
油やさんのブログ「無職旅」は最高
無職旅というブログがある。
その名の通り、無職のブロガー・油やさんが世界を旅し、その様子を詳細に記録している。
そして、何と言っても無職旅は行った国の数がすごい。
正確な国数は分からないんだけど、ヨーロッパ、アメリカ大陸、アジア、中東、オセアニアのほとんどの国に行っている。
たぶん120か国は余裕で越えてるんじゃないかっていう驚異の行動力だ。
そして更にすごいのが、なんとこの油やさん、2009年からずっと無職なのだ。
とはいえ途中で何回か就職しようか迷ったみたい。
でも思いがけずブログが人気になってアフィリ収入が入るようになったので、ずっと無職でも問題がなくなったのだろう。
これだけ聞くと「ブログのアフィリ収入で世界を旅している」だなんて夢のような話だと思ってしまう。
だけど無職旅の情報量、人を惹きつける文体、読者に好まれる人柄は誰にでも真似できるものではない。
この通り、油やさんは人気になるだけの能力を備えた人物なのだ。
無職旅はなぜ人気が出たのか?
わたしは2013年ごろから無職旅のファンで、更新の度に欠かさず読んできた。
それに今でもときどき過去記事を読んで旅の参考にさせていただいている。
何回「Pocket」にブックマーク保存したか分からないほどだ。
アクセス数を見ても私のようなファンが他にいることが容易に想像できる。
そこで、ここでは無職旅がなぜこんなに人気になったのかについて考えてみた。
情報の質がよく、量が多い
交通、観光地、ホテル、レストランの情報が多い。
とにかく、読んでいて「このブログ便利だな」と思わされることが多い。
そのうえ2009年から現在まで高頻度でコツコツ更新しており、網羅している国の数と記事数が半端なく多い。(中央アフリカ以外ほとんど行ってる)
質と量のどちらもしっかりこなしている模範的な優良ブログなのだ。
読者が欲しい情報を知っている
無職旅は国ごとにまとめ記事を書いている。
例えばこの記事。
イタリア旅の費用集計&まとめ2016 航空券が激安だった&カーニバルに間に合った
2016年2月9日-19日が今回の旅の分です。
◆国際移動のお金:25,183円相当
区間 金額 備考 入国:成田⇒イスタンブール経由⇒ヴェネツィア 24,325円相当 トルコ航空 出国:トリエステ⇒リュブリャーナ(スロヴェニア) 858円 バス (中略)
◆イタリアで使ったお金:合計455.5ユーロ(≒59,218円)
項目 金額 食費 24,402円 宿泊費 26,964円 交通費 4,602円 入場料 2,210円 エンターテイメント 0円 ツアー代 0円 その他 1,040円 (上の記事より引用)
こんな感じで、2016年に行ったイタリア旅行の旅費合計や旅のルートが分かりやすく表にまとめられている。
旅を計画するときは、まず最初に使える予算があって、その予算内でどうお金を使おうかを考えていくので、無職旅みたいに合計金額と内訳が全ての国ごとにまとめられているのはとっても有り難い。
こんな風に読者の欲しい情報が的確にまとめられている。
人気が出るのも当然だろう。
油やさんのキャラが誠実そうで愛せる
文章を書くときに意外に大切なのが著者のキャラだ。
人は書かれた内容がどんなに良くても、著者が嫌なやつだったら二度と読みたくなくなる。
「またコイツか〜、この記事はスルーだな」みたいな経験あるでしょ?笑
嫌な店員やセールスマンからは買いたくないのと同じ心理とでもいえば分かりやすいだろう。
逆に、感じのいい店員さんからは買いたくなるし、好きなブロガーの文章も読みたくなるものだ。
そこでいうと油やさんは謙虚で、お茶目で笑いを取る心も忘れていない。文章から人の良さが伝わってくる。
絶対に人を不快にするような文章は書かないし、リアルな生活でも人の悪口言ったり傷つけるようなことをしないんだろうなと容易に想像できる。
だから油やさんはアフィリエイト広告を貼ってるけど、「この人のブログ経由でなら買ってもいいかも」って思ってしまう。
読者は著者の性格を機敏に読み取ってしまうので、文章を書くときに大切なことは意外にも著者の性格だったりする。
これも無職旅が人気ブログになった大きな要因の一つだろう。
油やさんの今後が気になってしまう
次はどこの国にいくのかということも気になるし、油やさんが果たして今後就職するのか、それとも体力の限り旅人を続けるのかが気になって、ついつい近況チェックを兼ねて読んでしまう。
わたしも海外を長く旅するのが大好きだし、油やさんの生き方と多少かぶる部分があるので、余計に気になるのかもしれない。
文章を書く場合、意図があるかどうかは別として、読者に続きが気になるように思わせることは大切なことである。
旅ブログは既に飽和している
旅行系のブログって多すぎて飽和している気がする。
だから今から新たに旅ブログ始めても、よっぽど斬新な切り口で書くか、それかめちゃめちゃ頻繁に更新(1日10記事を1年間とか)しないと、もう既存の旅ブログには追い付けないんじゃないかな。
それでも海外の情報は手に入りにくいし、海外旅行が好きな人は多いので、旅をテーマにしたブログを始める人はたくさんいる。
それに同じ旅は一つとしてないので、どういう風に書いてもある程度はオリジナリティが出る。だから旅は非常に書きやすいテーマの一つなのだ。
でもさ、それにしても旅ブログって多すぎね?
わたしも旅が大好きなので、今後もブログに旅の様子を書いていくだろう。
でもここまで数が多いと「俺が積極的に書かなくても誰かが同じような記事をもう書いてるのでは?」とか思っちゃう。
結論、無職旅をメインで読んでれば、旅の情報量的には十分なんじゃないかな?(言い過ぎかな?)
まとめ
・無職旅の油やさんの生き方に憧れる。自由に異国を旅したい。
・無職旅は質・量ともに優れている。2009年から現在まで高頻度で更新している。
・油やさんのキャラが誠実そうで好感がもてる。
・無職の油やさんが今後どこまで旅するか続きが気になる。意図的であろうがそうでなかろうが、読者が続きが気になって仕方がなくなるような文章を書ける人は強い。
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