どうも、ゴダ(@oogoda1)です。
2016年7月から12月の間、デンマークのIPCという学校に在籍していました。
今回はデンマーク生活を終えて思うことを書いていきます。
英語について
わたしが在籍していたIPCは英語学校ではありません。
英語で教養を学ぶ成人向けの教育機関になります。
高校を卒業した人なら誰でも申し込むことができ、入学試験もないです。
ただ、英語で授業が行われるため、英語だけはそこそこできないと厳しいです。
わたしは英語が上手ではない状態でデンマークに行ったので最初は相手が何をいってるのかほとんど分かりませんでした。
また、学内のパーティや学外との交流会も多く、英語ができればもっと深くクラスメートやデンマークのことを知ることができたと後悔しています。
デンマークに行く前は「英語なんてできなくてもなんとかなる」と軽く考えてましたが、実際は全然そんなことありませんでした。
フォルケホイスコーレ留学を検討している方は、オンライン英会話をするなりフィリピンで語学留学をするなり、できるだけ英語力を高めてから行った方がいいです。
学校(IPC)について
この学校に在籍していた生徒の半分以上が18歳くらいの若い欧米人でした。
ただでさえ英語力が足りないのに、その上ジェネレーションギャップもありました。
表面的にはみんなと仲良く会話していましたが、残念なことに仲の良い友達はあまりできませんでした。
とはいえ学校には30歳以上の生徒もちらほらいて彼らとはけっこう仲良くなれました。
30歳以上の彼らはヨーロッパ人やアフリカ人ですが、今でも連絡を取っており本当にいい出会いになりました。
聞くところによると、どこのフォルケホイスコーレも18歳前後の欧米人が大半だそうです。
だから相当若いノリについて行かなきゃいけません。
(毎週パーティを開くようなパリピ的なノリ、時にはマリフ○ナ吸う人たちも・・・。デンマークはマ○ファナが合法で売られている場所があるので、簡単に入手できるんです。)
あと学校の政治的スタンスに関してですが・・・。
一言でいうとIPCは国際村のような場所です。
教師や学校の政治スタンスはかなり左寄りとなります。
具体的には、トランプやブレグジット(イギリスのEU脱退)には反対、右翼禁止といった感じ。
なんでもかんでもグローバル・融和・寛容な方向に持っていけばいいと思ってます。
だから時々「それは綺麗事すぎるのでは?」「そんな単純に世界は回ってないよ」と感じることもあり、学校の左翼的なスタンスに疑問を抱くこともありました。
デンマークに対する印象
デンマーク語はしゃべれないし、滞在期間もたった5ヶ月だった私。
だから私のデンマークに対する理解は表面的なものです。
それでも印象に残っていることがいくつかあります。
以下で僕が考える「デンマークといえばコレッ!」っていうのをまとめてみました。
スタイリッシュな建築
まず、デンマークといえば建築やインテリアが有名です。
街を歩いているとものすごい形をした建築がどんどん目に入ってきます。
有名な家具のメーカーもたくさんあります。
デンマークはかなりクリエイティブでスタイリッシュな国です。
デザイン・建築・インテリアに興味がある人にはオススメですね。
美しい森林
デンマークは人口570万程度で人が少なく自然が多いです。
コペンハーゲンは都会ですが、ちょっと郊外に行くと森林が広がっています。
特に夏は最高で、日中の気温は25度前後。
木々は青々としていて、とても美しい田舎ライフが待っていますよ。
「みんなで一緒に幸せになろう」という国民意識
デンマークは世界一国民の幸福度が高いことで有名です。
最初はそれがどういう意味なのか分かりませんでした。
しかしデンマークに住んでやっとその意味が分かりました。
デンマークは累進課税が進んでおり、貧乏な人や弱者を助けるシステムが充実してます。
収入が比較的少ない人も不幸はあまり感じてません。
また、金持ちは貧乏な人よりも多くの税金を払っていますが、「この国の素晴らしい社会保障制度を支えている」という誇りをもって生きています。
金持ちが税金を払うことで貧乏な人も安心して生活でき、それにより治安が乱れることなく、自分も会社も安全な社会で安定して稼ぐことができると考えています。
「金持ちは税をたくさん払っているから損している!」みたいに考えてる人はほとんどいなかったように感じます。医療費も、子どもの大学の学費も、子どもの留学費用も、老後の生活費も、全て無料ですからね。
とにかく「みんなが安心して生活できる」ということに満足している様子でした。
ただ、中には「たくさん税金を納めたなくない。手取りがたくさん欲しい。」と考える人もいるようでして、そういう人はお隣のイギリスやドイツに移住するようです。(デンマーク人は英語ペラペラだから簡単に移住できる。)
デンマーク生活について
デンマークのほとんどのお店は午後4時くらいに閉まります。
最初は私も不便に感じました。
でも買いたいものがあれば営業時間内に買い物に行けばいいだけです。
別に夜中に買い物がしたいことなんて滅多にないし、僕は営業時間にはすぐ慣れました。
ただ、物価がバカ高い点についてはかなり辛かったです。(日本の二倍)
私はあまり留学資金を準備していなかったので気軽に外食ができませんでした。
デンマーク留学をしたい人は資金面について入念に計画をした方がいいです。
ちなみに、わたしは寮暮らしだったので家探しについては詳しくないです。
デンマークで家探しをしていた友達によると今デンマークには空いてる家が全然ないそうです。
デンマークはここ数年で海外からの留学生が増えたため学外の部屋の数が全然足りてないみたいなんです。
学校の寮の部屋は空いてますが一般のアパートは数が少ないようなので、学外に住みたい人は注意が必要です。
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