どうも〜、ゴダ(@oogoda1)です。
ドヤ街といえば東京の山谷、大阪の西成、横浜の寿町が有名だ。
「ドヤ」と呼ばれる簡易宿泊所があり日雇い労働者がいることで知られている。
現在ドヤ街は東京、大阪、横浜以外にはないが、過去には名古屋にもあったらしい。
というわけで今回は名古屋の元ドヤ街に潜入してきた。
結論として今でも簡易宿泊所が残っており一部治安の悪さがうかがえた。
名古屋の知られてない一面を紹介していきたい。
はじめに:「ドヤ街」とは?
ドヤ街(ドヤがい)とは、日雇い労働者が多く住む街のこと。「ドヤ」とは「宿(ヤド)」の逆さことばであり、旅館業法に基づく簡易宿所が多く立ち並んでいることに起因する。
Wikipedia
わたしは過去に大阪のあいりん地区に行ったことがある。
簡易宿泊所が軒を連ね、日雇い労働者たちが生活していた光景は忘れることができない。
いわゆるスラムとは異なり、その地域全体が日雇い労働者のドヤで占めているわけではなく、中産階級の住宅も存在しているのが大きな特徴である。
Wikipedia
ドヤ街は日雇い労働者ではない一般住民も暮らしているのが特徴だ。
海外のスラムと比べると治安も良く、やはりここは日本なんだなぁと感じた。
名古屋駅西口(太閤通口)に広がるディープスポット「名古屋の元ドヤ街」
治安が悪い地域などアングラなディープスポットが大好きな私。
これまでもヨーロッパのマフィア街、アジアのスラム街、風俗街などを散策してきた。
しかし地元の名古屋についてはいまだノータッチだ。
というわけで早速名古屋駅を訪れてみた。
名古屋西口はアングラさが感じられない普通の駅裏だった。
新幹線の改札をすぎると、そこは名古屋駅西口(太閤通口)だ。
駅前にはビックカメラや飲食チェーン店があり、どこにでもあるような光景が広がっている。
元ドヤ街はこのビックカメラの横の道を進んだ場所にあり、徒歩で1〜2分という立地らしい。
「本当にここにドヤ街があったのだろうか?」と戸惑いながらも、わたしはゆったりとした足取りで中へと入って行った。
韓国食品店、中国食品店・・・いきなりディープな雰囲気が広がる元ドヤ街。
まず目に入ったのが韓国食品の店だ。
品揃えは豊富で多くの日本人客でにぎわっていた。
どの商品も新鮮で、韓国から輸入したものや自家製の韓国食品が多く売られていた。
次に見つけたのが中国食品の店。
面白そうなのでここにも入ってみることにした。
名古屋に住んでいる中国人のための店なのだろう。
調味料やインスタント食品中心に本当にさまざまなものが売られていた。
ただ韓国食品店と違い、ここはどことなくクローズドな雰囲気が漂っていた。
一部の日本人の間での韓国ブームも関係しているのだろう。
韓国食品店は日本人相手に商売していたが中国食品店は中国人相手に商売している様子だった。
中国食品店は細々と、しかしながら現地の中国人客に支えられて経営しているようだった。
いきなり韓国・中国とつづき、アングラでディープな雰囲気いっぱいの元ドヤ街。
しかし元ドヤ街はここからが本番なのだ。
名古屋の元ドヤ街。簡易宿泊所は今も健在だった。
しばらく歩くと「福屋ホテル」という1泊2100円の簡易宿泊所が見えてきた。
これこそまさに「ドヤ」である。
日雇い労働者が姿を消したとはいえ簡易宿泊所はいまだに残っているのだ。
こちらは「ニュー松竹梅ホテル」という1泊2500円の簡易宿泊所。
意外にも旅館は清潔に保たれ、明るい雰囲気が漂っていた。
名古屋駅からも近いので、名古屋旅行で利用するのも悪くないな、とか思ったり。
こちらは「スターナゴヤ」というレトロな雰囲気のホテル。
これまでの宿泊所に比べると1泊5290円とやや高めだが駅裏であることを考えると十分安い。
