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紹介予定派遣の実態。正社員になれる確率は?面接はどんな感じ?メリット・デメリットは?

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紹介予定派遣の実態

紹介予定派遣の実態に迫る

「紹介予定派遣」って知っていますか?

紹介予定派遣とは、最初は派遣社員として最長六か月働いて、その派遣期間の評価が高ければ正社員として採用されるという雇用形態です。

これは2000年12月の「改正労働者派遣」により解禁された派遣システムであり、これにより派遣社員側は正社員になる前に社風や職場環境を確認でき、企業側は能力を査定することができるので、人材と企業のマッチングがより正確なものとなりました。

また、一般的に紹介予定派遣は採用されやすいため、正社員でなかなか採用されない人が、そのステップアップとして紹介予定派遣を利用することが多いです。

しかし実際に紹介予定派遣の面接に受かるためには、どの程度のスペック(経歴、能力等)が必要なのかがあまり知られておらず、その実態は不明確な部分もあります。

そこで今回は、過去に大手人材サービス会社で働いていた経験をもとに、紹介予定派遣の面接や実態についてお話ししたいと思います。

転職活動中の皆様の参考になれば幸いです。

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どうすれば「紹介予定派遣」の求人を紹介してもらえるのか?

まず基礎的なところから確認しますが、「紹介予定派遣」の求人は派遣会社に登録することで紹介してもらえます。

正社員の求人紹介を中心とした人材サービスに登録してしまうと、基本的には紹介予定派遣の求人は紹介されません。

ですので、紹介予定派遣に興味がある場合は、派遣会社の登録に行かなければなりません。

なお、具体的にはリクルートスタッフィング、インテリジェンスの派遣、テンプスタッフ、アデコ、スタッフサービス等が派遣紹介サービスを行っています。

どの企業も登録から採用まで、全て無料でサポートしてくれます。

紹介予定派遣を選ぶメリットについて

冒頭では、紹介予定派遣は派遣期間が最長六か月あり、派遣社員は社風や職場環境を、企業側は能力をしっかり精査することができるため、人材と求人のマッチングの精度が高いと書きました。

もちろんこれは紹介予定派遣最大のメリットと言えますが、実際に紹介予定派遣の制度を利用する転職者たちは以下のようなメリットを感じて応募しているようです。

▼大手人材会社「エン・ジャパン」が調査したアンケート結果

紹介予定派遣に関するアンケート結果

紹介予定派遣に関するアンケート結果

Q.紹介予定派遣の特徴で、魅力を感じるのはどれですか?

一位:直接雇用になる前に、社風や職場環境が確かめられる(74%)
二位:最長でも6ヵ月で派遣から直接雇用に切り替えられる(64%)
三位:最長6ヶ月の派遣期間があるので、即正社員の求人より採用されやすい(34%)
四位:選考で派遣会社の担当者がフォローしてくれる(32%)
五位:派遣期間中に派遣会社の担当者がフォローしてくれる(30%)
六位:事務の求人が多い(19%)
七位:大手や有名企業の求人が多い(17%)

調査:エン・ジャパン

これを見ると、求職者は紹介予定派遣に対し、社風や職場環境の確認ができること以外にも、様々なメリットを感じていることが分かります。

もしかしたら今この文章を読んでくださっている方も、上記と同じようなメリットを感じているかもしれません。

しかしここで気になるのが、本当に上記のようなメリットはあるのかということです。

上記のようなメリットが実際はないということであれば、紹介予定派遣じゃなくていきなり正社員就業でもいいような気がします。

そこで、大手人材会社でのキャリアコンサルタントの勤務経験を元に、以下で「紹介予定派遣に上記のようなメリットがあるのか」についてお話しします。

「一位:直接雇用になる前に、社風や職場環境が確かめられる」

私の答え:正しい

派遣期間にしっかり社風や職場環境を見ることができます。

また、当然、正社員になってから仕事が増えたり難しくなったりということはありますが、基本的には派遣時も正社員登用後も同じポジションなので、雰囲気はしっかりつかめるはずです。

なお、正社員になってから激務になることを恐れている人は、派遣時にしっかり社員さんたちの仕事量や帰宅時間を確認しておきましょう。

彼ら社員さんたちはあなたの未来の姿なので、参考にできる部分は多いです。

「二位:最長でも6ヵ月で派遣から直接雇用に切り替えられる」

私の答え:半分正しい

法律では、紹介予定派遣の派遣期間は最長6か月であると規定しています。

しかし、これは6か月経てば必ず正社員になることができるという意味ではなく、派遣期間中の評価が低ければ、6か月(あるいはもっと短い期間)で会社側から契約解除されることがあります。

実際私がキャリアコンサルタントをしていた頃も、たくさんの派遣社員さんが正社員登用されずに契約解除となっていくのを見ました。

契約解除になってしまった人の率は分からないですが、契約解除になってしまう人はだいたい最初の派遣採用時で「この人正社員登用されないかも」って分かってしまいます。

これは、企業側が人手が全然足りなくて、今すぐ人手が欲しい時は、求職者のスペックが低くても採用してしまう場合もあるからです。

企業はとても強かで、人手が足りないのでとりあえず誰でもいいから派遣で採用しておいて、それからじっくり正社員になれる別の人材を募集するなんてこともザラにあります。

だから紹介予定派遣で正社員になりたい人は、派遣期間中にけっこう頑張った方がいいです。

さもなければ、別のスペック高い正社員が入ってきてしまい、契約解除となってしまいます。

「三位:最長6ヶ月の派遣期間があるので、即正社員の求人より採用されやすい」

私の答え:採用はされやすいけど、正社員登用は別問題である。

紹介予定派遣は最初は派遣として採用されるため、即正社員の求人よりも採用されやすいのは確かです。

ただ、正社員への切り替えの段階では当然「この人は正社員としてやっていくだけの能力があるかどうか」という視点で評価されるため、同じように正社員のスペックが求められます。

