どうも〜、ゴダ(@oogoda1)です。
今回は台湾のファッション事情について。
ここでは、日本にはない夜市(ナイトマーケット)や五分埔商圈(服の問屋街)、
台湾人のファッションや人気店についてまとめています。
どうぞ参考にしてみてください(^ ^)
台湾人は普段どこで服を買ってる?
冒頭で述べた通り、台湾には夜市や五分埔など台湾にしかないユニークな服屋さんが存在します。
とはいえ実際は普通にデパートや路面店やネットなどで服を購入している人が大多数なんですけどね。
それぞれどんな感じか、以下で一つ一つ説明していきます。
夜市(ナイトマーケット)
夜市といえば台湾観光で外せないスポットの一つ。
ほとんどの観光ガイドブックに情報が載ってますよね。
そして、夜市というと食べ物の屋台のイメージが強いですが、実際は服やアクセサリーを扱うお店も多いんです。
値段はデパートや路面店に比べると安く、似たようなデザインのものがデパートの半額以下で買えることもあります。
ただ、そのぶん品質は悪く、むかし私が夜市で購入した靴は数週間でボロボロになってしまいました。(歩いてたら底が外れたw)
というわけで品質はかなり悪いので、夜市での服の購入はあまりオススメしません。
なお、ここ数年は韓流ブームの影響で韓国産の服やアクセサリーを目にすることが多くなりました。
五分埔商圈(服の問屋街)
五分舖商圈とは、台北市信義区にある服の問屋街のこと。
このエリアには1,000以上の服問屋が立ち並び、アクセサリーやチャイナドレス、パーティ用衣装なんかも購入できちゃいます。
なお、問屋街というくらいですからお値段もかなり安いんですよ。
値段でいうと、だいたい1着1,000元(約3600円)以下で買えちゃいます。
なんでも、ここで買える服は普段はデパートに卸しているような服なのだとか。
デパートで売られているような服が激安で買えちゃうのでかなりお得ってわけですね。
実際わたしも5年くらい前にここで600元のズボンを買いました。
今でもバリバリ履いていて品質も悪くないので気に入っています。
夜市で服を買うくらいなら五分舖まで足を運んだ方が絶対にいいです。
五分舖はMRT後山埤駅かMRT松山駅から徒歩5分ほどです。
交通の便がよく近くに饒河夜市という有名な夜市もあるので、観光で行きやすいのも特徴の一つです。
デパート
台湾のやや大きい街の駅前にはだいたいデパートがあります。
SOGO、新光三越、阪急、高島屋といった日系デパートから、大遠百、遠東百貨、美麗華、統一時代といった台湾系デパートまで種類はさまざま。
内部の構造は日本と似ていて、だいたい一階は化粧品売り場で、地下と高層階はフードコートになっています。
中に入っているファッションブランドは、台湾の人気ブランドもあれば、日本や欧米の人気ブランドもありバリエーションは豊富。
例えば、日本でも大定番のユニクロや無印良品、H&MやZARAはだいたいどこのデパートにも入っていますね。(ファストファッションについては後述します)
しかも中には東急ハンズが入ってるデパートもあったりするので、雰囲気はまるっきし日本のデパートと変わりません。
肝心のお値段ですが、同じ商品でも日本のデパートの価格よりちょっと高い印象です。
ユニクロは日本と比べて全体的に2割増しくらいな感じ。
「日本でユニクロに関税はかからないから、日本のユニクロの方が安いのは当たり前なんじゃないの?」と思いますが、これはそう簡単な問題ではありません。
なぜなら日本人にとって輸入品であるはずのH&Mやザラも台湾の方がやや高く販売されてるからです。(これは本当に謎。というか台湾人がかわいそう。)
よって台湾のデパートはかなり高いので、あまり買い物をしない方がいいかもしれません。
ただ一年に一回「週年慶」と呼ばれるセール期間に買うとかなり安いのは確かです。
台湾のデパートで何か買いたいなら「週年慶」の時期が狙い目です。
※「週年慶」はどのデパートもだいたい毎年9月から11月にかけて行われる。デパートによって時期が違うので、直接ホームページを検索して調べよう。
路面店
町を歩いてるとその店単独で出店しているケースもよく目にします。
とくに台北のショッピングエリアである「東區」と呼ばれるエリア(忠孝新生~忠孝敦化)や西門町は路面店が非常に多いですよ。
路面店を出しているブランドは本当に様々ですが、上で述べたようなデパートに入ってるファッションブランドも軒を連ねています。
また富錦街などおしゃれな高級街にはBEAMSのような日本のブランドも出店しています。
関税や輸送費がかかっているので日本のBEAMSより高いはずですが、台湾に店を構えてるってことは、それでもBEAMSを着たい台湾人がいるってことですよね!