しかも朝食が無料のようでお得感も満載だ。
全てを写真に収めることはできなかったがまだまだ類似の宿泊所がたくさんあった。
大阪西成のドヤ街もこの価格帯だったので間違いなくドヤ街のなごりだろう。
そして極め付けがココ。
ここは「大松」という民宿であり超ヤバい落書きがあった。
怨念のようなものを感じ一瞬ブログにのせようか迷ってしまうほどだった。
(グーグルストリートビューにのっているので、まあ良しとした)
蔡は中華圏によくある名字だ。
蔡さんが誰かから金を借り、そのまま国にトンズラしたのだろうか。
謎が残るばかりだ。
別の場所には「呪」「Fuckin Jap law」「介護地獄」などと書かれていた。
ヤバい、ヤバすぎる。
積もり積もった怨念を感じる落書きに戦慄が走る。
それにしても「蔡金返えせ」の送り仮名は間違えるくせに、英単語のスペルは正しいのが面白い。
でも、よく考えたら同一人物が書いたわけではないかもしれないな。
そんなことを考えながら私は大松を後にした。
自動販売機の料金は正常だった。
大阪西成のあいりん地区は自動販売機の料金が安いことで有名だ。
1缶50円のジュースもたくさんあり、貧困層のための場所であることがうかがえる。
しかし名古屋の料金は正常なものだった。
今はもうドヤ街ではないので当然といえば当然だが・・・。
名古屋西口には風俗やあかひげ薬局などアングラな店もある。
数は少ないが名古屋元ドヤ街には無料案内所やキャバクラもある。
歓楽街といえるほどではないがそうした一面もあるのだ。
精力剤で有名なあかひげ薬局まであった。
風俗に行ったり、このあたりのホテルを利用したりと、何かと需要があるのだろう。
オタク街としての性格もある名古屋の元ドヤ街。
名古屋の元ドヤ街を歩いていてもう一つ気づくことがある。
それが、オタク街っぽい雰囲気もあるということだ。
この一帯にはアニメイトカフェ、メイドカフェ、トレーディングカードショップなどがある。
特にドヤ街とは関係ないが、こうしたオタク関連の店があるのも駅西口の特徴の一つだろう。
アングラディープスポット・名古屋の元ドヤ街の治安は?
全体的な印象としては「治安は悪くない」といったところだ。
一般的な住宅や会社のオフィスも数多く存在する。
必要以上に警戒することはないだろう。
しかし上でも紹介した通り「金返せ」や「◯ね」のような落書きがあるのも事実だ。
場所によっては怪しい雰囲気が漂っているので、目立った行動はとらないよう注意したい。
また、私は昼間に行ったが、何度かパトカーの巡回を目にした。
パトロールをしているということは犯罪があるということなのかもしれない。
昼と夜の顔が違う可能性もあるので、できれば夜にはいかない方がいいだろう。
名古屋駅西口(太閤通口)の元ドヤ街の所在地
冒頭でも申し上げた通り、元ドヤ街は名古屋駅西口を出てすぐだ。
住所としては名古屋市中村区椿、名古屋市中村区竹橋町となる。
ビックカメラ横を入って行くだけであり、非常に簡単に見つけることができる。
興味がある人は是非散策してみてほしい。
「アングラディープスポット・名古屋の元ドヤ街」まとめ
- 名古屋には元ドヤ街がある。
- しかし現在は日雇い労働者はおらず簡易宿泊所(ドヤ)が少しあるのみ。
- 名古屋駅西口(太閤通口)からは徒歩2〜3分。非常に立地が良い。
- ドヤ以外にも、韓国食品店、中国食品店、あかひげ薬局、風俗、オタクの店がある。
- 昼間の治安は問題なし。一般的な住宅やオフィスも多くかなり安全な雰囲気だった。
- 夜間の治安については調査中。危ないかもしれないので夜間は注意しよう。
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