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台湾で同性婚が認められる。憲法解釈や反対の声についても解説!

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台湾で同性婚が認められる

こんにちは、ゴダです。

(Twitter → @oogoda1

今回は台湾で同性婚が認められたニュースについてです。

「同性婚?自分には関係ないな…」って思ったそこのアナタ!

あと数行だけ読んでいただけますでしょうか?

これは歴史に残るような大きなニュースですし、知識ゼロでも概要が分かるようにまとめましたので、一度読んでいただけたら嬉しいです。

なお、以下の内容は台湾のニュースなどをもとにまとめ上げましたが、ご意見・ご指摘などありましたらお気軽にどうぞ。

この文章を読んでほしい人

→台湾の同性婚のニュースについて知りたい人

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同性婚が認められるまでの道のり

台湾での同性婚の議論は今日に始まった話ではありません。

Wikipediaによると、古くは1958年に同性婚を認める旨の請願を政府に提出した人がいます。(拒否されてます)

また、その後も1986年に同性愛者の祁家威さんが同性婚を制度化する旨の請願を政府に提出したりしています。(これも拒否されてます)

祁家威さん

祁家威さん

そしてこれらの事例以外にも、これまで様々な個人や団体が同性婚の合法化に向けて活動してきましたが、全て拒否されてきました。

しかし、それでも祁家威さんは諦めませんでした。

祁家威さんは2013年3月にもお相手の男性と結婚手続きをしようとします。

しかし結果的にこれも拒否され、行政訴訟を起こしますがこの訴訟にも負けてしまいました。

そして今回、同性結婚ができる方法を考えていたところ、民法が憲法に反している可能性があることに気づき、司法院大法官会議に憲法解釈を要求しました。

(※司法院大法官会議・・・台湾の最高司法機関。憲法を解釈する役割を担っている。)

いろいろ難しい単語が出てきて混乱しそうなので、ここで分かりやすい解説を挟みます。

【分かりやすい解説】なんで民法が憲法に反してるの?

