※ここでは台北市と新北市と基隆市をあわせて「台北」としています。
こんにちは、ゴダ(@oogoda1)です。
今回は題して
「台北旅行と高雄旅行を比較。おすすめはどっちだ?」
です!
台北と高雄は台湾北部と台湾南部を代表する二つの都市。
どちらに旅行しようか迷うという方も多いでしょう。
わたしはどちらの都市にも住んだことがあるんですが、どちらも序列をつけられないくらい魅力的ですよ。
比較してみたんですが、けっきょく「台湾 vs 香港」のときみたいに「どっちもサイコー!」という結論になってしまいました・・・。
▼参考記事
台北と高雄は町の雰囲気が全然違うんですよー。
・台北 → 典型的な都会。台湾初心者にも台湾旅行ベテラン者にもオススメ。
・高雄 → 自然に囲まれたゆとりある都市。一泊二日程度の短い旅行に向いてる。台南や墾丁や小琉球への経由地としても優れている。
この通り台北と高雄で遊びかたは違ってきますので、今回はこのあたりを説明します。
どうぞ読んでやってください(`・ω・´)
この文章を読んでほしい人
→ 台北と高雄どちらに行こうか迷ってる人
→ 高雄に行きたいけど何したらいいか分からない人
台北市と高雄市の基本データ比較
台北市+新北市+基隆市 | 高雄市 | |
人口(2017年9月調査) | 7,039,626人 | 2,777,873人 |
面積(2017年9月調査) | 2,457.1253km² | 2,951.8524km² |
言語 | 中国語:メイン 台湾語:ご年配が使用 |
中国語:メイン 台湾語:北部より話者が多い |
平均給与(2016年調査) | 3万7249元 (約13万6703円) |
3万2210元 (約11万8210円) |
失業率(2014年調査) | 約3.9% | 約3.9% |
※高雄は高雄県と高雄市が合併して今の高雄市になった経緯があるため、台北も旧台北県である新北市と台北市(+基隆市)をあわせて計算しています。以下「台北」の記述もこの意味で使わせていただきます。
台北は人口密度と給与が高く、高雄は人口密度も給与も低いです。
つまり、台北は典型的な都会であり、高雄はザ・地方都市というわけですね。
しかしこれら二つの都市には数字では表せない違いがあるんですよ。
それは、台北は自然が少なく高雄は自然が多いということです。
台北にも象山や陽明山などの自然スポットはあります。
でも台北のそれらスポットは中心部からちょっと離れているんですよね。
一方、高雄は中心部からすぐ近くに港や山がありMRTで約10分で海や山に行けます。
このような自然との距離が「台北=都会、忙しい、人だらけ」「高雄=自然がある、ゆったり、人も親切」みたいな印象につながっているのでしょう。
台北の観光地と台北観光に向いてる人
台北101(景色、ショッピング)
中正紀念堂(歴史)
士林夜市(グルメ)
北投温泉(温泉、自然)
龍山寺(歴史、宗教)
淡水(歴史、景色、グルメ)
故宮博物館(歴史)
野柳(自然、景色)
饒河街観光夜市(グルメ)
陽明山(自然、景色)
象山(自然、景色)
金瓜石(歴史、景色)
西門町(グルメ、ショッピング)
猫空(景色、グルメ)
烏來(グルメ、景色、温泉、歴史)
初めて台湾旅行をする方はだいたい上のような場所に行きます。
また、台北は観光地が多く店の入れ替わりも早いので二回目三回目の人にも向いています。
中には西門町のゲイバー街のようなディープなスポットだってあります。
このように台北は首都であるがゆえに深みがあり、どんな遊び方でもできるオールラウンドな町なのです。
観光地が多く、店の入れ替わりも早いので、台湾初心者でも上級者でも楽しめる。
多様性があり、どんな人でも楽しめる。
高雄の観光地と高雄観光に向いてる人
六合夜市(グルメ)
蓮池潭(宗教、景色)
愛河(景色)
旗津半島(グルメ、景色、歴史)
瑞豊夜市(グルメ)
駁二藝術特区(芸術、ショッピング)
MRT美麗島駅(建築)
中央公園(景色、建築)
柴山(景色)
西子湾のかき氷ストリート
高雄85大樓(景色)
打狗英国領事館官(歴史、景色)
三鳳宮(歴史、宗教)
高雄は台北よりもサイズが小さく観光地も少ないです。
しかし高雄は中心部からすぐの場所に自然があるので、観光してて気持ちがいいんですよね。
大型の美しい公園や沿岸部の遊歩道も整備されており市民に優しい作りになっています。
人が少ないってのもあるのでしょうが高雄は全体的にゆとりがあるんですよねー。
これがわたしが高雄を好きな理由の一つ。滞在してて気持ちいいんですよね。
また、台南・屏東・墾丁・小琉球も近いので、「南台湾」という広い範囲でみた場合、非常にバリエーションの多いエリアであることがわかります。とてもじゃないけど、一回や二回の旅行では見終わることができません。
