
台湾・日月潭のオススメ観光地、ホテル、アクセス(行き方)、日帰りについて
こんにちは、ゴダ(@oogoda1)です。
8月11日から8月12日にかけて日月潭に行ってきました。
日月潭は台湾中部の南投県にある台湾最大の湖で、台湾人の人気国内旅行先です。
というわけで今回は、日月潭のおすすめスポット、行き方、予算などについてまとめました!
参考にしてみてください。
この文章を読んでほしい人
→ 日月潭に行きたい人
→ 日月潭について知りたい人
※以下、金額は「1元=3.6円」で計算しています。
日月潭についての基礎知識
日月潭の基礎知識を箇条書きでシンプルにまとめてみました。
<日月潭とは?>
- 台湾南投県魚池郷に位置する湖。
- 台湾で最も大きな湖である(ダム湖を除く)。
- 湖の北側が太陽(日)の形、南側が月の形をしていることからこう呼ばれる。
- 略称は明潭(みんたん、日と月の合字で明)。
- 台湾人の人気国内旅行先。
- 山の中にあるのでやや涼しい。人気の避暑地でもあるのだ。
- 隣に「九族文化村」という遊園地があり、子どもにも大人気。
- 昔は台湾人の定番の新婚旅行先でもあった。(今の若い人はみんな海外へ・・・)
- 司馬遼太郎が訪れたことでも有名。その時の様子は「街道をゆく 台湾紀行」に記されている。
- サオ族という少数民族が住んでいる。
- 湖の真ん中には「ラル島」という聖地があって、戦前は日本風の神社がありました。
などなど。
ちなみに日月潭の形をグーグルマップで見るとこんな感じ。

日月潭の形
やや無理やりな気もしますが、太陽と三日月が合わさった形に見えなくもないです。
日月潭ですべきコト・おすすめ観光地10選!
水社地区で食事・買い物・宿泊

水社エリア
水社エリアは日月潭の玄関口。
バスターミナルがあり、日月潭への旅行客はまず最初に水社に到着します。
また、水社は日月潭周辺で最も栄えたエリアでもあり、観光案内所、船乗り場、お土産屋さん、レストランなどが集中しています。
【水社ですること】
- 名勝街でサオ族の名物・奇力魚の唐揚げを食べよう。
- 休憩するなら日月潭を見ながらスタバでお茶しよう。
- 移動したいなら船着場から船で移動しよう。(乗り方、値段などは後述)
- 水社から見える日月潭の景色は周辺で一番綺麗なので、できれば水社でホテルを予約したいところ。しかし値段は安くないので注意しよう。
遊覧船で日月潭周遊

水社碼頭廣場(船着場)
水社から移動するには、バス・自転車レンタル・船の三つの方法があります。
ですが、せっかく湖に来たのでぜひ船に乗りましょう。
船のルートは「水社碼頭 → 玄光碼頭 → 伊達邵碼頭 → 水社碼頭」です
(「碼頭」は日本語の「埠頭」の意味)

船のルート
青:水社碼頭(始点)
↓
赤:玄光碼頭
↓
黄:伊達邵碼頭
↓
青:水社碼頭(終点)
また、この船は途中で降りることもできます。
もちろん同じチケットで再度搭乗して次の場所に行くことも可能です。
【船のチケットについて】
水社遊客中心でチケットを買い、水社碼頭廣場から船に乗りましょう。
日本語のできる客引きがいたり、日本語の説明があったりするので、中国語ができなくてもなんとかなります。
料金は大人が300元(約1,080円)、学生が250元(約900円)、老人と子どもが150元(約540円)でした。
船上から拉魯島(ラル島)を見る

拉魯島(ラル島)
ラル島は日月潭周辺に多く住む台湾原住民サオ族の聖地です。
勝手に上陸することは許されず、サオ族の中の決められた8人しか立ち入ることができません。
またラル島は昔はもっと面積が大きかったそうですが、1934年にダムができて日月潭の水位が上昇し、最上部を除いて水没し、現在のような小島になってしまいました。

少し離れた丘の上からラル島を眺める
ラル島は日月潭のちょうど太陽と三日月の境目に位置します。
そんなところに島が浮かんでいるもんだから、当時の原住民が不思議がって聖域とするのも無理がないと思います。
玄光碼頭で名物の煮卵を食べる

