香港って何語?香港で英語や日本語は通じる?香港の言語事情を解説!

広東語圏は広い(写真はビクトリアピーク)

広東語圏は広い(写真はビクトリアピーク)

どうも〜、香港に4回旅行したことのあるゴダです。

ここでは、香港の言語事情について説明しています。

香港は日本人に人気の旅行先ですが、その言語事情はあまり知られていないような気がします。

というわけで今回は「香港で英語や日本語は通じるのか?」「香港人の母国語は?」について解説していきます。

「そもそも香港って国だっけ?」という人は以下の記事をお読みください。

中国・台湾・香港の違いをサルでも分かるように解説

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香港の言語事情の早見表

時間がない人に向けて、香港の言語事情が一目でわかる早見表を作りました。

より詳しい解説はこの表の下にまとめましたので、時間がある人は読んでみてください。

<香港の言語事情の早見表

説明

備考

母語

広東語

広東省、マカオ、東南アジアの華人も広東語を話す。

その他

話せる言語

英語

中国語

老人や教育レベルの低い人は広東語しか話せない傾向にあり。

逆に、若者や大卒者は英語と中国語を話す人が多い。

文字

繁体字中国語

台湾と同じく、画数の多い伝統的な繁体字を採用。中国本土は簡体字。

香港人の母語は広東語ですが、旅行や出張のような短期ステイであれば、英語または中国語だけでも困りません。

しかし現地に長期間住むとなると、広東語ができた方が便利かもしれませんね。

また、日本語の漢字の知識だけで香港の文字を解読するのは難しいです。

多少は理解できますが、やはり中国語か広東語を学習したことがないと読解は困難です。

(地名や固有名詞なら問題なく分かります。)

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香港の母語は広東語(カントン語)

香港の街中で見かける広東語表示。文字にすると中国語と変わらないが、会話はできない。

香港の街中で見かける広東語表示。文字にすると中国語と変わらないが、会話はできない。

香港人の母語は広東語(カントン語)です。

これは中国の標準語である中国語(普通話/マンダリン/北京語)とは全然違う言語です。

日本人にはイメージしにくいですが、中国語と広東語は、日本語と韓国語くらい違います。

もちろん、中国語と広東語は文字にした時に漢字が同じだったり、四字熟語やことわざが一緒だったりすることはあります。

でも基本的に発音方法や文法ルールが違うので、お互いにコミュニケーションをとることができません。

というわけで広東語と標準中国語は全く別の言語といっても過言ではないでしょう。

実際、わたしは台湾に住んでいるので中国語を話せるのですが、広東語は全然聞き取れませんね。

もう完全にゼロから学習しないと会話できないくらい違うんです。

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広東語話者は世界に何人いる?話者はどこに分布してる?

「粵」と書かれている場所が広東語圏

「粵」と書かれている場所が広東語圏

画像引用元(Wikipedia)

広東語話者は世界に約3000万人いると言われています。

中国国内の広東語話者は、上記地図の「粵」と書いてある場所に住んでいます。

広東語というと香港やマカオや広州のイメージが強いですよね。

でも実際は香港や広州は広東語圏の端っこにあります。

すぐ東に行くともう別の言語圏になってしまうというわけですね。

また中国以外では、マレーシア、シンガポール、ブルネイの華人が広東語を母語としています。

これはその昔広東語圏に住んでいた華人たちが東南アジアに移住したことが理由です。

移民の子孫たちがまだ広東語を母語としているというわけなんですね。

実際、わたしにはシンガポール人やマレーシア人の友達がいますが、みんな広東語をしゃべりますね。

しかもお互いの広東語はほとんど同じなので、彼らはお互いに問題なくコミュニケーションをとることができます。

ただ、マレーシアの広東語にはマレーシア語の借用語があるなど、その土地で独特の発展を遂げている例もあるようです。

香港の若者や大卒者は英語と標準中国語を話す

香港の若者や大卒者は英語と標準中国語を話します。

つまり、基本的に3ヶ国語話者というわけなんですね。

香港はアジアの金融と貿易の中心として発展してきました。

また香港は土地が狭いため、どうしても内需だけではお金を十分に稼ぐことができず、どうしても外国人とビジネスをするという発想になります。

よって、香港人にとって英語力はものすごく基礎的な能力であり、しゃべれたらプラスというよりも、しゃべれないとマイナスになるような必要不可欠な言語というわけなのです。

一方、香港は1997年にイギリスから中華人民共和国に返還され、今では完全に中国の一部となりました。

これにより中国本土との結びつきが強くなり、また中国経済のすさまじい成長も関係して、香港での標準中国語勉強熱が燃え上がったというわけです。

ちなみに中国返還前に教育を受けたような老人世代は、英語も中国語もそこまで上手ではありません。

だから香港で困ったことがある場合は、なるべく若い人を探すようにしましょう。

香港で英語は通じるの?

