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【知らなきゃ損】派遣で採用されない人必見。派遣業界の実態と裏話。

どうもゴダ(@oogoda1)です。

私は過去に大手派遣会社で働いていました。

その派遣会社では主に、求人と求職者の経歴をマッチングさせ、その人に合った求人を紹介する仕事をしていました(派遣業界では、コーディネーターと呼びます)。

派遣は、派遣会社や派遣先の会社など、複数の会社が関係しています。

そのため、その実態は複雑であり、知識がないと損することもあります。

そこで今回は、知っていると役に立ちそうな派遣業界の実態と裏話をお伝えします。

この文章が少しでも皆様のお役に立ち、転職活動が成功することを望んでいます。

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目次

顔合わせの実態

顔合わせの真の目的

派遣は、書類選考と一回の顔合わせで採用が決まります。

表向きには、顔合わせは業務経験があるかどうか(即戦力かどうか)、志望動機や勤務条件があっているかどうか(すぐに辞めてしまわないか、生活に支障がないかどうか)を確認するのが目的です。

しかし実態は、外見がいいかどうか(外見から人柄の良さが伝わるかどうか、清潔感があるかどうか、社内の雰囲気が良くなるかどうか)、受け答えがハキハキしているかどうか(極端に暗い人や、マイペースそうな人は不利)を見るのが大きな目的となっています。

というのも、その人の雰囲気や性格は書類からは判断できませんので、顔合わせではこういった部分を重点的に見られます。

実態①
外見は重要です。身だしなみがしっかりしていたり、仕事ができそうだったらプラス印象となります。
また、ファッション業界や広告業界では、オシャレな人の方が社風に合っていそうだと判断されることもあります。
このほか、ひどい話ですが、中には「太っている人はNG」という条件を提示した企業も見たことがあります。
裏側はわりとどす黒いんです。

 

禁止されている「能力チェック」の実施

派遣業界では、求職者と採用担当が会うことを、「面接」ではなく、「顔合わせ」と呼びます。

正社員の面接で行うような求職者の能力チェックはしてはいけないことになっています(法律で決まっています)。

しかし、私が派遣会社で働いていた頃、能力チェックをする企業をたくさん見てきました。

突然、英語での質問が始まったことが何度もありました。

これには私も反対ですが、業界ではもう当たり前のことになっており、変えることは難しそうです。

残念ですが、これが派遣業界の実態です。

実態②
英語求人や特殊なスキルを必要とする求人は、能力チェックがある可能性があります。
英語求人に応募する場合は、自己紹介や志望動機くらいは英語で言えるよう準備しておきましょう。

 

ホームページ掲載求人の実態

大手企業
高時給
未経験OK
etc…

人材会社のホームページには魅力的な求人がたくさん掲載されています。

そういった魅力的な求人につられてWeb登録をしてしまう人も多いことでしょう。

しかし、それら魅力的な求人は「釣り求人」であることが多く、登録会に行ってみると「その求人はもう別の方が就業しました」と言われることがよくあります。

私はこのセリフを言う側の人間だったため、求職者を騙しているみたいで申し訳なく思っていました。

ただ、ここで申し訳ないと感じ、あなたの希望を満たす求人を探してくれるコーディネータ(お仕事紹介担当)もいるはずです。

そういう「いいコーディネーター」に出会えるかどうかは運ですので、複数の派遣会社に登録して、いいコーディネータに出会う確率を上げるのも作戦の一つです。

「このコーディネーターは私の希望条件を理解していない」と感じたら、メールや電話でそのことを派遣会社に伝えて、担当をチェンジすることも可能です。勇気を出して伝えてみましょう。

実態③
ホームページの求人は、だいたいが条件の良い「釣り求人」です。
あなたが登録会に行く頃には、もうなくなっているかもしれません。
ただ、いいコーディネーターに出会えればその後しっかりサポートしてもらえます。

 

希望していない短期求人の実態

長期の派遣を希望をしているのに、いつの間にか短期の派遣ばかり紹介されるようになることがあります。

その理由は大きく二つあります。

一つ目の理由は「コーディネーターが自分の業績を上げたいから」です。

これは派遣会社によるかもしれませんが、ほぼ全ての派遣会社のコーディネーターが、その月のノルマを持っています。

もしその月にノルマを達していない場合は、あなたに短期の簡単な仕事に就いてもらって、ノルマを達成したいと思っているかもしれません。

二つ目の理由は「あなたの職務経験が少なく、能力的に長期派遣の求人に申し込むことができないから」です。

この場合、派遣会社はまず短期で働いてもらい経験をつけてから長期派遣に挑戦してもらいたいと考えている可能性があります。

キャリアアップの方法としてはありなので、まずは短期から頑張ってみるのもありかもしれません。

ただ、一つ目の理由で短期求人を紹介してきている可能性もあるのでまずは長期派遣にこだわりましょう。

やはり自分の経験が足りないと感じたら短期求人に応募するのもありです。

実態④
希望していない短期の求人を紹介される理由は二つあります。
一つ目は、あなたの経験が足りないから。二つ目は、コーディネーターが自分のノルマを達成したいから。

 

紹介予定派遣の実態

紹介予定派遣とは最初は派遣社員として働いて企業に認められたら正社員になることができる求人のことです。

正社員になれるかどうかは仕事の出来次第です。

私は基本的に紹介予定派遣をオススメしません。

詳しくは以下の記事にまとめてありますので興味がある方はご参照ください。

▼参考記事

あわせて読みたい
紹介予定派遣の実態。正社員になれる確率、メリット・デメリットは? どうもゴダ(@oogoda1)です。 紹介予定派遣とは、最初は派遣社員として最長六か月働いて、その派遣期間の評価が高ければ正社員として採用されるという雇用形態です。 ...