だから最初に派遣社員として採用されることと途中で正社員登用されることは別問題であると考えた方がよいです。

※なお純粋な派遣求人には面接はないが、紹介予定派遣には面接があるので、最初の採用は派遣よりも難しい。

「四位:選考で派遣会社の担当者がフォローしてくれる」

私の答え:正しい

紹介予定派遣は派遣会社が紹介するサービスなので、派遣会社の担当者に夜面接対策や職務経歴書の書き方指導などのフォローはあります。

実際、私もほぼ毎日求職者の人の面接対策や指導を行っていました。

中にはずっと派遣ばかりやってきた求職者もおり、そういう人はあまり面接のノウハウがなかったりします。

また他の派遣会社からの求職者も同じ求人に応募していたりするので、競争は激しいことも多いです。

当然、自社(人材会社)から紹介した求職者が採用となれば企業側から紹介料がもらえるので、人材会社としては自社の求職者が採用になるよう頑張って指導します。

このように様々な事情があります。

「五位:派遣期間中に派遣会社の担当者がフォローしてくれる」

私の答え:正しい

正社員登用となれば、派遣会社はその段階でも企業側から紹介料がもらえます。

だから派遣会社の担当者は、派遣期間中も頑張って働いてもらえるようサポートします。

具体的には、職場の人間関係や能力的に難しい仕事なんかの相談にのります。

そして、どうすれば改善できるかを一緒に考えてくれて、時には派遣先に改善を促すこともあります。

派遣会社の担当者は意外にこんなこともやってるんですよ。

「六位:事務の求人が多い」

私の答え:半分正しい

これについては、私は一社の人材会社にしか勤めたことがないので、他の派遣会社さんがどうなっているのは知らず、はっきりとしたことは言えません。

ただし、私が勤めていた人材会社が取り扱っていた紹介予定派遣の求人は、ほとんどが事務の仕事でした。

というかそもそも、紹介予定派遣は「派遣か正社員かどちらで働こうか迷ってる主婦」の人による応募が多いので、事務が多くなる傾向にはあります。

逆に、少数ですが営業職の紹介予定派遣も目にしたことはありますよ。

「七位:大手や有名企業の求人が多い」

私の答え:なんとも言えない

これも私は一社でしか働いたことがないので、他の派遣会社さんがどうなってるかは分からないです(笑)

でも私の会社は中小企業の紹介予定派遣もけっこうたくさんありましたよ。

割合とかは全然覚えてないですが、大企業と中小企業の求人をけっこう均等に目にしました。 そして当然ですが、大企業の紹介予定派遣の方が面接通るのがはるかに難しいです。

大企業はかなり高いレベルを要求してきますので、最初から正社員の面接にいくような気持で挑んだ方がいいですよ。

紹介予定派遣は派遣より採用されにくく正社員より採用されやすい

ここまでの話をまとめますと、紹介予定派遣は「派遣より採用されにくく、即正社員より採用されやすい」です。

派遣と違ってちゃんと面接もありますし、企業によっては二次面接や三次面接もします。

だから派遣よりは圧倒的に難しいです。

また正社員登用時にも選考されるので、即正社員の求人よりも工程が多く、面倒くさいです。

当然、その分ハラハラする回数が多く、緊張もします(笑)

どういう人が紹介予定派遣を利用したらいいのか?

では、どういう人が紹介予定派遣を利用したらいいのでしょうか。

まず例えば、勤務時間が短めなら正社員でもいいという人は、紹介予定派遣が向いているでしょう。

つまり、まずは派遣で働いてみて、仕事時間が短かったり精神的負担が少いことを確認してから正社員になりたい人などにおすすめというワケです。

もしくは事務職に興味がある人も向いてますよ。

事務職は総合職と違って、経理や貿易事務、翻訳(外国語事務)などの汎用性の高いスキルを使います。

だから派遣でいろんな職場を見て、いいと思う場所があったら正社員になるのも悪くないでしょう。

紹介予定派遣で採用されるのは難しいからって、弱気になってはいけない

紹介予定派遣は派遣より難しいです。 二次面接や三次面接がある企業もあります。

でも弱気になってはいけません。

派遣会社はあなたに求人を紹介する前に、あなたの経歴がその求人に合っているかどうか、必ずマッチングをします。

だから派遣会社から求人を紹介してもらえるということは希みがあるということです。

また企業側もいずれは正社員に切り替えるつもりですから、あなたの成長を長期的に見て、今は能力が足りなくても、ハキハキとした態度ややる気を重視しているかもしれません。

だから面接前から弱気にならないで、笑顔の練習一つでもしてから面接に挑みましょう!

正社員になりたいなら最初から正社員求人に応募するべき

紹介予定派遣はいろいろと微妙な制度でして、最初は派遣社員として採用するわりには面接は通りにくかったりします。

しかも多くの企業は正社員並みに厳しく選考しますので、だったら最初から正社員求人に応募した方がいいとか私は思っちゃいます。

ただし、正直派遣でも正社員でもどっちでもいいという人や、事務職に興味があるという人には非常におすすめの制度となっています。

何度も言いますが、最終的に正社員になりたいのなら、最初から正社員の求人に応募したほうがいいでしょう。

無駄に職歴数を増やしてもドンドン転職しにくくなるだけですし、今のうちにバシッと一発で正社員になっちゃいましょう。

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