どうも〜、ゴダ(@oogoda1)です!
実は最近、ずっと気分が落ち込んでました。
なぜなら、
冬の台北は天気が悪く曇りがちで、
そのうえ私は在宅ワークなので引きこもりがち、
しかも最近は仕事の悩みもあり、
元気のない日が続いていました。
「このままじゃアカン!」
というわけで、心が不安定な時に効くといわれる”収驚”なる儀式を台湾のお寺でやってきたので、今回はその様子をレポートしていきたいと思いまっす!!
※お寺の入場料も収驚も無料です。お気軽にお立ち寄りください。
「収驚」とは?
「収驚」と言われても何のことか全くチンプンカンプンだと思いますので、まずはその説明からしていきます。
「収驚」とは?
台湾のお寺で特殊な能力を持った女性にお祓いをしてもらい、失われた魂を取り戻す行為のこと。
台湾では生活の中でショックな出来事があると、魂が抜け落ちてそのまま魂が戻ってこないことがあると言われている。そして魂を取り戻さないまま生活を続けていると、それが原因で気分がすぐれなかったり、元気が出なかったりすることがあると信じられている。
「そうか、オレは魂が抜け落ちていたのか!」
この説明を読んだとき一瞬で「原因はコレだ!!!」と思いましたね。
というわけで今回は元気ない私を心配してくれた嫁が行天宮まで連れてってくれました。
結果からいうと無事に魂を取り戻すことができましたよ!
収驚体験レポート
2月某日 PM2時:行天宮に到着
もう7年くらい台湾に住んでいますが、実はこれまで一度も行天宮に入ったことがありませんでした。
普段からお参りする習慣はないですし、収驚しようなんて思ったこともないですからね。
というわけで観光客にまぎれて中に入りましたヨ!
(日本人超多かったヨ!)
神聖な場所ですがテンション上がって写真撮りまくっちゃいました。
騒いではないので大丈夫なはず・・・。
旅行中のマナーには気をつけたいですね。
トイレの手洗い場の鏡に「洗心」と書いてありました。
わたしは俗世間にまみれて心が汚れきっているので、まずは心を清める必要があるのです。
2月某日 PM2時20分:行天宮を参拝
行天宮の中に入るといきなり長蛇の列を目にしました。
「えっ、平日なのにこんなに収驚する人いるの?」
人の多さにビックリして魂が抜けそうになっちゃいました。
ディズニーランド並みです!
「え、台湾人ってこんなに魂を取り戻したい人が多いわけ!?」
そして列の先頭に目をやると・・・
青い服をきた女性が参拝客におまじないをかけています!
「ワオ!これがリアル収驚かぁ!」
私もさっそく収驚したかったのですが、まずはお寺を参拝してからにします。
神様に挨拶せずにご利益やサービスだけ受けて帰るって失礼ですからね。
2月某日 PM2時30分:収驚をやる
列に並ぶこと7〜8分。
列は長かったけれども、意外にすぐ順番がまわってきました。
とうとう次です!
おばさん「下一位~(次のかた〜)」
呼ばれるわたし。
緊張しつつもおばさんの元へと向かいます。
おばさん「お名前は?(請問大名?)」
わたし「ジョコビッチ」
※実際は本名を伝えました。
おばさん「アゴを引いて・・・(頭低下來・・・)」
わたし「あ、ハイっ!」
おばさん「アブラカダブラ・・・!!」
わたし「(おわーっ、始まった!やばい、何これ念仏!?)」
おばさん「イー、アー、サン、スー・・・!」
耳をすまして聞いてみると、念仏ではなく数を数えているようです。
数を数えながら私の体にお線香の煙をかけています!!
一瞬、日本のお寺によくあるこういうやつ(↑)を思い出しました!
日本も台湾も煙をかけるなんて、やっぱ色々共通点あるんやなー・・・
そんなことを考えながら収驚していると・・・
わたし「うお・・・!?!?」
ブワッ・・・!
わーっ!!!
わーわーわーっ!!!!!
・・・・・・・。
・・・・・。
・・・。
そのとき私は失われた魂を探しに数万光年離れた宇宙空間を漂流していた。
いや、もしかしたら距離や時間の概念なんてものは既になかったのかもしれない。
私は宇宙を漂流し、失われた魂を探し求めていた。
でっかい宇宙空間を漂いながら、どこにあるか分からない魂を探し求める旅。
最初はあてのない旅に感じた。
しかしこのとき頭は冴えていて、どこに魂があるのかをクリアに感じ取ることができた。
魂が信号を発信していて幽体(私)を引きつけていたのかもしれない。
そんなことを考えながらフワフワしていると、わりと簡単に魂を発見することができた。
二本の手で魂をしっかりとつかむ私・・・
そして次の瞬間・・・!
過去に起きた嫌なこと、トラウマ、苦しかったことなどが走馬灯のように脳裏を駆け巡った。
幼い頃に母親に叱られたこと、子どもの頃に見た不快な音を流すCM、高校の時に仲間外れにされ一人で弁当を食べていたこと、仕事で結果が出せず社内で存在価値を認められなかったこと、などなど。
最初はトラウマなシーンを見て不快な気分に浸ったが、やがて柔らかな光と共に体が熱くなっていった・・・。
次の瞬間、私が見ていたヴィジョンは消え去り、現実世界に舞い戻っていた。
残念ながら今では私が見たヴィジョンが何だったのかを言語化して説明することはできない。
ただ収驚が終わったあとは体が妙にスッキリしており、普段通りの明るい自分を取り戻していた・・・。
というようなSF的トリップ体験はしませんでした。笑
天気がいい日に台北市内を散歩しお寺を参拝することでリラックスできたのは確かです。
ありきたりですが気分が良くない時はやっぱり外に出て体を動かすことが一番やなー、と。
皆さんも仕事や人間関係で疲れを感じることがあるでしょう。
そんな時は天気のいい日に収驚でもするといいかもしれません。
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