青・・・高雄(台湾南部の大都市。人口では台湾第三の都市である。)
黄・・・台南(台湾の古都。歴史的建築物は必見。)
緑・・・墾丁(台湾最大のビーチリゾート。)
紫・・・小琉球(高雄から日帰りで気軽に行ける離島。)
高雄から台南までは台鐵(火車)で50分程度。
高雄から墾丁まではバスで2時間程度。
高雄から小琉球まではタクシーや船を乗り継いで2時間程度。
全て日帰りで行ける距離にありますし、なんなら目的地で一泊しちゃってもいいでしょう。
このとおり高雄は高雄市内の観光だけでなく南部旅行の拠点として活用できる非常に便利な都市なのです。
大阪を拠点に京都や神戸や奈良を観光するのに似ているかもしれません。
だから大都会を離れてゆったり旅行がしたい人やアウトドアが好きな人に向いている。
また台南や墾丁や小琉球へのアクセスもよく、南部旅行の拠点に最適。
台北から高雄への行き方(新幹線と長距離バス)
台北から高雄に行くには大きく二つの方法があります。
一つ目は新幹線(高鐵/HSR)に乗って行く方法です。
台北から左營(高雄の新幹線の駅)までは指定席が片道1,530元(約5,660円)で、自由席が片道1,480元(約5,470円)。
かかる時間は片道1時間40分ほどであり、台北から高雄に行く最速の方法となります。
二つ目は長距離バス(客運)に乗って行く方法です。
長距離バスは会社によって料金が違いますが、平均で片道500元(約1,850円)程度。
乗車時間は片道4時間〜5時間ほどであり、時間はあるけど安く行きたい人向けの手段となっています。
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南部旅行をする場合は高雄空港が便利
高雄旅行(南部旅行)をする場合、直接高雄国際空港(小港機場)に飛んじゃうのもありです。
ただ成田空港、関西国際空港、福岡空港、那覇空港はフライト数が多いですが、その他の空港はフライト数が少ないです。
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台北旅行 vs 高雄旅行 まとめ
「結局、台北旅行と高雄旅行どっちがオススメなのか!?」
この質問に答えはありません。
どちらも良さがあり、優劣をつけることが非常に難しいです。
ですが向き不向きはありますし、目的によってオススメが変わってきます。
何度も書きますが、台北旅行と高雄旅行を簡単にまとめると、一般的には以下のように言えるでしょう。
・台北 → 台湾初心者にオススメできる、リピートも可能、大都市であるがゆえに多様性がありどんな人でも楽しめる
・高雄 → 高雄は大きくないので高雄のみを旅行する場合は日数が短くても大丈夫、台南や墾丁や小琉球への経由地にも最適
南部はサーフィンができるなど、趣味によって遊び方もぜんぜん変わってきます。
自分だけの楽しみを見つけたいところですね。
というわけで今回は台北旅行と高雄旅行の比較でした。
補足:台湾第二の都市は高雄市ではなく台中市
この記事では台北と高雄を比較しました。
しかし現在、台湾第二の都市は高雄市じゃなく台中市なんです。
▼参考記事
台湾内政部により2017年に高雄市と台中市の人口が逆転したことが確認されています。
本来、一位と二位の対決は「新北市 vs 台中」が正しいのでしょうが、ここではずっと台湾第二のポジションだった高雄を台北(北部)のライバルとして選びました。
なお台中は嫁の実家がある場所ですし2018年からは台中に暮らす可能性が出てきたので、そのうち台中関連の記事も増やしていくつもりです。
台中は日本人の旅行先としてあまり馴染みのないところですので、しっかり有益な情報がかけたらいいな(^ ^)
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コメント
コメント一覧 (4件)
人口ランクで高雄を3位にすれば台北市は4位です、
お間違いなく、新北市と台北市は違う都市です市長もそれぞれあるし
一緒にしないでね
https://zh.wikipedia.org/wiki/臺灣行政區人口列表
うさん
記事にはちゃんと以下の記載があります。
>※高雄は高雄県と高雄市が合併して今の高雄市になった経緯があるため、台北も旧台北県である新北市と台北市(+基隆市)をあわせて計算しています。
もちろん新北市と台北市が別の都市であるということくらいは知ってますよw
新北にもう4年も住んでいるんですからw
あと、僕はこの記事で一位が「台北市」とは一言も書いていません。
新北市もあわせての広い意味での「北部」という意味で台北という文字を使っているのです。
博多空港→福岡空港の間違いでしょうか?
福岡県民さま
管理人のゴダです。
間違いのご指摘ありがとうございます。
早速修正させていただきました!