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【中国語文法】“很、真、好、挺、蠻、非常、太、超”の使い方・区別

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【中国語文法】“很、真、好、挺、蠻、非常、太、超”の使い方・区別

ここでは「很、真、好、挺、蠻、非常、超、太」の区別について説明しています。

これらをマスターすれば、形容詞のさまざまな程度が表現できるようになります。

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很(hěn/ㄏㄣˇ)

<意味>

「とても〜」

語調を整えたり、これから形容詞を言うことを示すことができる。

<例文>

今天很熱。(今日は暑い。)

那隻狗很不可愛。(あの犬は可愛くない。)

我很喜歡旅行。(わたしは旅行が好きです。)

「很」はとても変な語です。

辞書には「とても」とありますが、実際にはあまり意味のない語として使われています。

では一体「很」にはどのような役割があるのでしょうか?

まず、「很」には語調を整える役割があります。

中国語はリズムを非常に重視する言語であり、形容詞の前に「很」を置くことで、ワンテンポ置いて語調を整えることができるのです。

また、中国語には一語のみの形容詞が多いため、形容詞の前に「很」を置くことで、形容詞の位置を明確にすることができます。

つまり、

今天熱 のように「很」がないと、形容詞の音は「rè」だけなので聞き取りにくいです。

ですが、

今天很熱 ” のように「很」があると、形容詞の音が「hěn rè」のように二語となり、聞き取りやすくなります。

このように「很」には、語調を整えたり形容詞の位置を明確にする役割があります。

なお、「很」は心を込めて少し強く言うと、「とても」という意味になります。

つまり言い方で意味が変わってしまうんですね。

この通り、やっぱり「很」は変な単語なんです。

真(zhēn/ㄓㄣ)

<意味>

「本当に〜」「実に〜」

感嘆の意

<例文>

你真厲害!(あなたは本当に/実にすごい!)

她真漂亮啊!(彼女は本当に/実に綺麗だ!)

那家店的牛肉麵真好吃!(あの店の牛肉麺は本当に/実に美味しい!)

「真」を加えることで、感嘆の意味を表すことができます。

好(hǎo/ㄏㄠˇ)

<意味>

「ずいぶんと〜」

<例文>

家裡好熱鬧。(家の中がずいぶんと賑やかだ。)

這個東西好貴。(これはずいぶんと価格が高い。)

日本語では「ずいぶんと」のように訳すことができ、程度が甚だしいことを示します。

挺(tǐng/ㄊㄥˇ)

<意味>

「なかなか〜だ」

<例文>

他的作品挺好的。(彼の作品はなかなか良い。)

你的兒子挺高的。(あなたの息子はなかなか背が高い。)

※「挺+形容詞+的」とすることが多い。

「挺+形容詞」で「なかなか〜だ」と訳します。

また、weblio辞書によると「挺」の程度は「很」より低いとのことです。

なお「挺」は台湾よりも中国でよく用いられる語です。

台湾で言っても変ではないですが、一般的には中国で多く用いられています。

蠻(mán/ㄇㄢˊ)、滿(mǎn/ㄇㄢˇ)

<意味>

「まあまあ〜だ」

「けっこう〜だ」

<例文>

這首歌蠻好聽。(この歌はまあまあいい歌だ。)

新加坡還蠻小。(シンガポールはけっこう小さい。)

※「還蠻(滿)」とすることが多い。

「蠻(滿)+形容詞」で「まあまあ〜だ」「けっこう〜だ」と訳します。

なお、「蠻」と「滿」はどちらを使ってもOK。

全く同じ意味の語として台湾で広く使われています。

非常(fēi cháng/ㄈㄟ ㄔㄤˊ)

<意味>

「たいへん〜」

「非常に〜」

<例文>

他的發音非常好。(彼の発音は非常に良い。)

英國的街景非常的美。(イギリスの街並みは非常に美しい。)

非常難過。(とても悲しい。)

我非常不喜歡辣椒。(わたしは唐辛子がとっても嫌いだ。)

※二つ目の例文「英國的街景非常的美。」のように「非常的+形容詞」とすることもできる。

この表現はこれまで説明した中で一番程度が強い表現です。

文字通り「非常に」という意味であり、良いことにも悪いことにも使えます。

また、「非常+不+形容詞」のように、否定形も作ることができます。

太(tài、ㄊㄞˋ)

<意味>

「〜すぎる」

<例文>

你家的狗太可愛了。(あなたの家の犬は可愛すぎる。)

臭豆腐太臭了。(臭豆腐は臭すぎる。)

太好了。(よかった。)

※通常「太+形容詞+了」の形で使うことが多い。

「太〜了」で「〜すぎる」という意味になります。

良いことにも悪いことにも使えます。

また、「太好了」で「よかった」という意味になり、これは例外的な用法になります。

超(chāo/ㄔㄠ)

<意味>

「超〜」

<例文>

新幹線超快。(新幹線は超速い。)

上台前超緊張。(舞台に上がる前は超緊張する。)

※「超級(chāo jí/ㄔㄠ ㄐㄧˊ)」という言い方もあり、意味は一緒。

これは日本語から来た言葉であり、若者言葉です。

ですので、中国語でもフォーマルな場では使えません。

普段から使いすぎて、仕事の時などに口から出てしまわないようにしましょう。

(便利な語ですが、心配な方は普段から言わない方がベターです。)

程度の強弱

上で紹介した語を強い順に並べると以下のようになります。

「太>超=非常>好≧很>挺=蠻」

※「真」は感嘆を表す語であり、少し性質が違うので入れませんでした。

この通り今回ご紹介した語には強弱があります。

ですが、あまりこの序列を気にしないようにしてください。

気にしずぎると会話がぎこちなくなってしまいますし、形容詞の程度なんて所詮は話者の主観で決まるので、のびのびと話してればいいんです。

それで明らかに使い方が変だったら、相手が変な顔をするだけです。

ですので、ぎこちなくなるくらいなら、使いながら覚えていくくらいがちょうどいいですよ。

ただし「太(すぎる)」にはやや負の意味があるので気をつけてくださいね。

では、今回はここまで。

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