参考:BEAMS TAIPEI
ネットショッピング
台湾でもネットショッピングは盛んです。
直接ブランドのホームページで買ったり、日本のZOZOTOWNみたいなECサイトで買ったり、その方法は様々。
中でもよく名前を聞くのが「Lativ」というブランド。(上の画像がLativのサイトです)
このブランドは実店舗を持たずネットショッピングのみの営業となります。
実店舗がなく人件費もかからないのでかなりの低価格でなかなか品質の良いものが買えます。
例えば、上の画像でいうとダウンジャケットが680元(約2500円)とかなりの格安ですね。
実はここは「台湾版ユニクロ」などと言われていて、多くの台湾人が愛用しています。
台湾のファストファッションブランド
「どのブランドが台湾で人気か」といっても、年齢層や性別によって人気なものは違うので、当然一概には言えませんよね。
例えば日本人の多くがユニクロを愛用していたり、だいたいどこの繁華街にもH&Mがあるように、台湾でも「ファストファッション」は多くの層に人気があります。
<ファストファッションとは?>
流行を採り入れつつ低価格に抑えた衣料品を、大量生産し、短いサイクルで販売するブランドやその業態のこと。
安くて早い「ファストフード」になぞらえた造語。 世界的不況の下、ファッション業界でも世界的規模で大手グローバルチェーンが寡占し、売り上げを伸ばしている。
コトバンクより
というわけでここでは、台湾で人気のファストファッションブランドを紹介します。
ZARA(ザラ)
日本でもよくみるザラ。台湾でも大人気です。
しかし台湾ではやや高級路線として認知されています。
それもそのはず。
台湾のザラではビジネスカジュアルなシャツが990元(約3600円)し、
これは上で紹介したLativなどと比べると圧倒的に高い価格です。
ジャケットは3990元(約14563円)。
Tシャツは250元(約912円)で格安だったりしますし、
台湾のザラは頻繁にセールをやってたりもするので、
モノや時期によってはかなりお手軽に買えちゃうイメージです。
無印良品(MUJI)
無印良品は台湾のデパートやショッピングモールによく入っているのですが、
こういう普通な感じのシャツが1590元(約5800円)だったり、
こういう普通なTシャツが350元(約1276円)だったりと、
現地のほかのブランドと比較するとかなりの高級路線となります。
私の印象としては、台湾では服よりもカバンや文房具の方が人気です。
品質の良さが評価されているのかもしれませんね。
UNIQLO(ユニクロ)
上の2つのブランドに同じく、台湾ではユニクロも大人気です。
基本どこのショッピングモールにも入ってますし、老若男女だれでも買ってるイメージです(笑)
また、日本では安いお店として認識されてるユニクロですが、台湾での価格は日本よりも2割ほど高く、現地の物価を考慮すると「ややいいブランド」みたいな位置づけとなっています。
男性モノのTシャツ 590元(約2154円)
男性モノのシャツ 790元(約2884円)
男性モノのパーカー 790元(約2884円)
これは安売りコーナーにあったやつです。
女性モノのコート 2990元(約10920円)
台湾の冬は予想以上に寒いので時にはコートも必要です。
男性モノの下着 2着で390元(約1424円)
台湾でもユニクロの下着は「安くて長持ち」ということで重宝されています。
男性モノの靴下 4足で390元(約1424円)
台湾製や中国製の靴下はすぐに穴が空いちゃいますが、ユニクロは穴が空かないと評判です。
Right-on(ライトオン)
台湾にはライトオンだってあります。
ライトオンはセレクトショップ(いろんなブランドを取り扱っている店)なので高い服もあるのですが、中には安い服もありました。
男性モノのジャケット 790元(約2883円)
これはたまたまセール中だったので安かったのですが、
ジーンズ 2390元(約2390円)
ジーンズなんかも質がいい割には安かったです。
NET
ここまで日系などの外資系企業が続きましたが、NETは台湾系の企業となります。
デパートやショッピングモールによく入ってるし、町中で路面店もよく見かけます。
現地企業なので関税などはかからず、ゆえに価格はかなり安いです。
でもそのわりに着心地がよくて保温性があったり、長持ちしたり、品質も悪くないのでオススメなんです。
台湾人いわく「ここのダウンジャケットはユニクロよりも暖かい」とのこと。笑
すごい!
