表題のとおり、台湾で共産党が発足しました…
ニュース記事:「台灣革命共產黨」宣布正式成立! 喊話推翻中華民國統治階級
台湾といえば中国共産党と対立する国ですので、反共産主義なはず・・・。
なぜこんなことになってしまったのでしょうか?
「台湾革命共産党」とは?
国際組織「革命的共産主義インターナショナル(RCI)」の台湾メンバーが運営するFacebookページ「火花―台湾革命共産主義」は昨日、「台湾革命共産党が正式に成立した」と発表する投稿を行い、階級闘争において、大衆を率いて中華民国の支配階級を打倒し、共産主義社会を建設する主導的な力になることを目指すと表明した。
「台湾革命共産党」は、中華民国の支配階級に対抗するという理念を掲げて、「革命的共産主義インターナショナル」の台湾メンバーが立ち上げた政治組織です。
この「革命的共産主義インターナショナル」はロンドン発の共産主義団体であり、1992年に設立されたのだとか。現在は世界70カ国ほどに支部があり、今回台湾支部のメンバーが「台湾革命共産党」を立ち上げたということです。
反米的な色が濃い
台湾革命共産党のFacebookページを見ていたところ、反米的な色が濃いことは確認できました。
1月11日正午12時、「火花」は台北駅に赴き、アメリカによるベネズエラ侵攻に反対するフラッシュモブ形式の街頭演説活動を行った。今回の行動では、アメリカのベネズエラへの介入は帝国主義的行為であると糾弾し、ベネズエラの独裁者はベネズエラ人民自身によって打倒されるべきであり、アメリカの介入は自由や民主主義をもたらすものではなく、資源の略奪と、アメリカに従属する買弁政権を誕生させるだけだと訴えた。
また、トランプはベネズエラが民主的かどうかには関心がなく、関心があるのはベネズエラがアメリカの言うことを聞くかどうか、そしてアメリカが石油資源を円滑に獲得できるかどうかだけだと指摘した。これは、アメリカが旧政権の副大統領とすでに何らかの暗黙の合意に達していることからも見て取れるという。
中国共産党にも反対の立場
下の投稿を見ると、中国の資本家にも反対の立場であることが分かります。
12月11日現在、深圳の易力声科技で発生した約3,000人による集団ストライキは、いまなお継続している。闘争に立ち上がった労働者たちは、会社がいわゆる「週5日・1日8時間」の労働制度を強制的に実施することで、事実上の人員削減を行おうとしていることに抗議し、資本側に補償を求めている。この闘争において、労働者たちは並外れた闘争性と組織力を示し、中国全体の労働運動にとって貴重な教訓を提供している。
当初、国内の一部の自メディアは「労働者が残業のためにストライキをしている」と報じたため、外部からはなぜ労働者が「休むことに抵抗しているのか」理解しにくかった。しかし、真相は工場の極度に歪んだ賃金構造にある。労働者によれば、これまでの「通常」の生産期間において、残業代は単なる上乗せのボーナスではなく、家族を養うために不可欠な収入源だったという。
ところが会社は、加工注文をベトナムなど東南アジアの工場へ移転することで国内の残業を断ち切り、労働者の月収を深圳の最低賃金水準に強制的に固定した。社会保険や住宅積立金を差し引くと、実際の手取りは約2,000元に過ぎない。残業代を失ったことで、労働者の収入は一気に半減し、生計は直ちに破綻し、深圳での生活を維持することは到底不可能な状況に追い込まれた。
また、2025年末に起きた中国政府による軍事演習にも反対の立場をとっており、反中共の立場であることも分かりました。
共産主義を掲げているからと言って、単純に中共支持というわけではないようです。
2025年の最後の3日間に、中国人民解放軍は突如として台湾海峡周辺での軍事演習および実弾演習の実施を発表した。今回の環台軍事演習は「正義使命―2025」と名付けられているが、これは「正義」という高尚な言葉を著しく冒涜するものにほかならない。彼らの言う正義とは、中国帝国主義が自らの利益を正当化するために取り繕った口実に過ぎないのである。
革命的共産主義者として、我々は中国政府の行動が、両岸の労働者階級にとって何の利益ももたらさないことを指摘しなければならない。今回の緊張激化の間接的原因である米日帝国主義と、直接的原因である中国帝国主義は、東アジアのプロレタリアートの利益を犠牲にした一種の大きな賭けを行っている。
東アジアの労働者階級は、アメリカ帝国主義や中国帝国主義から何一つ恩恵を受けていないにもかかわらず、常に彼らの利益のために犠牲を強いられてきた。さらに悲惨なことに、台湾にいる私たちであれ、他国の労働者階級であれ、いまや命を賭けたロシアンルーレットを強制的にやらされている状況にある。この死のゲームから抜け出す道は、互いに共通する利益を認識し、それぞれの資本主義政府に対して力強い闘争を共同で行うこと以外にない。
不安定な資本主義体制の下で、労働者が安定した生活を求めるということは、実際には革命を求めていることに等しい。自ら立ち上がり、自分たちの運命を掌握しよう。団結しよう。
私の感想
「共産党」という名前がついているからと言って、中共や北朝鮮を支持するわけではないことが分かりました。
資本家や支配階級を駆逐したい純粋に共産主義を追求している人たち・・・といった印象でした。
台湾人の反応
最後にネット上の台湾人の反応を記載しておきます。
一般の台湾人ネットユーザーは台湾革命共産党に対して冷笑的というか否定的な態度でした。
「共産主義を信じる人間はもう救いようがない」
「内政部(日本の総務省のような省庁)にちゃんと登録したのか?」
「偉そうなことを言う前に、中国に移住して本当の社会主義を体験してから言え」
「2026年になってもこんな光景が見られるとは思わなかった」
大多数の台湾人は基本的に「親日・親米・反中共」です。
正直、このような政治団体が誕生したのは私も驚きでした。
台湾は本当に自由な民主主義社会なので、人々の考え方は良い意味でも悪い意味でもバラバラです。
果たしてこれだけの自由な社会はOKなのか?私も疑問です。



コメント