘチマ、トウガン、アスパラ、緑豆、ハト麦などがいいと言われていますね。
それでも「せっかくの旅行中に食事のことなんて気にしたくない。思いっきり美味しいものが食べたい。」と思いますよね。
旅行はせいぜい数日間ですし、旅行中は思いっきり好きなものを食べたいでしょうから、これは実現が難しい対策かもしれませんね。
ホテルの朝食ビュッフェなどでウリ類や豆類があるとちょうどいいんですけどね。あ、台湾の飲料店で買えるスイカジュースは超美味しいですよ!笑
対策⑥:仙草凍(仙草ゼリー)を食べる
仙草凍(仙草ゼリー)は台湾や中国南部で栽培されている漢方の一種から作られるゼリーでして熱中症や夏バテに効果があります。
熱中症に効果があるだけでなく台湾のご当地グルメと有名ですし、何より日本人でも美味しく食べられます。ウリや豆と違って異文化が楽しめるので旅行者が熱中症対策するにはちょうどいい食べ物といえます。
夜市、かき氷店、飲料店などで気軽な価格で買うことができます。
対策⑦:沙士、ココナッツウォーター、青草茶などを飲む
台湾人は熱中症対策として沙士、ココナッツウォーター、青草茶などを飲むこともあります。
これら飲料は解熱作用があり、台湾に10年以上住んでいる私も本当に効果があると感じています。
沙士はサルサパリラというサルトリイバラ科の植物の根から抽出されたエキスをベースにしたハーブ系の炭酸飲料です。
台湾ではいくつかの企業から沙士が販売されています。中でも特に有名なのが黒松の黒松沙士、金車の麥根沙士などです。
台湾のコンビニやスーパーで簡単に手に入りますので熱中症対策のついでに現地文化を楽しむという意味でも一度お試しいただきたいです。
ココナッツウォーターは古来より南国の人に飲まれてきただけあり熱中症効果は抜群と言われています。
半天水事業から販売されている「鮮剖」というブランドのココナッツウォーターは台湾のコンビニやスーパーで気軽に買うことができます。
私も熱中症になりそうな時に飲むことがありますが本当に甦るのでオススメです。
青草茶も解熱効果があり熱中症対策になると言われています。
しかし、台湾人いわくコンビニやスーパーで買える青草茶は解熱効果が弱いようです。
買うならちゃんとしたお茶屋さんのものがよく、旅行者が見つけるのは難しいです。
もし観光地などでお茶専売の店を見つけましたらトライするのもありでしょう。
熱中症対策をする場合、基本的には沙士やココナッツウォーターがオススメです。
対策番外編:民間療法の「刮痧(グアサー/かっさ)」をする
台湾の民間療法に「刮痧(グアサー)」というものがあります。
これは血流が滞っている部分を何度もこすることで、体の血流を正し体調を整えるマッサージのようなものです。
台湾では熱中症に効果があるとされていますが、西洋医学のお医者さんからいうとあまり根拠がないそうです。
だから当ブログでは「刮痧は効果ありますよー!」とはっきりと申し上げることはできません。
あくまでも台湾文化の体験として、旅行中に試されることをオススメします。
一般の旅行者が刮痧を体験したい場合、刮痧可能なマッサージ店を見つけてみましょう。
ネットで刮痧可能なマッサージ店を検索するのもありですし、店舗で直接店員さんに刮痧可能かどうかどうか尋ねるのもいいでしょう。
這裡可以刮痧嗎?(ここはかっさできますか?)
私の経験上、ほとんどのマッサージ店が刮痧を行なっています。
▼参考記事
熱中症の症状が本当に危険だったら病院へ!
症状が本当に危ない時は迷わず病院に行ってください。
ただ、言語面がどうしても心配という人もいるはずです。
たった二文ではありますが以下の文を病院職員やお医者さんに見せてみましょう。
我要去醫院(私は病院に行きたいです)
我中暑了(熱中症にかかりました)
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