とはいえ、単語をつないだ程度の英語であれば、どんな香港人でも理解してくれます。

具体的には、道を聞いたり買い物をしたりという程度の英語ですね。

実際わたしも英語で道を尋ねたことがありますが、全く問題ありませんでしたよ。

また、観光地・ホテル・駅・空港などで働いている香港人は、年齢に関わらずみんな上手に英語を話します。

だから旅行中に言語で困ることはほとんどないです。日本人よりは確実に英語ができるので安心してください。

(逆に相手の英語が上手すぎて困るかもしれません。笑)

香港で日本語は通じるの?

結論からいうと、香港で日本語は通じません。

もちろん、話しかけた相手がたまたま日本語のできる人だったということはあるかもしれません。

でも基本的にはその確率は極めて低いですね。(ありがとう、くらいは誰でも言えるでしょうが)

実際、香港で日本語能力試験(JLPT)を受ける人は毎年3万人以下と言われており、香港の人口が730万人前後であることを考えると、実に250人のうち1人しか勉強していないことになります。

これを多いと見るか少ないと見るかはあなた次第ですが、1/250という確率だけでいうと、「香港は日本語が通じる場所」とはとてもじゃないけど言えません。

なお、ひょっとしたら有名なホテルやレストランには、日本語ができるスタッフがいることもあるかもしれません。

でもやっぱり基本的には通じないと思って旅行をした方がいいです。

参考資料:2016年1月日本語能力試験結果の概要

香港の漢字を読んで意味は分かる?筆談はできる?

結論、香港の漢字を読んでも意味は分からないですが、筆談はできるかもしれません。

さきほど広東語と中国語はお互いにコミュニケーションができないと書きましたが、文字にするとほとんど同じです。

だから中国語を少しでも習ったことがある人は、香港の街中に出ている看板やメニューを解読することができます。

ただ、やはり中国語を理解しないままに日本語の知識だけで解読しようとすると無理がありますよ。

でも看板やメニューには英語も表記されていることが多いので、中国語の漢字を見つつ、英語と照らし合せていけば、なんとなく意味が分かるでしょう。

特に最近はスマホの翻訳機能がものすごく発達してきているので、外出中でもストレスなく調べることができるはずです。

なお、日本語の漢字を用いて香港人と筆談することは、内容にもよりますが、基本的には可能です。

もちろん日本語の漢字と広東語の漢字は使い方が異なりますが、ジェスチャーを加えつつ筆談をしているとなんとなく相手に意思が伝わるものです。

ここはあまり恐れることなく、頑張ってあなたの意思を相手に伝えてみてくださいね。

香港って何語?のまとめ

ここまで長々と香港の言語事情について説明させていただきましたが、なんとなく事情をご理解いただけましたでしょうか?

1つの言語しかない日本人から言わせると、海外の言語事情ってかなり複雑に思えますよね。

でも実は1つの言語しかしゃべらない国というのは少なくて、多くの国が2つ以上の言語を日常の中で使って暮らしています。

香港もまた国際都市であり、中国の特別行政区という土地柄、日常的に使用する言語が3つもある地域となってしまいました。

中国語ができる人なら旅行がしやすいですが、そうでないなら簡単な単語程度の英語力と漢字の筆談でなんとかなります。

ぜひ、楽しい香港旅行にしてくださいね。

それでは今回はここまで。

参考記事:中国・台湾・香港の違いをサルでも分かるように解説

参考記事:マカオ(澳門)と香港の違いをサルでも分かるように解説!

参考記事:台湾旅行と香港旅行を徹底比較。香港と台湾おすすめはどっち!?

参考記事:マレーシアて何語?英語や中国語は通じる?マレーシアの言語事情!

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