どうも、台湾在住のゴダ(@oogoda1)です。
ここでは台湾の喫煙事情をまとめています。
具体的には以下の内容についてです。
- 台湾でタバコが吸えない人
- 台湾の喫煙禁止エリア・罰金
- 台湾の喫煙可能エリア
- 電子タバコ(加熱式たばこ)について ※アイコスなど
台湾には喫煙に関する”菸害防制法“という法律があります。
法律は外国人にも適応されます。
つまり「外国人だから知らなかった」では済まされないのです。
台湾旅行中は”菸害防制法”を守るようにしましょう。
この文章が台湾旅行をする皆さんの参考になることを願っております。
この文章を読んでほしい人
→ 台湾の禁煙エリアやタバコに関する罰金が知りたい人
→ 台湾の喫煙マナーを知りたい人
※以下、台湾の喫煙に関する規定をまとめた法律 “菸害防制法” を元に情報をまとめました。
台湾でタバコを吸えない人
菸害防制法では以下の人はタバコを吸うことができないと規定しています。
<台湾で喫煙を禁止されている人>
①18歳未満の者(18歳になっていれば旅行者でもOK)
②妊婦さん
また、18未満の者や妊婦さんに喫煙を勧めたり脅迫した場合にも罰則の対象となります。
台湾の喫煙禁止エリアと罰金
菸害防制法ではタバコ禁止エリアがずらりと列挙されています。
二、大学、図書館、博物館、美術館およびその他の文化または社会教育機関の室内
三、医療機関、介護施設
四、政府機関および公共事業機関の室内
五、公共交通機関、タクシ、バス、MRT、駅、旅客待合室
六、燃えやすいものを製造、管理、販売している場所
七、金融機関、郵便局および通信事業会社の営業所
八、体育館やジム
九、教室、図書室、実験室、講堂、展示室、会議室、エレベーター
十、オペラハウス、映画館など公共の娯楽施設
十一、旅館、商店、レストラン
十二、三人以上が共有する室内の仕事場
十三、その他の公共の室内空間、各自治体が指定した場所、公共交通機関<その他>
「禁煙」と指定されている場所。
3歳未満の子どもや妊婦がいる場所。
色々書いてあって分かりにくいですが、これを一言で要約すると
「公共の場では一切タバコ吸っちゃダメ!!!」
ということになります。
でもなぜか路上喫煙はOKです。(歩きタバコはだめ)
ちなみにこの規則を破った場合は2,000元〜10,000元(約7,422円〜約37,114円)の罰金となります。
台湾の喫煙可能エリア(喫煙所)
ここでは旅行客がよく行く場所の喫煙可能エリアをまとめました。
ですが、店によって例外がありますので、全てが以下の通りとは限りません。
飲食店:オープンテラスや入口付近
まず、台湾のほぼ全ての飲食店が禁煙となっています。
ですが、①オープンテラス(屋外の席)や②入り口付近に灰皿があることも多く、この場合は灰皿のある場所に限ってタバコを吸うことができます。
しかし台湾は喫煙者に厳しいので、灰皿があっても周りに子どもや非喫煙者がいる場合は喫煙を控えた方がいいでしょう。
あくまでも、原則上はタバコが吸える場所であっても、他人に迷惑がかかるかどうかがポイントになってくるのです。
なお、一部の日本式居酒屋やキャバクラ的なお店では、店内でタバコが吸えるところもあるようです。
ホテル:喫煙ルームか入口付近
台湾のホテル内は基本的に禁煙です。
しかし、①ホテルの入口にある灰皿のある場所と、②ホテル内の喫煙ルームでは吸うことができます。
①に関して、台湾のほぼ全てのホテルの入口に写真のような灰皿があります。
部屋からいちいち外まで出て行くのは面倒ですが、こればかりは仕方がありません。
部屋でタバコを吸ったことがバレると罰金になるのでご注意ください。
また②に関して、一部の高級ホテルにはホテル内に喫煙ルームがあることがあります。
ホテル内に喫煙室があると、わざわざ外まで行かなくていいので便利ですよね。
路上喫煙:歩きタバコでなければOK!
