
台湾のお金(通貨)の単位・種類・数え方【ニュー台湾ドル/元】
どうも〜、台湾在住のゴダ(@oogoda1)です。
ここでは台湾のお金(通貨)について解説しています。
具体的には、台湾のお金の単位・種類・数え方などについてです。
旅行者の参考になるよう、簡潔にまとめました。
どうぞ参考にしてください。
台湾のお金(通貨)の単位
台湾のお金(通貨)の単位
台湾の通貨は「台湾元」と言います。
また、「ニュー台湾ドル」「新台湾ドル」「台湾ドル」「元」「TWD」「NT$」などと表記することもあります。
台湾のお金(通貨)の台湾現地での表記
台湾現地では「新台幣」「台幣」「塊」「圓」「元」「TWD」「NT$」などと表記されています。
なお、会話では「塊(クアイ)」「圓(ユエン)」「元圓(ユエン)」と言うことがほとんどです。
台湾元と日本円の両替レート
2021年6月現在の為替レートは、1台湾元=3.97円くらいです。
つまり、100元の商品があれば、それは日本円で397円というわけです。
なお、スマホの両替計算アプリを使えば素早く正確に計算できますよ。
(以下のアプリはオフラインでも使えます。)
台湾のお金(通貨)の種類・数え方
現在流通している台湾元の種類は以下の通りです。
- 紙幣
- 2,000元(人工衛星: 青紫)
- 1,000元(小学生児童: 青)
- 500元(野球チーム: 薄茶〈旧〉、暗茶〈新〉)
- 200元(蒋介石の肖像、中華民国総統府: 緑)
- 100元(孫文の肖像、中山樓: 赤)
- 硬貨
- 50元(孫文の肖像)
- 20元(霧社事件の首謀者、モーナ・ルダオの肖像)
- 10元(蒋介石の肖像〈旧〉、孫文の肖像〈新〉)
- 5元(蒋介石の肖像)
- 1元(蒋介石の肖像)
なお、灰色で表示した2000元・200元・20元は使い勝手が悪いためほとんど流通していません。
というわけでここでは、よく目にする1000元・500元・100元・50元・10元・5元・1元について解説します。
台湾のお金(通貨)の種類:1000元

1000元札(子どもと地球儀)

1000元札(帝雉(キジ)の雌雄と 玉山)
まず、1000元札です。
片面は子ども達が地球儀を見て勉強している絵で、もう片面は帝雉(キジ)の雌雄と玉山です。
子どもと地球儀の意味は分かりませんが、ミカドキジは台湾の国鳥であり、玉山は台湾で一番高い山(標高3952m)なのでプリントされているのでしょう。
なお、普段の生活で2000元札を目にすることはほとんどないため、普段使う紙幣の中では1000元が一番高額なお札となります。
高額なので、日本円に例えると10000円のようなありがたい存在の紙幣と言えます。
でも実際の価値は3970円くらいです。
台湾のお金(通貨)の種類:500元

500元札(少年野球チーム)

500元札(梅花鹿と大覇尖山)
次に、500元札。
片面には少年野球チームと、もう片面には梅花鹿と大覇尖山が印刷されています。
少年野球チームが印刷されている意味は分かりません。
野球は台湾の人気スポーツなのでプリントされているのでしょう。
一方、梅花鹿は台湾固有の種で今は数が減ってきているそう。
また、大覇尖山も3502mと高く、美しい景色が見られることで有名です。
なお、500元は普段目にする中では二番目に高額な紙幣です。
日本円に例えると5000円札的なポジションでしょうか。
スーパーで食料品を買った時に使えます。
でも実際の価値は1970円くらいですね。
台湾のお金(通貨)の種類:100元

100元札(孫文:辛亥革命を起こした国の父)

100元札(中山楼と梅の花)
次に100元札の紹介です。
片面には孫文が、もう片面には中山楼と梅の花が印刷されています。
孫文は辛亥革命を起こして中華民国を作った人。国の父と呼ばれています。
また、中山楼は孫文生誕100年を記念して陽明山に建てられた建築物で、梅の花は国の花です。
なお、100元は一番安い紙幣で、日本円に例えると1000円札のようなポジションです。
つまり、毎日よく使う紙幣というわけです。
コンビニでものを買うとき等、ちょっとしたものを買うときに使えます。
また、MRTの券売機など、紙幣は100元しか使えないことが多く、利便性も高いです。
実際の価値は397円くらいですね。
台湾のお金(通貨)の種類:50元

50元玉(孫文の肖像)

50元玉(裏側)
次に、50元玉。
50元硬貨には2種類のデザインがあり、一つは孫文(国父)の肖像、もう一つは総統府です。
そして、どちらのデザインも裏側は蘭の花となっています。
なお、50元は一番高額なコインであり、日本円でいうと500円玉に相当する硬貨です。
100元と同様、コンビニのパンやドリンクなど、安いものを買うときによく使います。
でも実際の価値は、197円くらいですね。
台湾のお金(通貨)の種類:10元