金盆阿嬤的香菇茶葉蛋

名物の煮卵「茶葉蛋」
船で玄光碼頭に着いたら、徒歩1分のところにある「金盆阿嬤的香菇茶葉蛋」で煮卵を食べましょう。
この煮卵は中国語で「茶葉蛋」といい、ウーロン茶や香辛料で長時間煮込んで作ったものです。
台湾ではとてもポピュラーな食べ物ですが、ここの茶葉蛋は衝撃的なウマさ。
長く台湾に住んでますが、もしかしたらこれまでで一番美味しい茶葉蛋だったかもしれない・・・。
興味がある方は玄光碼頭で下船したついでに食べてみてください。
場所 → 金盆阿嬤的香菇茶葉蛋
【茶葉蛋の値段】
一個13元(約46円)
二個25元(約90円)
四個50元(約180円)
玄光寺で記念写真を撮る

玄光寺
玄光碼頭から歩いて10分弱の位置にあるお寺。
ここはあの西遊記で有名な三蔵法師をまつるお寺です。
現在は多くの中国人観光客が押し寄せお参りしたり写真を撮ったりしています。

この碑の前で写真を撮ろうとする中国人でごった返し
上記の通り、ここからは日月潭を見下ろすことができるため、最高の写真スポットとなっています。
また、ここでは中国人旅行客はちゃんと列に並んでいるので、列を抜かされる心配はしなくても大丈夫です。
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伊達邵碼頭の屋台で小吃を食べる

伊達邵碼頭で降りると、そこは屋台街になっている
船の最後の目的地「伊達邵碼頭」で降りると、そこには屋台街が広がっています。
水社碼頭や玄光碼頭には屋台街はないですが、伊達邵碼頭には多くの屋台があり、雰囲気はまるで夜市☆
ここは正式には夜市ではないのですが、私は勝手に「日月潭夜市」と読んでいました(笑)
ちなみにここで絶対に食べたいものは以下の通り。

イノシシ肉串(35元/約126円)

イノシシ肉のソーセージ(35元/約126円)

キャベツと春雨のあげまんじゅう(40元/約144円)

豚油ごはん(50元/約180円)

紅茶アイス(60元/約216円)
他にも色々ありましたが、私が美味しいと思ったものを紹介させていただきました。
紅茶を飲む

日月潭の紅茶
実は日月潭周辺は紅茶の産地でとても美味しいことで有名です。
私も買って飲んでみましたが(55元/約198円)とってもコクがあって美味しかったです。
なお、紅茶を提供している店は多くレストランでも屋台でも買うことができます。
夕暮れの日月潭を眺めながら酒を飲む

綺麗に夕日の写真が撮れました
昼とはまた違った雰囲気の夕暮れ時。
夕暮れ時の日月潭は神秘的な雰囲気に包まれます。

奮発してコンビニで高いドイツビールを買う
レストランでちゃんとした料理を食べるのもいい。
でもせっかく日月潭に来たんだから、僕らは湖のそばのベンチで夕日を見ながらビールを飲むことにした。
つまみは当然、さっき屋台で購入したイノシシのソーセージなど。
ソーセージ(126円)
豚油ごはん(180円)
最高の夕日(無料)
= この日の晩飯(606円)
合計600円前後の安っぽい晩飯。
でも「久しぶりにうまい飯食った〜!」って思った。
うん、人生はお金をかけなくても楽しめるようになっている。
これは間違いなかとです。
ロープウェイ
日月潭と九族文化村(遊園地)を結ぶロープウェイ。
全長1,877m、搭乗時間は20分程度で、高い位置にあるため日月潭が一望できます。
また、湖から遊園地まで簡単にアクセスできるため、家族連れやカップルに人気があります。
料金は大人一人往復で300元(約1,080円)で、遊園地のチケットと合わせて850元(約3,060円)です。
九族文化村(遊園地)
台湾最大の遊園地。
その名の通り台湾の9つの原住民の文化を紹介するコーナーがずらり(現在は14に増えている)。
また、フリーフォールやジェットコースターのような絶叫マシンもあり、家族連れやカップルに人気の観光地となっています。
チケットは大人780元(約2,808円)、学生680元(約2,448円)、子ども580元(約2,088円)。
おすすめできないアクティビティ・観光地
バスや自転車での移動
日月潭はレンタサイクルが有名ですが、せっかく湖に来たので船で移動しましょう。
また自転車に乗る場合は、体調管理にも十分に注意しましょう。
外はあまり屋根がなく、日差しが強いため熱中症になりやすいです。
また、避暑地とはいえここは台湾。
春から夏にかけては30度前後あるので体力がかなり消耗しますよ。
(逆に、冬にサイクリングするのはアリかも)
文武廟と慈恩塔

