
とにかくすぐキレる!オーストリアの卓球選手・陳衛星の魅力に迫る
こんにちは、卓球大好きゴダです!
今回は卓球未経験のあなたにも知ってもらいたいスゴイ選手をご紹介します。
なお、この選手は地球上で私が一番好きな選手です。
彼の名前は「陳衛星」。
オーストリア国籍の45歳です。
2017年5月現在の世界ランキングは71位なので、すごく強いというわけではありません。
ちなみに、日本の若手エースである丹羽孝希選手は11位、伊藤美誠選手は10位、平野美宇選手は8位なので、それと比べると全然ですね。
ですが、陳衛星には実力以上に人を惹きつける魅力があります。
まず、彼は「超攻撃型の守備」という一見矛盾したプレースタイルをとっています。
守備型なのに攻撃しまくっちゃうというワケの分からないスゴさがあります。
また試合中にすぐカッとなったり時には相手のプレーを褒めたりするなど、感情をすぐ表に出すところも可愛いです。
実際この性格はファンからかなり愛されていて、卓球ファンは皆暖かい目で見守っています。
他にも、中国語や英語以外にもドイツ語とハンガリー語ができ、アスリートなのに語学が堪能という多才さも持ち合わせています。
きわめつけに、彼は現役の軍人だそうです。
もうマルチすぎてついていけない・・・。
このように陳衛星選手はアスリートとしての実力を超えた「ワケの分からない感じ」が最高に面白いのです。
※以下、「カットマン」と「守備型」は同じ意味で使います。
この文章を読んでほしい人
→卓球が好きな人
→陳衛星が好きな人
陳衛星について

陳衛星選手
基本情報
生年月日:1972年4月27日(45歳)
世界最高ランク:9位
利き腕:右
グリップ:シェークハンド
戦型:超攻撃型カットマン(攻撃+守備)
出身:中国内モンゴル自治区
国籍:オーストリア
言語:中国語、英語、ドイツ語、ハンガリー語
身長:173cm
体重:71kg
職業:軍人
略歴
中国の内モンゴル自治区から帰化した選手。
2003年にフランスのパリで開催された世界選手権で活躍し、頭角を現す。同大会の男子シングルスでは4回戦で優勝候補の一角、王皓に勝利した。
2005年のヨーロッパ選手権では男子団体においてチームの準優勝に貢献、加えて個人戦でも4回戦でシーラの完璧なカット打ちの前になす術なく敗れたものの、ベスト16に入った。
(Wikipediaより)
陳選手は現在45歳であり、一昔前に大活躍した選手です。
過去には中国のエースだった王皓に勝利するなど、それなりの実績も積んでいます。
ですが、上でも何度も書いてますが、彼の魅力は卓球の実力ではなく「ワケの分からなさ」にあります。
それを以下で説明していきましょう。
「超攻撃型カットマン」という斬新さに感動
陳衛星は「超攻撃型守備」というプレースタイルをとっています。
攻撃も守備もするという卓球選手はあまりいないので、相手もやりにくそうです。
まあ、言葉だけで説明されても分からないと思うので、まずは動画を見てみましょう。
(最初の20秒だけ見れば十分です。)
後ろに下がって守備をしたり前に出てドライブスマッシュを打ったりしています。
普通、守備型の選手は本当にチャンスの球が来たときだけ攻撃します。
だから守備型選手がこれだけ積極的に攻撃をするのは非常に珍しいことなんです。
これがどんな感じかイメージできない人もいるでしょうから、他のスポーツに例えて説明します。
サッカーに例えていうなら「ディフェンダー兼フォワード」。
野球に例えていうなら「大谷翔平みたいな打ちまくる投手」。
こんなところでしょうか。
なお、私は一般的な強さよりも「ワケの分からないスゴさ」や「見たことがないもの」に感動する傾向があります。
ですので陳衛星を初めて見たときに「こいつはすごいや」と思いましたね。
陳衛星の純粋さに感動
まずはコチラの動画を見てください。
(陳衛星のブチギレシーンのある3:47から再生します。)
納得のいくプレーができないととにかくキレます。
これにより審判からイエローカードやレッドカードをもらうことも多く、要注意人物と言われているようです。
実は、私も最初はこの態度があまり好きではありませんでした。
スポーツ選手なんだしもっと冷静になれよと思ってました。
ですが、彼の怒りを見ているうちにだんだんその純粋さにハマっていきました。
だって本当に一生懸命なんですもん。
しかも私も卓球選手だったので、イライラする気持ちはわからなくもないです(笑)
実際わたしのように陳衛星の怒りに癒されてる(?)ファンも多いようです。
見ていて笑えるんですよね〜。しかも一生懸命だし。
最高です、陳衛星。
4ヶ国語を話す多才さに感動
もともと中国人なので中国語が話せるのは当然でしょう。
また、国際試合に出るアスリートが英語を話すのも一般的なことですよね。
そして、彼はオーストリア人ですのでドイツ語も話せます。
そしてここからがすごいのですが、彼はハンガリーに住んでいたことがあるのでハンガリー語もできるのです。
つまり、卓球選手なのに4ヶ国語が話せちゃうんです。
ご存知、わたしはワケの分からないものや前例のないもの、珍しいものなどが好きです。
生活のために仕方がなく身につけたとは言え、アスリートなのに4ヶ国語話すのはやっぱりすごいです。
軍人という意外さに驚く
けっこう強いのでプロかと思いましたが、どうやら違うみたいです。
なんとこの陳選手、普段は軍人として軍隊で働いているとのことです。
まあ、愛ちゃんの旦那(江宏傑)もモデルをやっているようなので、別に卓球選手が他の仕事をやってても意外ではありません。
ですが、帰化した選手がその国で軍人をやってるってのは面白い話ですよね。
とにかく陳衛星には驚かされっぱなしです。
他のオーストリア選手の紹介
日本や中国と比べると、オーストリア卓球はそこまで強くありません。
それでも男女ともに上位50位以内に入る選手がいるので弱小国ではないです。
フェガール(29歳) 21位
ガルドシュ(38歳) 53位
陳衛生(45歳) 71位
団体10位
世界ランキング 女子
リュウ・ジャ(35歳) 15位
ポルカノバ(23歳) 55位
団体10位卓球世界ランキング
中でも特に注目なのは、男子のフェガール(21位)と、女子のリュウ・ジャ(15位)です。
世界ランク20位以内に入っていれば、10位くらいの選手を倒すことも普通にありえます。
つまり、丹羽孝希や伊藤美誠、平野美宇に勝つ可能性も十分にありえますので、絶対に手を抜くことはできない相手なんですよ。
この通り、オーストリアには陳衛星以外にも注目すべき選手がたくさんいるんです。
最後に
今回は超攻撃型守備というプレースタイルで、すぐにキレて、4ヶ国語が話せて、普段は軍人をやっているオーストリアの陳衛星選手を紹介させていただきました。
この通り、わたしはただ単に強い選手よりも、ワケの分からない魅力をもった選手の方が好きになる傾向があります。
ですので今後も面白いアスリートが見つかりましたら、卓球にこだわらずどんどん紹介していきたいと思います。
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