10元玉(左:孫文、右:蒋介石)
10元玉には新旧二種類のデザインがあります。
左は新デザインで孫文が、右は旧デザインで蒋介石が描かれています。
なお、10元は日本でいうと50円玉とか10円玉に相当します。
細かい金額を払うときに重宝しますが、10元玉だけで買えるものは少ないです。
でも、コンビニの紙パックのコーヒーや駄菓子を買うことならできます。
また、自動販売機でも10元しか使えないことが多く、使い勝手がいいです。
実際の価値は39.7円くらいです。
台湾のお金(通貨)の種類:5元

5元玉(蒋介石)
5元硬貨にも2種類のデザインがありますが、どちらも蒋介石の肖像となっています。
(重さや大きさが違うのみで、デザインはほぼ同じ)
なお、5元も10元に同じく、細かい金額を払うときに重宝します。
財布の中に何枚も溜まるとかさばるので、定期的に消費したいものです。
実際の価値は、19.7円くらいです。
台湾のお金(通貨)の種類:1元

1円玉(蒋介石)
1元のデザインも蒋介石の肖像です。
なお、1元は日本でいうと1円玉に相当します。
もっとも少額のコインであり、1元だけで買えるものはほとんどありません。
ただ、会計が156元とか798元のような端数になることはあるので、使うチャンスは多いです。
実際の価値は3.97円くらいとなります。
珍しい台湾のお金
台湾のお金(通貨)の種類:2000元

2000元札(人工衛星の華衛1号)

2000元札(南湖大山と鮭)
こちらは存在するけどほとんど流通していないお金です。
10年台湾に住んでいる私も、2000元札は一度も見たことがありません。
日本でいう2000円札みたいなものですね。
なお、2000元札は日本でいったら1万円、もしくはそれ以上の価値になるでしょう。
コンビニやスーパーの会計で出すと大金かもしれません。
高いレストランで食事したときや、デパートで買い物したときにはちょうどいいでしょう。
実際の価値は、7900円くらいです。
台湾のお金(通貨)の種類:200元

200元札(蒋介石の肖像)

200元札(中華民国総統府)
こちらも存在するけど、ほとんど流通していないお金です。
私はかつて一度だけ夜市の屋台で見たことがあります。
ちなみに200元は日本円でいう1000円くらいのポジションになります。
台湾の庶民的な食堂で食べると、会計が100元台(100〜199元)になることがよくあります。
だから流通してたら使いやすそう!(でも実際は全然流通していない笑)
なお、実際の価値は790円くらいです。
台湾のお金(通貨)の種類:20元

20元(抗日運動の英雄/霧社事件の首謀者、モーナ・ルダオ)

20元(蘭嶼島の原住民「雅美族」の伝統船タタラ)
20元硬貨は2001年に発行が開始されました。
そして、20元硬貨は存在するけど、ほとんど流通していません。
わたしは10年ほど台湾に住んでいますが、未だに見たことがありません。笑
なお、もし20元硬貨が流通していたら、日本円の100円玉のように使われていたことでしょう。
コンビニやスーパーでお菓子を買うときなどに使えるイメージですね。
なお、実際の価値は79円くらいです。
レア通貨は保存の価値あり
2000元、200元、20元はどれも流通量が少ないですが、目にする可能性があるのは2000元です。
超レア通貨ですが、何かの拍子に手に入れたという話をちらほら耳にします。
だからGETできたらかなりラッキーです!
使わずに保存しておくと、いつか価値が上がるかもしれません!
台湾はまだまだ現金社会
世界にはキャッシュレスが進んでいる国がありますが、台湾はまだまだ現金社会です。
というわけで、台湾ではみんな日本と同じように、みんな現金を持ち歩いています。
ただ、日本のスイカのような交通カード「悠遊卡」や、Apple Payのような電子マネーを使っている人もたくさんいます。
電子マネーはほとんどのコンビニやスーパーでも使えるので、すでにキャッシュレス社会に突入していると言えます。
台湾で電子マネーがどれだけ浸透するかは、人々の習慣がどこまで変わるかによるでしょう。
なお、台湾ではクレジットカードが使えるお店も多いです。
一部の屋台やちょっとした飲食店以外ではほとんど使えるので、旅行者にとっては安心ですよね。
というわけで今回は台湾の通貨についてでした。
また、他にも台湾の記事を書いてるので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
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コメント
コメント一覧 (2件)
情報をありがとうございました。 さっそく役立てます。
小池隆一さま
管理人です。こちらこそご覧いただき有難うございました!