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【実はいい加減?病院で薬がもらえない?】北欧の医療現場および福祉制度の実態

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こんにちは。

わたしは2016年に半年ほどデンマーク留学をしていました。

日本では「北欧は医療が発達していて福祉制度も充実しており、弱者に優しい社会である」と認識されています。

私もこれに一部同意なのですが、実際にこの目で見た北欧社会は一言では言い表せないほど複雑なものでした。

そこで今回は私のデンマークでの体験をもとに北欧の医療現場及び福祉制度についてお話していきます。

なお私は医療や福祉の専門家ではないので専門家的な角度からお話することはできません。

よって「私自身の体験から個人的に思ったこと」を書いていきます。

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デンマーク留学中に高熱を出した

2016年11月、デンマーク中に38度以上の高熱を出しました。

他にも頭痛や寒気や咳があり、これはインフルエンザかな嫌だなと思ってドキドキしながらデンマークで初めて病院に行くことにしました。

ちなみにデンマークで学生としてST1ビザを有している場合は歯科以外のすべての医療費が無料になります。

参考記事:デンマークビザの申請をしてきた

病院で診察

病院に着いたらまず受付に行き、ST1ビザ取得後にもらった健康保険証を提示し、自分の番が来るのを待ちます。

平日に行ったのでそれほど混んでいませんでしたが5分は待ちました。

先生は30〜40歳くらいの若い女性でセーターにジーンズのようなカジュアルな服装に白衣を着ただけの非常にラフな格好でした。

先生は英語が上手で(というかデンマーク人はみんな英語がペラペ〜ラ。国民平均でTOEIC900点くらいあるんじゃないか?)、とりあえず英語で症状を伝えます。

そして心拍数やのどの色や鼻の中をチェック。

それから小さな血液検査キットのようなもので血液を抜き(痛くない)、血液中のウイルスの量を調べました。

そしたら確かに健康な人よりウイルスの量が多いようで、「要注意だね!よく寝て、あったかいものを口にしてくださいね!」と言われ、インフルエンザかどうかについては説明せず。

それから薬がもらえるかと思いきや全くもらえず「では、今日はここまで、お大事に!」と言われて終了モードに。

おいおい待ってくれよ・・・

※この診察は無料でした。

デンマークの病院では薬がもらえなかった

これまで病院では薬が処方されるものだと思っていたのですが、デンマークでは違うようでした。

風邪やインフルエンザ程度では薬はもらえず、みんなそのまま家に帰って寝るそうです。

というのも、そもそも病気に対する考え方が日本とデンマークとでは違うようで「すぐに薬に頼ると免疫力がつかないので、自力で治す体をつくる」という考え方が一般的なようです。

その証拠に、デンマークでは子どもを寒さに強くさせるため、ベビーカーに乗せたまま氷点下でも外に数時間放置したりします。


(氷点下の中、保育園の建物の外に放置されているベビーカー。中には幼児が。)

こうして寒さに慣れさせたり免疫力を向上させるのがデンマーク人の一般的な習慣なのです。

それでも薬が欲しい場合は・・・

頭痛がすごかったのでそれでも薬が欲しいと伝えたら「近くの薬局にこういう薬が売ってるよ」と言われ、市販の風薬みたいなものを紹介されました。

薬はあくまでも自分で買わなきゃいけないそうです。

ここからは私の予想なのですが、おそらくデンマークでは保険料の節約のために風邪やインフルエンザ程度では薬を処方しないという決まりがあるのかもしれません。

その程度でいちいち薬をタダで患者に配布していたら、国の保険制度が崩壊しちゃうということなのでしょうか?

まあとにかく薬をもらえる気配は全くなく、薬局で市販の薬(ファブリン的な)を買うしかなかったです。

インフルエンザって感染力強いし老人なら亡くなっちゃうし、けっこうヤバい病気だと思うんだけどな・・・。

五日経っても良くならず、再度同じ病院へ

その後五日間ほど安静にしていましたが、それでも良くならなかったためもう一度同じ病院に行ってきました。

今度は男性の先生に変わり(同じくラフな格好で、英語はペラペラ)、同じく血液検査をしてもらうことに。

今度はややウイルスの量が減っているものの、やはり健常者に比べると多いとのことでした。

でもこの時もやっぱり「あったかくして寝て。お大事に。」とだけ言われ終了。

もう抗議する気力もなくなり帰ってからベッドに寝ていました。

数日経ってほぼ復活し、まともな留学生活に戻ることができました。

最後に

海外では日本の常識が通用しないことが多いといいますが、デンマークの常識は本当に日本の常識と違うなと痛感しました。

まず高熱があってウイルス性なのに病院で薬を出さない。これは本当にショックでした。

また診察は無料なので、診察が終わったら受付で支払いをすることなく、直接帰れます。

これはちょっと不自然な感じでした。

あと田舎の小さな診療所なのに誰もが英語ペラペラでかなり便利でした。

日本だと日本語が話せない外国人は英語ができる病院を探さないといけないと思います。

この辺は本当に感覚が違うなー。

他にも血液が入ったスポイトについては日本なら絶対にゴム手袋をして扱うと思うのですが、デンマークでは素手で直接触ってました(笑)

この辺は感覚が日本と全く違うというか、かなりラフだと思います。

北欧の医療は超先進的で日本なんかより全然しっかりしていると思ってましたが、素人目で見ても分かるくらいいい加減なところはいい加減でした。

今回の体験から思ったことはだいたい以上になります。



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コメント

  1. Nick より:

    風邪くらいで沢山の薬を出すような、医療機関が儲かる仕組みの出来上がった日本と比べて、デンマークの医療機関はやはり素晴らしい。
    風邪を治す薬はありません。風邪薬とは一時的に症状を抑えるためのものです。でも頭が痛い時はやっぱり解熱剤飲みたくなりますよね。
    それでもデンマークは決していい加減ではないですね。これは考え方の違いではなく、事実と都合のどちらを優先しているかの違いですね。
    せっかく留学したのですから、その国と母国の本質が両方見えてくるといいですね。