
中国語の基本語順!主語、時間詞、助動詞、介詞、動詞、どれが先?
どうも〜、ゴダ(@oogoda1)です。
ここでは中国語の基本となる語順を解説しています。
助動詞と介詞はどちらが先?
時間詞は主語より先?後?
否定詞の位置は?
などの疑問に答える内容となっています!!
この記事を通して、中国語の基本的な並び順を学びましょう!
中国語は語順が命!語順間違えると意味が変わることも!
日本語は語順がそこまで重要ではない言語です。
①私は あなたに チョコレートを あげます。
②私は チョコレートを あなたに あげます。
上記の場合、①も②も意味は同じです。
日本語は助詞(「に」「を」)が「誰に何をあげるか」の関係を表しているのです。
①我 給 你 巧克力。(私はあなたにチョコレートをあげます。)
②我 給 巧克力 你。(私はチョコレートにあなたをあげます。)
しかし、中国語は語順で意味を表します。
「給」は「AにBをあげる」という意味の動詞です。
通常の語順は①であり、語順を間違えると②のようなヘンテコな意味になってしまいます。
このとおり、中国語は助詞がないため、語順で意味が決まるのです。
中国語の語順
ここでは「主語+動詞+目的語(SVO)」を基本形とし、単語を一つずつ加えていき、中国語の並び順を説明しています。
①主語+動詞+目的語(SVO構文)←基本形
我吃飯。(私はご飯を食べます。)
これは、いわゆるSVO構文というやつです。
「S主語が O目的語を V動詞する」という基本的な型です。
日本語はSOV構文なので、中国語とは順番が違います。
②時間詞の位置
時間詞の位置:主語の前後
我今天早上吃飯。(私は今朝ご飯を食べました。)
or
今天早上我吃飯。(私は今朝ご飯を食べました。)
中国語の時間詞は、基本的には主語の後に置きますが、主語の前に置くこともあります。
中国語は動詞の変化活用がないため、一般的には時間詞で時制を表すことになります。
③助動詞の位置
助動詞の位置:主語と動詞の間
我今天早上應該吃飯。(私は今朝ご飯を食べるべきだった。)
「應該」は、「〜するべき」という意味の助動詞です。
中国語の助動詞は、主語と動詞の間に置きます。
また、時間詞がある場合は時間詞と動詞の間に置きます。
④否定詞の位置
否定詞の位置:動詞や助動詞の前
1.我今天早上没吃飯。(私は今朝ご飯を食べなかった。)
否定詞には「不」と「没」の二種類があり、一般的には動詞の前に置きます。
「不」は意思や習慣の否定を表し、過去・現在・未来のいずれにも使えます。
「没」は過去の事実の否定を表します。
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2.我今天早上不應該吃飯。(私は今朝ご飯を食べるべきではなかった。)
助動詞がある場合は、「不」を助動詞の前に置きましょう。
助動詞は「没」で否定できません。
なお、否定詞を助動詞と動詞の間に置くパターンも一応存在します。
そのパターンは解釈が複雑なため、今回は解説を省かせていただきます。
⑤介詞の位置
介詞の位置:動詞の直前
我今天早上不應該跟你吃飯。(私は今朝あなたとご飯を食べるべきではなかった。)
介詞とは、英語でいう前置詞のようなものです。
動詞とセットで使われる語であり、動詞の対象や方向を示すことができます。
通常、介詞は動詞の前に置きます。
助動詞がある場合は、助動詞と動詞の間に置きます。
中国語の基本語順!まとめ
というわけで、最終的な並び順は以下となります。
我 今天早上 不 應該 跟你 吃 飯。
主語+時間詞+否定詞+助動詞+介詞+動詞+目的語
もちろん例外はありますが、基本形はこれです!
また、今回紹介した以外にも、中国語には様々な文型があります。
比較、程度補語、副詞、成語・・・etc
これらを含めると、さらに複雑な語順となります。
機会があれば、いつか複雑な語順についても取り扱いたいと思います。
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