台湾では歩きタバコをしなければ路上喫煙はOKということになっています。
その証拠に町歩きをしているとよく路上喫煙をしている人を目にします。
ええ、本当によく目にしますよ。
ただ、路上喫煙をしている人も周りに人がいるかどうかは常にチェックしています。
あくまでも法律とマナーは別問題というわけですね。
なお、台湾には「騎樓」と呼ばれる、屋根がついた通りがあります。(上の写真のような場所です)
ここは一般の歩行者も通れるので、雨の日や太陽の日差しが強い日はとっても助かります。
ただ、「騎樓」はあくまでも各店舗の敷地であり、路上という扱いではないそうです。
だから「騎樓」でタバコを吸うのはやめてください。店の人に怒られるかもしれません。
でも、一部のレストランは「騎樓」にお客さんが待ってる時に喫煙するための灰皿を置いていることがあります。
その場合は、周りに人がいるかどうかに注意して、灰皿のある場所でタバコを吸うことができますよ!
ちなみに上の写真のような、日本の駅前によくある喫煙所は台湾にはあまりありません。
台北駅のような大きな駅にはありますが、日本に比べると少ないですね。
→大規模な喫煙所はないけど、小さな灰皿が置いてあることは多いです。頑張って見つけましょう。
夜市:原則NG!ただし路地裏を見ると吸っている人も…
台湾では歩きタバコは罰則の対象ですが、路上喫煙はOKです。
だから露店が立ち並ぶ夜市ではOKなような気がします。
しかし夜市は人が多いのでマナー的な理由でNGです。
ただし路地裏の人が少ない場所では路上喫煙できます。
夜市でタバコが吸いたくなった場合は、メイン通りを外れて、人通りの少ない路地裏で喫煙しましょう。
マッサージ店など:基本的には飲食店と同じ。外で吸おう。
マッサージ店なども基本的には飲食店と同じです。
店内での喫煙は不可能で、外まで出て灰皿のあるところで吸うしかないです。
車やバイクを運転しながらの喫煙は600元の罰金
2016年7月に法律が改正され、車やバイクを運転しながらの喫煙も罰金の対象となりました。
旅行者は基本的に自分でバイクを運転することがないのであまり関係ないですが、運転の可能性がある人はお気をつけください。
600元(約2,226円)の罰金となってしまいます。
台湾の電子タバコ事情(アイコスなど)
台湾は電子タバコ(加熱式たばこ)の持ち込み禁止
結論から言うと、台湾に電子タバコ(アイコス含む)を持ち込むことは法律で禁止されています。
もし不注意で持ち込んでしまった場合は税関で正直に申告しましょう。
税関で申告せずに持ち込むと罰金となり、加熱式たばこは没収となります。
特に2023年からは法律がさらに強化されているので、台湾には絶対に持ち込まないようにしましょう。
台湾では電子タバコは売ってません
台湾ではアイコス含め電子タバコは販売されていません。
台湾で買いたくなっても買うことはできませんよ!
台湾の喫煙事情まとめ
・レストランやホテルを始めとする室内での喫煙は禁止。
・タクシーやMRT(捷運)や新幹線(高鐵)での喫煙も禁止。
・歩きタバコも禁止。
・止まって路上喫煙をするなら問題なし。
・喫煙可能な場所でも周りに人がいたら喫煙しない方がいい。
・禁煙エリアで喫煙したら2,000元〜10,000元(約7,422円〜約37,114円)の罰金。
・車やバイクを運転しながら喫煙したら600元(約2,226円)の罰金。
・電子タバコ(加熱式たばこ)は持ち込みNG。また、売ってもいません。
・電子たばこは罰金及び没収となります。
・巨人の坂本勇人選手が台北でタバコのポイ捨てをして現地メディアに報道される。みなさん、現地でのマナーには気をつけましょう!
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