海外に長期で滞在する場合、保険のことを考えなければなりません。
しかし世の中には無数の保険会社や保険商品があり、最適な保険を探すことは難しいです。
また、留学か旅行か、短期か長期かなどで、選ぶべき保険が変わってきます。
なお私は今回、5か月間のデンマーク留学および2~3か月の長期旅行に行きます。
ですので今回は主に、デンマーク留学と長期旅行に必要な保険についてまとめていきます。
デンマーク留学の際の保険
留学と旅行で保険のタイプが違うので、ここでは分けてまとめます。
まずは私がデンマーク留学に際し、調べて分かったことを書きます。
ST1ビザで無料診察が可能に
3か月以上デンマークに滞在する場合、ST1ビザの申請をする必要があります。
そしてこのビザを取得すると、歯医者に関しては一部自己負担ですが、歯科以外の病院での診察は無料で受けることができます。
ですので留学前の歯の治療は必須となります。
(ST1ビザ申請方法の参考記事:デンマークビザの申請をしてきた )
ST1ビザには盗難保険は含まれていない
デンマークのST1ビザを取得しても盗難保険はつきません。
貴重品を持っていくのでどうしても盗難保険がほしいという人は、個人で盗難保険に入る必要があります。
結論、デンマーク留学に適した保険は?
ST1には医療保険がついてきますが、盗難保険、個人賠償責任保険(相手に障害を加えた場合、物を壊した場合の保険)、死亡保険などはついていません。
ですのでそういった保険が必要な場合は、海外留学保険に加入した方がいいでしょう。
ちなみに私は5か月という短期滞在であり、デンマークは治安がいいという理由で、それらの保険には入りませんでした。
しかし、例えば治安が悪い国に行く場合は、盗難保険があった方がいいでしょう。
なお、死亡保険は自分が死亡した場合に受取人にお金が入る保険なので、私は必要がないと判断しました。
なぜなら、私が死んで家族がお金を受け取っても、家族は果たしてそんな金をもらって嬉しいのか疑問に思ったからです。
もらって嬉しくないような保険金のためにお金を払うくらいなら、治療費とかそういった方面にもっとお金を払いたいと思いました。
長期海外旅行の際の保険
わたしは最初に1か月半ほどヨーロッパ一周旅行をして、その後デンマークで五か月学び、その後帰ってくる予定です。
デンマーク留学中はST1ビザについてくる保険でのりきるつもりですが、問題は留学前の旅行期間です。
この期間はデンマーク政府の保険制度が受けられないため、自分で保険を準備しなければなりません。
これについて、わたしはクレジッドカード付帯の保険で乗り切るという方法をとることにしました。
クレジットカード付帯の保険
一部のクレジットカードには、出国してから90日間の海外旅行保険がついています。
これは、日本を出発した日から90日間は、クレジットカードを持っているだけで海外旅行保険が受けられるというカード会社のサービスです。
ここ10年くらいは、海外旅行の際は毎回カード付帯の保険を利用しています。
いちいち個別に保険に加入しなくていいので、非常に便利ですよね。
年会費無料。海外旅行保険が自動付帯です。
旅行先で怪我や事故にあっても、エポスカードを持ってるだけで保険がおります。
初年度年会費無料。海外旅行保険が自動付帯です。
Visa以外にMastercardも選ぶことができます。
保険の適用範囲を確認しよう
長期で海外に住む場合には、クレジットカードの保険でカバーしきれない事態も発生します。
家の設備を破壊してしまって、高額の賠償金を請求されたけど、クレジットカードの補償範囲内ではなかったという話も聞いたことがあります。
また、90日を超えて海外に住む場合は、やはりしっかりとした保険が必要になってきます。
私が済んだことのある台湾と今回行くデンマークは、ビザを取得すればたまたま医療保険がついてきました。
しかし中にはそんな制度がない国もたくさんありますので、保険会社の保険に加入した方がいいこともあるでしょう。
しっかり保険の範囲を確認し、加入する保険を決めましょう。
まとめ
・デンマークと台湾留学は、ビザを持ってる人であれば医療保険がついてくる。デンマークは歯医者以外は無料、台湾は三割負担のみ。
・短期の海外旅行ならば、クレジットカード付帯の保険でOK。
・自分が死ぬことで家族が金を受け取ることができたとしても、家族は果たして嬉しいだろうか?だから死亡保険は薄く、医療や盗難保険が厚い保険に加入した方がいいかもしれない。