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【中国語文法】「的、地、得」の使い方・違い

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【中国語文法】「的、地、得」の使い方・区別

こんにちは、台湾在住6年目のゴダです。

(Twitterはこちら → @oogoda1

今回はかゆいところに手が届くゴダの中国語文法シリーズ第三弾!

「的、地、得」の違いについてです。

これら三つの語は全て「de/ㄉㄜ˙」と読みます。

つまり、発音が同じなのです。

しかしながらそれぞれ使い方が異なるため、違いを理解するのは難しく、混乱しやすいです。

よってこの記事では、複数の例文を交えて違いを説明したいと思います。

この文章を読んでほしい人

→ 「的、地、得」の違いが知りたい人
→ 中国語の初級文法を勉強中の人

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中国語の文中に頻繁に出てくる「的」。

すごく重要な語ですが、用法が多く、マスターするのが意外に難しいんです。

なお、台湾政府が運営する中国語辞書「教育部重編国語辞典修訂本」には、以下五つの用法が載っています。

①形容詞で名詞を修飾

・使い方

<形容詞>+的+<名詞>

・例文

漂亮的花 piào liàng de huā (キレイな花)

可愛的狗 kě ài de gǒu (可愛い犬)

乾淨的房間 gān jìng de fáng jiān (清潔な部屋)

很帥的男人 hěn shuài de nán rén (かっこいい男の人)

・例外

×:很多的人、很少的人

○:很多人、很少人

「很多(多い)」「很少(少ない)」は特殊な形容詞であり、的を使わずに名詞を就職できる。

②所属、所有を表す

・使い方

<名詞>+的+<名詞>

or

<代名詞>+的+<名詞>

・例文

太陽的光 tài yáng de guāng (太陽の光)

我的書 wǒ de shū (私の本)

日本語訳は「の」。

・関連

你是我的 nǐ shì wǒ de (あなたは私のものです。)

綠島是丹麥的 lǜ dǎo shì dān mài de (グリーンランドはデンマークのものです。)

後ろに名詞を置かずに「的」で終わると「〜のもの」となります。

③修飾語で名詞を修飾

・使い方

<修飾語>+的+<名詞>

修飾語とはつまり、【主語+動詞+目的語】のかたまりのことです。

また、修飾語の部分は主語や目的語がないこともあります。

・例文

他寄來的信 tā jì lái de xìn (彼が送ってきた手紙)

賣花的人 mài huā de rén (花を売る人)

この文法は、英語でいうと関係代名詞にあたります。

the letter that he sent to me(彼が送ってきた手紙)

the person who sells his flower(花を売る人)

※下線の関係代名詞が「的」に相当する。

④副詞を作る

・使い方

<形容詞>+的+<動詞>

「副詞」とは主に動詞を修飾する語のことを言います。

副詞は「その動作をどのように行うか」を示すことができます。

・例文

慢慢的走 màn màn de zǒu (ゆっくり走る)

高高的飛 gāo gāo de fēi (高く飛ぶ)

この文法では形容詞部分を二回繰り返すことが多いです。

⑤語尾に置いて肯定の語気を強める

・使い方

是〜的

・例文

這樣做是不可以! zhè yang zuò shì bù kě yǐ de (このようにしてはいけない!)

你不是這樣講! nǐ bú shì zhè yang jiǎng de (あなたはそう言わなかった!)

「的」のその他の読み方(破音字)

・「的(dì)」

「目的 mù dì」「標的 biāo dì」などの名詞ではdìと読みます。

・「的(dí)」

「的確 dí què」ではdíと読みます。

①地(副詞を作る)

・使い方

<形容詞>+地+<動詞>

「地」は副詞を作ることができます。

つまり「的」の4番目の用法と同じです。

・例文

慢慢吃 màn màn de chī (ゆっくり食べる)

好好玩 hǎo hǎo de wán (よく遊ぶ)

雨勢漸漸小了 yǔ shì jiàn jiàn de xiǎo le (雨がだんだん弱くなってきた)

実は「的、地、得」の中で「地」が一番簡単です。

なぜなら地の用法はこの一つしかないからです。

※「的」の4番目の用法の説明とあわせて読むと理解が深まります。

「地」のその他の読み方(破音字)

・「地(dì)」について

名詞の一部に地が入ってる時は、この読み方をします。

具体的には、

地面 dì miàn

地上 dì shàng

地下 dì xià

などです。

①得(程度補語)

