こんにちは、ゴダ(@oogoda1)です。
中国語は英語の次に重要な言語だと言われて久しいですが、
実際、中国語の資格があると就職に有利になるのでしょうか?
今回はこのテーマについて、2013年から中国語を使って仕事している私が考えます。
この文章を読んでほしい人
→これから中国語を勉強しようと思ってる人
→すでに中国語の勉強をしている人
→中国語を使う仕事がしたい人
中国語の資格(検定)は就職・転職に有利か?
いきなりですが本題に入ります。
中国語の資格(検定)は就職・転職に有利です。
今や中国や台湾と取引をする企業は多く、中国語を使う求人も増えています。
ただ、日本には日本語がめちゃめちゃできる中国人や台湾人もいることを忘れないでください。
例えば翻訳の求人があったとして、日本語を中国語に訳すのであれば、企業からすれば日本語がめちゃめちゃできる中国人を雇った方がいいでしょう。(クライアントに提出する成果物は綺麗な中国語じゃないといけないですからね)
このように、中国語ができる日本人は常に日本語ができる中国人や台湾人との競争にさらされています。
中国語能力一本で就職活動するのは大変です。日本語ネイティブとしての強みを活かせたり仕事を探したり、中国語とは別のスキルや経験を普段から身につけておくべきでしょう。
中国の未来や自分の人生について考えよう。
「就職に有利かどうか」も非常に重要なテーマですが、中国の未来や自分の人生について考えておくことも重要です。
例えば、中国も少子高齢化に突入すると言われていますが、中国語を使って働きたい業界は少子高齢化時代にも通用する業界でしょうか?
また、何かの契機で反日運動が盛り上がって、転職したい業界の製品がボイコットされる可能性はないでしょうか。
未来を予想することは非常に難しいですが、あらかじめ中国に関するリスクを把握しておくことは無駄じゃないでしょう。
「就職で有利になりそう」くらいの気持ちで中国語を勉強するなら、英語力を選んだ方が無難かもしれません。
中国語を選んで後悔しない人
それでは、中国語を選んで後悔しない人はどんな人でしょうか?
以下に箇条書きにしてみました。
- 中国 or 台湾が好きな人
- チャイナリスクを顧(かえり)みず、ハイリターンを狙いたい人
- 会社での必要に迫られて
会社の命令で中国語を勉強する必要がある人や、中国人または台湾人と結婚した人は別ですが、
中国語をやって後悔しない人は上の2パターンくらいだと思います。
①の人はとにかく中国や台湾が好きという人です。
世の中には台湾のドラマや音楽が好きだったり、旅行が大好きって人がたくさんいます。
そういう人が中国語を勉強すると、例えば日本語吹き替えなしでドラマが楽しめたり、歌詞の意味が分かったり、旅行で現地の人と触れ合えたり、人生が楽しくなります。
①の人に関しては、ビジネスは関係なしに中国語を勉強しちゃってもいいと思います。
何を隠そう、私も中国と台湾が大好きな①の人です。
私も中国語を使って仕事をしているので、チャイナリスクが怖いといえば怖いです。
しかし、もともと台湾が好きで中国語の勉強を始めたわけですから、多少経済が悪くなっても後悔はないです。
次に②について、世の中にはハイリスクハイリターンに憧れる人もいます。
ローリスクハイリターンの商売を見つけるのは難しいですが、ハイリスクハイリターンの商売はみんな怖がるので自然と競争率が落ちます。
そこでハイリスクでも挑戦してみたいという変わった人間が中国ビジネスを始めるのです。
そういう人は「怖いもの見たさ」もあるかもしれません。
危ないものやリスクのあるもの、みんながやりたくないものに興味がある人たちです。
最後の③について、業務上必要となり中国語を勉強するという人もいます。
この場合は中国語能力が自分の業績と関係してくるので、しっかり勉強するべきでしょう。
中国語の資格(検定)の種類
中国語の資格をとる場合、どの国で就職するか、またはどの国の人に中国語を使うかで取得すべき資格が変わってきます。
日本で就職
日本で就職するなら中国語検定(中検)かHSKの能力をみる企業が多いですね。
中検は日本でもっとも歴史が古い中国語の資格で、英検の中国語バージョンと言えます。
試験は日本全国で受けることができ、海外だと中国・台湾・香港・シンガポールで受けることもできます。
HSKは中国政府認定の試験で、日本企業にもだいぶ浸透してきています。
HSKは中国で就職する場合にも使えますので個人的には中検よりオススメです。
台湾で就職
台湾だと中華民国政府が運営しているTOCFLという資格が有名です。
当然ですが、この資格の内容は台湾で使われる中国語が中心です。
中国と台湾の中国語は基本的には同じなんですけど、アクセントや文法や用語が微妙に違うんですよね。
そうそう、ちょうどアメリカ英語とイギリス英語くらいの違いとでもいいましょうか。
中国と台湾の中国語は95%は同じなんですけど、5%は違う。
台湾の中国語をマスターしたいって人にはTOCFLの勉強がオススメなんです。
台湾現地企業が面接でTOCFLの点数を要求してくることはあまりないです。
もちろん資格があるに越したことはないですが、資格の有無よりも、面接で話した感じで中国語のレベルを確認する企業が多いです。
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中国およびその他の国で就職
中国またはシンガポールなどで就職する場合はHSKの能力をみる企業が多いです。
この理由は簡単で、やはり「中国語=中国の言語」なので、単純に中国政府主導の資格の方が権威があるということなんですよね。
全体の結論としては、台湾で就職する以外はHSKをとっておけばOKです。
日本で就職する場合は中検でもOKです。
中検とHSKの勉強をするなら「本気で学ぶ中国語」シリーズがオススメです。
②意味が非常に似ている表現の違いをまとめて解説しているところ。
③楽しく学習できるよう、本文が親しみやすい内容になっているところ。
ウェブで外国語を使う求人を探す
マイナビのフリーワード欄で「中国語」で検索するとたくさんの中国語求人を見ることができます。
また、実際に台湾で仕事した経験をもとに、台湾就職のことを以下にまとめました!
▼参考記事
まとめ
- 中国語ができると就職に有利かどうかは分からないけれど、応募できる会社は増える。
- 中国の将来や自分の人生についても目を向けよう。
- チャイナリスクが気になってなかなか踏み出せない人は英語を選ぼう。
- 中国や台湾が好きな人は今すぐ中国語勉強しちゃってもOK。好きでやってるんだから、仕事で使えなくなっても後悔は少ない。趣味は趣味でOK!
- ハイリスクでもいい人は中国語勉強しちゃってOK。
- 中国語求人を扱ってる転職サイトを活用しよう!
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