船上から眺める文武廟
日月潭には玄光寺以外にも、文武廟という有名なお寺があります。
バス・自転車じゃないとアクセスが難しく、信仰がある人以外にとってはただの大きくて立派なお寺であるため、あまり見所があるとは言えません。
慈恩塔は蒋介石が母を偲んで建てた塔ですが、これもアクセスが悪い割にはこれといって特徴がないただのタワー。
確かに上からの景色はいいかもしれませんが、ただ体力消耗して汗ダラダラになるだけの可能性もあります。
日月潭へのアクセス(行き方)
①台北駅からバスで行く
台北駅そばにある「台北轉運站」から「國光客運」というバス会社の1833のバスに乗って直接日月潭まで行くことができます。
所要時間は約4時間、料金は片道470元(約1,692円)。
また、発車時間は以下の通りです。
7時(月〜日)
7時半(土)
8時(月〜日)
8時半(月〜日)
9時半(土)
10時(月〜日)
13時20分(土)
15時(月〜日)
17時(月〜日)
曜日によって時間が異なるので注意してください。
②台鐵の台中駅付近からバスで行く

私が台中干城站から乗った台湾好行のバス
台中干城站というバスターミナルから南投客運か台湾好行のバスに乗っていきます。
詳しい本数については分かりませんが、私がいった時にはスッと乗れたので、そこまで少なくないと思います。
所要時間は約2時間前後、料金は悠遊卡を使って片道85元(約306円)でした。

台中干城站
ちなみに、この写真中の右すぐにある建物がバス会社です。
ここで切符を買い、写真左のバス停から出発します。
切符の購入は右のオフィスで購入するか、もしくは「悠遊卡」を持っていればオフィスは無視してそのままバスに乗ることができます。
※悠遊卡・・・電子決済のカード。日本でいうスイカのようなもの。通常、MRTの窓口などで購入できる。
日月潭旅行の予算(一泊二日)
台中にある嫁の実家滞在中に行ったので交通費は台中からで計算します。
・バス(台中⇄日月潭の往復) 170元(約612円)
・遊覧船(水社碼頭 → 玄光碼頭 → 伊達邵碼頭 → 水社碼頭) 300元(約1,080円)
・ホテル(伊達邵碼頭付近に宿泊) 2,500元(約9,000円)
・食費 400元(約1,440円)
合計 3,370元(約12,132円)
今回はロープウェイに乗らなかったし、九族文化村にも行かなかったので3,370元(約12,132円)におさまりました。
でも、もしそれらのアクティビティも楽しんでいたら、多分4,000元くらい(約14,400円)になっていたことでしょう。
ちなみにまだ紹介していませんが、今回泊まったホテルは伊達邵碼頭にある明月湖品味湖畔旅店というホテル。
一人一泊で2500元(約9,000円)でした。
ホテルの部屋から。そろそろチェックアウト!さよなら日月潭! pic.twitter.com/ismO8t4XYG
— ゴダ (@oogoda1) 2017年8月12日
ホテルからの眺めは抜群。
日月潭がホテルから見えるかどうかで料金が大きく異なります。
日月潭って日帰り旅行できる?
上記のとおり、台北からであれば片道4時間かかります。
台北駅を7時発のバスに乗り11時ごろに到着、それからパパッと観光すれば夜に台北に帰ってくることは可能です。
また、台中からであれば片道1時間で行けてしまいますので、日帰りでもかなり余裕を持ってゆっくり旅行ができるでしょう。
やはり日月潭にホテルをとって、夜に湖を見ながらゆっくりビールを飲むのは最高ですよ(笑)
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