どうもゴダ(@oogoda1)です。
2016年の夏から冬にかけてデンマークの首都・コペンハーゲン付近に住んでいました。
デンマークは町並みやインテリアが本当に美しい国で見どころが満載です。
有名な観光地で言うと、チボリ公園、ストロイエ、ニューハウンなどがあるのですが、中でも異彩を放っているのが「クリスチャニア」という場所です。
クリスチャニアとは?
クリスチャニア (デンマーク語: Christiania) は、デンマークの首都コペンハーゲンにある、850人の住人と34ヘクタールの土地をもつ地区である。自治を自称する。1971年に軍の所有地に建国されて以来、たびたび論争の中心となってきた。この地区内では、2004年まで大麻が合法であった。
クリスチャニアはデンマーク国内にあるヒッピータウン。
今でも850人ほどの住民が住んでいます。
クリスチャニアでは大麻(マリファナ)を買うことができることでも有名です。
大麻というと治安が悪いような気がしますが、実際はクリスチャニア内の治安は非常にいいです。
町全体で窃盗・暴力やハードドラッグを禁止しており、雰囲気はかなりのどかです。
大麻はソフトドラッグに分類され、依存性がなく、多量摂取により死ぬこともありません。
欧米では、大麻は安全なドラッグということで、表向きには違法でも簡単に手に入れることができます。
そこで今回は、実際にクリスチャニアに行ったことがある私が、写真付きでクリスチャニアについて解説していきます。
▲ヒッピー風の人々が自分のペースで生きている場所。それがクリスチャニアです。
クリスチャニアの所在地
グーグルマップで「クリスチャニア」と入力すると正確な所在地が表示されます。
クリスチャニアはコペンハーゲンのほぼ中心に位置しているため、だれでも簡単に立ち寄ることができます。
クリスチャニアへの行き方
クリスチャニアへの行き方はいくつかあります。ここではメトロの駅「Christianshavn」から行く方法を記載します。
コペンハーゲンのメトロには2つの路線がありますが、「Christianshavn」へはどちらに乗っても行くことができます。
「Christianshavn」には出口が一つしかなく、駅を出ると運河があるので、以下画像のカフェと運河の間の道を入っていきます。
少し歩くと右側に以下の塔(教会)が見えますので、ここを塔の方向に行きます。↓
塔を越えてすぐの交差点を左折し、しばらく歩いていくと、右手にクリスチャニアの入り口が見えてきます。この木と木の間の小道が入り口です。↓
この入り口を入らずに、元の道を更に直進していくと、クリスチャニアのメインゲートがあります(どちらから入ってもいいです)。↓
プッシャーストリート(Pusher Street)
メインゲートから入ってすぐの通りを直進すると、お土産屋さんやらレストランやらが目に入ってきます。
この通りはプッシャーストリートと呼ばれ、大麻の売人(プッシャー)が道の両脇に立っており、異様な雰囲気があたりを包んでいます。
店舗はないですがテーブルの上に大麻を並べて売っているし遠くから眺めていると声をかけられるので誰が売人かは一瞬で分かるでしょう。
デンマーク人の友人から聞いたのですがハシシやジョイントなど数種類の大麻が売られているようです。
葉巻大のジョイント大麻は安いものは50クローネで質の良いものは150クローネほどするようです。
クリスチャニアに売春婦はいるのか?
ドラッグなどと聞くと売春婦もたくさんいるような気がしてしまいます。
しかし、私がクリスチャニアを見た限り売春婦はいませんでしたし、ネットで検索してもそれらしい情報はヒットしませんでした。
ちなみに、デンマーク自体売春婦がいるという話はほとんど聞きません。
探せばコールガールくらいはいるのでしょうが、噂を全然聞かないので、高額なのか、数が少ないのかのどちらかなのでしょう。
それにしても売春が合法の国なのに売春婦を見ないというのはおかしい話ですよね。
▲大麻(マリファナ)ならたくさん栽培しています。
クリスチャニアの楽しみ方
どうしても大麻の印象が強いクリスチャニアですが、お土産屋さんでクリスチャニアグッズ(クリスチャニアのロゴが入った服やタオル、ライター等)を買ったり、食事を楽しむのも悪くないでしょう。
治安は本当にいいので、クリスチャニア内でランニングしたり、木々が生い茂るエリアを散策してみたり、何も身構えることなく、ぶらぶらしてみるのもアリです。
▲チベット仏教の塔もあります。探してみましょう。
▲お金がないのかどうか分かりませんが、手作り風の建築や装飾が多いです。学園祭みたいな雰囲気とでも言いましょうか!?
▲建物は基本ボロボロでスラムのような雰囲気ですが、治安は良いようです。
クリスチャニアに関する記事
①先進国に現存する地上最後の楽園、クリスチャニア。世界一非常識な場が挑む人類の一大実験とは?(EPOCH MAKERS)
デンマーク社会について紹介する別府大河さんのブログからの記事。クリスチャニアがいかに安全で平和な場所なのかが伝わってくる内容です。
②[デンマーク・クリスチャニア]実在する「ヒッピーの楽園」に行ってきた(移住方法も)(世界新聞)
世界の面白スポット等を紹介している世界新聞さんからの記事。写真多めでクリスチャニアの雰囲気が伝わってきます。
この記事ではクリスチャニアへの移住方法もまとめられていますが、日本人が移住したい場合はどうすればいいんでしょうね・・・?
クリスチャニアはビザを発行しているわけではないので、長期で住みたい場合は、法的にはまずデンマークのビザをゲットしなければいけないでしょう。
最後に
クリスチャニアはデンマーク国内でもトップクラスの観光地であり、日中は外国人観光客でいっぱいです。
雰囲気もにぎやかですし、クリスチャニア内では暴力は禁止されているため、アングラなイメージとは裏腹に、本当に平和な場所です。
ただ、デンマーク人から聞いた話によると、ドラッグ関係のいざこざで数年前に殺人事件が起きたようです。
これは世界のどこに行ってもそうですが、その地域や国がいくら安全だと言われていても例外はあります。
外国である以上目立つ行為は控え、「ここは日本じゃないんだ」という気持ちを常に忘れたくないものです。
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