・使い方

<動詞>+得+<程度補語>

or

<形容詞>+得+<程度補語>

程度補語とは、動詞または形容詞の後ろに「得」を置き、その動詞(形容詞)の程度や結果を表すものです。

これだけ聞いても理解できないかもしれませんので、さっそく以下の例文を見てみましょう。

<例文1>

你走得很快 nǐ zǒu de hěn kuài (あなたは歩くのが速い)

この文は「動詞+得+形容詞」の構造になっています。

つまり、ここでは形容詞が程度補語になっているというわけです。

「歩く」という動作の程度は「很快(速い)」というわけです。

この例文では形容詞が程度補語となっていますが、形容詞以外の語で程度や結果を表すこともできます。

それでは次の例を見ていきましょう。

<例文2>

她漂亮得像明星一樣  (彼女はスターのように綺麗だ)
tā piào liàng de xiàng míng xīng yí yàng

「像〜一樣」は「〜のようだ」「〜みたいだ」という意味です。

つまり「彼女は綺麗」→「どの程度綺麗なの?」→「スターみたいに綺麗なの」と言うように、「綺麗」の程度を示してるんですね。

また台湾教育部の辞書によると「像」は動詞なので、この文では動詞を使って程度を表してることになります。

この通り、程度補語は形容詞とは限らないんです。

<例文3>

你吃得比我多 nǐ chī de bǐ wǒ duō (あなたは私より多く食べる)

「比+名詞+形容詞」で「名詞よりも形容詞」という比較文を作ることができます。

また、台湾教育部の辞書によると「比」は「介詞」とのこと。

介詞の説明は別の機会にするとして、この文では形容詞でも動詞でもない介詞が程度補語になってるんですね。

程度補語って奥が深いですね・・・。

<例文4>

① 你說中文說得很好 (あなたは中国語を喋るのが上手です)
nǐ shuō zhōng wén shuō de hěn hǎo

② 你的中文說得很好 (あなたは中国語を喋るのが上手です)
nǐ de zhōng wén shuō de hěn hǎo

動詞に目的語(ここでは、中国語)を入れる場合は、上記のように並べる必要があります。

つまり、

① <主語>+<動詞>+<目的語>+<動詞>+得+<程度補語>

② <主語>+的+<目的語>+<動詞>+得+<程度補語>

となるのです。

この並びを複雑に感じるかもしれませんが、原則として、得の前に必ず動詞(形容詞)を置くので、実はシンプルです。

最初は正しい語順でスラスラ言うのが難しいですが、繰り返し練習することで身につけることができます。

(台湾に行くと幼稚園児だってスラスラしゃべってますから!)

・例外

台湾では程度補語の「得」を「的」に置き換えることがあります。

これは間違った用法ですが、多くの台湾人が「的」を使って程度補語の文を作っています。

※見つけた時は「あ!この的は程度補語だな!」と気づく能力が必要になります。

「得」のその他の読み方(破音字)

・「得(děi)」

「得」にはděiという発音もあります。

この発音をする時は「〜しなければならない」という意味になります。

主語と動詞の間に位置するときはこの意味になります。

場所に注意してください。

・「得(dǎi)」

「得」にはdǎiという発音もあります。

この発音をする時は「こうむる」という意味になります。

ですが普通は得(dǎi)を耳にすることはあまりなく、「こうむる」と言いたい時は「遭受(zāo shòu)」などと言うことが多いです。

・「得(dé)」

「得」にはdéという発音もあります。

この発音をする時は「〜を得る」という意味になります。

この得は動詞ですので、主語の後に置き、目的語を取ることができます。

最後に

今回は「的、地、得の違い」についてご説明させていただきました。

これら三つの語は日常会話で頻繁に使う語なので、しっかりマスターする必要があります。

中国語で「的」をよく使うのはなんとなくご存知でしょうが、実は程度補語(得)もかなり頻繁に使います。

程度補語は動作や形容詞の程度を説明することができるので、マスターしていると会話の幅が広がるのです。

ですから、これを機にぜひ覚えちゃってくださいね。

また、私が運営しているオンライン中国語教室では、「的、地、得」のような区別が難しい文法を日本語で分かりやすく説明しています。

興味がある方はお問い合わせくださいね!

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