まず、台湾の憲法(中華民国憲法)の第二章第七条と第二二条には以下の記載があります。

第二章 人民の権利義務

・第七条
中華民国の人民は、男女、宗教、種族、階級、党派の区別なく、法律上一律に平等である。

・第二二条
およそ人民のその他の自由及び権利は、社会秩序及び公共の利益を妨げない限り、均しく憲法の保障を受ける。

中華民国憲法 日本語訳

法律文なので堅苦しくて読みにくいですが、

簡単に言うと、

「台湾人はみんな平等!社会秩序を乱さなければ自由に生きていい!」

ということが憲法に書いてあるんです。

でも、台湾の民法には「婚姻は男女がするものである」というような記載があります。

つまり、現行の民法では同性婚が認められていないんですね。

でもこの内容だと同性愛者の婚姻の自由や平等がないので、民法が憲法に違反していると解釈できます。

ご存知、憲法は国の基礎となる法であり、すべての法律は憲法をもとに作られている必要があります。

ですので、民法が憲法に違反しているなんてことはあってはならないのです。

今回、司法院大法官会議は憲法解釈を行い、上記のようなロジックで、同性婚を認めないのは憲法違反にあたると判断しました。

そして司法院大法官会議は、2年以内に現在の民法を改正するか新法を制定するよう立法院(国会)に求めました。

なお、立法院が2年内に法律の修正または制定をしなかった場合、民法の婚姻は自動的に同性にも適用されることになるそうです。

アジア初の同性結婚認可

このままいくと、台湾はアジアで初めて同性婚を認可した国となります。

欧米には同性結婚を認可している国がたくさんありますが、保守的なアジア地域で同性婚を認めるのはかなり革新的なことですよね。

なお、これにより「台湾は自由・平等・人権などを尊重する国だ!」ということを世界にアピールできます。

つまり「台湾は人権を軽視する中国とは違う」という印象を世界に与えることができるんですね。

まあ、このような意図が台湾にあるかどうかは分かりませんが、今回の判断が台湾の国際的地位向上のプラスになるといいですね。

反対の声

もちろん、台湾国内には同性婚に反対する人たちもたくさんいます。

その主な勢力は宗教団体や中国国民党の立法委員となっています。

反対する主な理由は、家庭に関する伝統的な価値観が崩れてしまうというもの。

つまり「家庭には父ちゃんと母ちゃんがいるのが当たり前でしょう」と主張しているワケです。

ここまで反対派のことをサラッと書いてしまいましたが、実際はすっごく混乱していますよ。

具体的には、2016年12月3日に同性婚に反対する人たちのデモが行われ、18万人が参加したりしています。

賛成派と反対派の衝突があり、怪我をする人なんかも出ています。

私は同性婚に賛成ですが、これは伝統的な価値観に関わる問題であるため、受け入れられない人がいるのも当然でしょう。

いずれにせよ司法院大法官会議がすでにOKって言ってるので、もう状況は変えにくいでしょうが・・・。

数々の問題点

「家庭に関する伝統的な価値観が崩れてしまう」という問題点以外にも、いろいろ問題点はあるようですね。

例えば、民法の記載を「父親、母親」から「配偶者」と変えるとなると、身分証や教科書も書き換える必要が出てきます。

特に身分証の書き換えは面倒です。

なぜなら、台湾人なら誰もが持っている身分証の裏には、父親と母親の名前を書く欄があり、そこにははっきりと「父親」「母親」と印刷がなされています。

そして、台湾には2300万の人が住んでいるので、それら全ての身分証を再発行するとなると、膨大な手間と費用がかかるというわけです。

民法の改正にはこのような現実的な問題もありますので、慎重派が出てくるのも理解できます。

私が見た台湾の同性愛者たち

6年ほど台湾で生活してきて、実際にたくさんの同性愛者を見てきました。

と言っても、中にはしっかりカミングアウトしている人や、隠しているけどバレてしまった人など、様々な人がいました。

ただ、台湾では日本より表に出してる人が多い印象ですね。

台湾のLGBTに対する理解度はかなり高いですから。

また、台湾では女性同士のカップルもよく目にしますよ。

街を歩いてると、男性みたいなファッションをした女性と、女性の格好をした女の子が手を繋いでデートしてるのをよく見ますよ。

日本じゃそんな光景は目にしないので、台湾で生活し始めたばっかりの時はびっくりしちゃいましたね。

なんでも、聞いた話によると、失恋のショックで男性不信になった女の子が、女の子しか愛せなくなっちゃうんだとか。

とにかく彼女らには彼女らなりの事情があるみたいなんです。

同性愛に寛容な社会を求めて台湾移住する日本人もいる

今回のニュースから分かる通り、台湾は同性愛に寛容な社会です。

ですので、中には同性愛に寛容な社会を求めて台湾に移住する日本人もいるみたいです。

(私は違いますが。)

また、一般的に台湾の男性はめちゃめちゃ優しくて、付き合うとすごく相手に尽くします。

このような台湾男性の性格も人気であり、余計に多くのゲイの人を惹きつけているようです。

10人に1人が同性愛者という事実

日本で生活してると本当に同性愛者を見ないですよね。

いや、いることにはいますよ。

きっと仲のいい友達や大切な人にはカミングアウトしているのでしょう。

でも欧米や台湾みたいに、街中で手をつないでデートしてるのって見ないじゃないですか?

これはきっと、日本社会の同性愛者への理解が低いから、隠して生きるしかないんですよね。

でも実は、同性愛って統計的には男性なら10人に1人いる計算になるんですよね。

その数なんと、左利きの人と同じ!

いわば、同性愛は生まれもっての身体的特徴みたいなものです。

この理解が日本でもっと進めばいいのにと個人的には思います。

おまけ 〜欧米はすごい!〜

私は2016年に7ヶ月くらいかけてヨーロッパを周遊していました。

その間にスペインとデンマークで二回もLGBTのイベントに遭遇し、欧米でのLGBTへの寛容度の高さを思い知らされました。

もちろん、日本でもLGBTのイベントやパレードは開催されています。

でも、それでも欧米はLGBTへの理解がより社会に浸透しているような気がしました。

以下はスペインのマドリードで撮ったゲイ・イベントの写真です。

100% GAY!

100% GAY!

ゴダ
「100% GAY」って・・・(笑)

写真中央にLGBTの象徴である虹色の旗がはためいている

写真中央にLGBTの象徴である虹色の旗がはためいている

ゴダ
マドリードには町中に虹色の旗があったよ!

さすが欧米ですね。

日本でも若者を中心にLGBTへの理解が広まってるようですが、これがもっともっと広がるといいですね。

というわけで、今回は台湾のニュースについてでした。



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