 

黄金の独占求人がある

中には、その派遣会社1社だけが紹介できる「独占求人」というものがあります。

通常は一つの求人を複数の派遣会社が紹介していて応募者が各派遣会社から出てきます。

しかし、独占求人は1社の派遣会社から募集するのみなので競争がありません。

あなただけが応募しておりライバルがいない状態というわけです。

独占求人はコーディネーターが「この人なら経験的に間違いない」と判断した上で登録者に紹介されます。

ライバルがいないので採用率はものすごく高いですが、あなたの派遣会社が独占求人をどのくらい持っているかは知ることができません。

ただ、中にはこういった美味しい求人があるのも事実なんです。

実態⑤
黄金の独占求人は存在する。

 

派遣就業後の実態

派遣先がどのような職場かは、実際に働き始めてみないと分かりません。

確かに、インターネットの掲示板などで会社の噂を調べたりすることもできますが、大企業は部門によって全然雰囲気が違うし、そもそも中小企業の情報はなかったりします。

職場の雰囲気はやはり働いてみないと分からないです。

以下に、私が派遣業界で働いていた頃に聞いた話を挙げておきますので、みなさんの参考になれば幸いです。

  • 直属の上司となる人が嫌な人で、派遣さんが定着しない(数ヶ月ですぐ辞めていく)。
  • 逆に、仕事をものすごく丁寧に教えてくれて、常識的な人が多くていい職場もある(落ち着いた雰囲気・安定した経営状態の会社に多い)。
  • 入って見てびっくり。派遣なのに年末にボーナスがもらえた!(私が担当していた大手商社でした→儲かっている業界は派遣への羽振りもいい?)
  • 仕事が少なくて暇。
  • 仕事が多すぎて割りに合わない。

etc

数え上げたらキリがありませんが、本当に様々な雰囲気の職場がありましたよ。

 

派遣で働くメリット

ここまで、ちょっとビックリしちゃうような派遣業界の実態についてお話しましたが、もちろん、派遣にもメリットはたくさんあります。

以下が、派遣で働くメリットです。

  1. 勤務地・曜日・時間などを選べる
  2. 仕事内容を選べる
  3. パート・アルバイトより給与がいい
  4. いろいろな仕事を経験できる
  5. 未経験でもチャンスがある
  6. 正社員よりも仕事に就きやすい
  7. サービス残業がない
  8. 派遣会社が間に入ってくれる
  9. 正社員では入りにくい業界で働ける
  10. プラベートを優先できる

etc

参照元

 

で、結局どういう人が派遣に合格するの?

一般的に企業に好かれるのは以下のような人です。

  • 職歴が少ない。また、仮に職歴が多くても、退職理由が納得できるものだったら問題ありません(出産や家族の転勤など)。
  • 直近で同じような業務を経験している。
  • 正社員で働いたことがある。
  • 3年以上同じ職場で働いたことがある。
  • 求人内容と同じ業務経験がなくても「頑張って覚えます!」と言える。
  • しっかりと受け答えができる。質問にちゃんと答えることができる。
  • 清潔な印象。
  • お見た目の良さは重要。
  • 派遣で働く理由が明確である(家事もしたいので残業のない派遣を選んだ、など)。

 

派遣会社に登録し、新しい派遣先を探してみよう

希望の求人が見つからないのは派遣会社が合わないからかもしれません。

派遣会社によっては扱っている求人がかなり違うことがあります。

新しく違う派遣会社に登録すると新しい求人が見つかる可能性があります。

というわけでここでは求人数が多い業界大手の派遣会社を紹介いたします。

 

オススメ派遣サービス①:テンプスタッフ(登録無料)

テンプスタッフ

日本全国に展開している無料登録できる転職サービスです。

実はわたし、テンプスタッフグループの会社で働いていたことがあります。

働いた感想としては「テンプの社員さんはみんなすごく誠実だ」ということです。

多くの社員が「求職者の人生をサポートしている」という意識をもって働いています。

「派遣さんを企業に紹介してお金さえ稼げればいい」という風潮はありませんでした。

求職者の希望とキャリアをしっかりと理解し、全員が満足できるよう一生懸命転職サポートしていた印象です。

 

オススメ派遣サービス②:リクナビ派遣(登録無料)

リクナビ派遣

こちらも日本全国に展開している無料登録できる転職サービスです。

リクナビ派遣は各派遣会社の求人をまとめたサービスであり求人数の多さには定評があります。

登録している派遣会社で希望の求人が見つからない時はリクナビ派遣にも登録してみましょう。

これまで見たこともなかった求人が見つかるかもしれません。

 

オススメ派遣サービス③:マイナビスタッフ(登録無料)

マイナビスタッフ

もう1つ忘れてはいけないのが同じく大手派遣サービスの「マイナビスタッフ」です。

会社でいうと、大手、マスコミ、学校などの求人が多いことで知られています。

また、職種でいうと、一般事務、クリエイティブ、テレオペなどの求人が多いです。

安定した職場で落ち着いてじっくり働きたい人にオススメな転職サービスです。

番外編:「MIIDAS(ミイダス)」で自分の最適年収をチェック

大手人材会社パーソルキャリアが運営するMIIDAS(ミイダス)というサービスが面白いです。

自分の年齢や職歴などを簡単に入力するだけで(三分くらい)、現在の自分の適正年収が表示されます。

私もやってみましたが、だいたい550万円くらいでした。

更にそのまま本登録するとパーソルキャリアが扱う求人も見ることができます。

全て無料のサービスですので自分の転職市場での価値をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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未経験でも正社員になれる方法とは?

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