ジーンズ 1着699元(約2552円)、2着1200元(約4381円)
シャツ 1着699元(約2552円)、2着1300元(約4746円)
カジュアルな服 1着599元(約2187円)、2着1000元(約3651円)
女性モノも充実していました。(値段は男性モノと同じくらいでした)
鬼洗い
ドクロや鬼や神社といった、日本をモチーフにしたデザインが特徴的な台湾のブランド。
日本人としてはギャグ路線の服のように見えますが、上のTシャツが1980元(約7223円)するなど、けっこういいお値段します。
町中で来ている台湾人もよく見るので、それなりに人気で、真面目路線な服であるようです。
ESPRIT(エスプリ)
アメリカのファストファッションブランド。
日本ではあまり見ませんが、台湾ではいろんな所で目にします。
お値段はそこまで安物ではありません。
台湾では完全に「いいブランド」のポジションです。
男性モノのロンT 1690元(約6172円)
男性モノのジャケット 3490元(約12746円)
女性モノも充実していましたよ。
思夢樂(しまむら)
しまむらは台湾にも出店しています。
しかし企業戦略の関係か、台湾のしまむらは多くが郊外に出店しているので、旅行中に目にすることはあまり無いでしょう。
しまむらは日本ではかなり格安路線ですが、台湾でもちょっと安い店として認知されています。(ほとんどが1着1000元以下)
また、台湾現地のブランドも取り扱っていたりと、日本には無い雰囲気の服も多く見られます。
台湾でファストファションといえばユニクロやH&Mが脚光を浴びがちですが、実はしまむらの認知度もかなり高いです。
Superdry.極度乾燥(しなさい)
※現在SUPERDRYは台湾市場から撤退しています。
名前に日本語が入っている英国のファッションブランド。
日本語が入ってるとカッコよく感じませんが、実は世界ではかなり人気です。
実際、ヨーロッパでもアジアでもSuperDryの服を着ている人や店舗をよく見かけます。
ただ、日本へはアサヒスーパードライ(ビール)との商標権の関係で進出できないので、日本人の間ではそこまで有名ではないんですよね。
なお、服のデザインはスキーウェアみたいな感じで、スポーティ&カジュアルな雰囲気が海外でウケてます。
また材質もそこそこよく、わたしもTシャツを持っているのですが、着心地はかなりいいですよ。
でも台湾で買うと相当高いので、あんまり気軽に買えないんですよね・・・。
例えば、Tシャツは900元(約3286円)、冬用のアウターは7000元(約25563円)以上とけっこう高額。
本国イギリスで見た時はもうちょっと安かったので、イギリス人からしたら高級なブランドでは無いのでしょうが。
Roots
カナダのブランド。
服に大きく「Roots」と書いてあり、スウェットを中心としたカジュアルウェアを販売しています。
台湾ではSuperdry.極度乾燥(しなさい)が流行る前から人気のブランドであり、今でもここの服を着ている人をよく目にします。
Lativ
上でも紹介したネットショッピングのみのブランド。
値段が安く材質も悪くないので、下着からアウターまで幅広く人気があるイメージです。
台湾でよく見られるファッション
台湾の男女ともに共通しているのが「日本人よりもラフ」ということ。
男性は日常的にビーチサンダルを履き、女性は化粧をあまりしません。
もちろん町にショッピングに出かける際はオシャレすることもあるでしょうが、普段は快適さや気楽さを重視しているイメージです。
また台湾人は寒さに非常に弱く、秋に20度くらいまで気温が下がっただけで厚手のアウターを着ます。
そう、台湾は日本よりも暖かい国なので日本人に比べて寒さに慣れていないのです。
では以下で男女別のファッションの違いについて見ていきましょう。
男性のファッション
夏は暑いので「Tシャツ+短パン+ビーサン」のようなラフな服装の人が多いです。
また南部では日常的に急にスコールが降ってくるので、濡れてもいい「Tシャツ+短パン+ビーサン」のような服装がなおさら好まれます。
でも冬はさすがに寒いので、ちゃんと靴を履いてジャケットを着ていますよ。
女性のファッション
夏は「Tシャツ+ホットパンツ+ビーサン」のようなラフな服装の人が多いです。
上にも書いた通り、日本人女性との決定的な違いは化粧が薄いことですね!
台湾では「化粧をしないと人に会えない」と考える人が少なく、また夏は汗をかくので最初から化粧しない方がいいと考えてるのかもしれません。
バイクに乗ってる時に雨が降ってきたら面倒なのでラフな格好が好まれているのでしょう。
冬はコートやニットなどを着ておしゃれを楽しんでいる人も多いですよ。
年配のファッション
もちろん洋服を着ている老人も多いのですが、中には中国の伝統的な服を着ている人もたまに目にします。
また、南部に行くとおじさんが上裸で仕事をしていたり、道端で上裸で中国将棋をうっていたりします。笑
以上、台湾のファッション事情についてでした。
また追加でわかったことがあったら載せていきたいと思います。
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